1-幕間
『っ!?ユージー!』
『あ?』
『今でしょっ!?』
『…何が?』
『人化だよ!ユージー、人間なんだよ?目が既に二つあるんだよ!』
『!?』
『今こそ、まさに第三の眼を開く時!』
『お前っ!? 天才か!? よし、ちょっと待ってろ!』
『落ち着いて、落ち着いてね。』
『ああ…』
『慎重に…』
『…』
『…』
『…どうだ?』
『うん…』
『…』
『…まあ、そのサイズなら恐くはないか。…いいんじゃない?一つ目小僧?一つ目入道だと思えば、まあ…』
『…』
『てか、何で目が減るだけじゃなくて、鼻と口まで失くなるの?眼が顔いっぱいに拡がるの?』
『っ!?知るか!俺には元々、第三の眼なんて無かったんだよ!無いもんを想像とか出来ねぇだろ!?』
『えー?そこは頑張ってイマジンしてこーよ。』
『お前らがスライム姿ん時の動画とか見せっから!あの一つ目の印象が強すぎんだよ!』
『理不尽の極み…。もう、なんか、顔の空いてる部分にアイパッチでもしといたら?ギリ、独眼竜でイケるんじゃない?』
『クソッ!いつもは、お前のがギャアギャアうるさいくせに!』
『うーん、今さらその程度の大きさじゃなぁ…』
『十分デカイだろ!?』
『フッ…。…等身大でなければ、どうということはない!!』
『…』




