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3-5 Lv.5



ヤバイ剣を食べきった後、さて、今後の方針は?とユージーに尋ねたら、


『ヒナコの話を聞く限りじゃ、今すぐ危険な状況にあるわけじゃないと判断していい、…気はしてる。が、まあ、先ずは、三人のステータス確認からだな!』


『…』


『…何だよ…?』


『…何か、ユージーが、突然イキイキしだした…』


『っ!いや、だって、レベルアップだぞ?しかも、一気にレベル5!何だよ、お前らは嬉しくないのかよ?』


『…嬉しい、けど。』


『ユージーみたいに、一気にテンション爆上げにはなれない。』


『!?』


自分で気付いているのか、いないのか。さっきからユージーは、ウニョウニョと世話しなく身体が蠢いている。まあ、追い詰められた後のレベルアップ、かなり嬉しかったのだろうということはわかるけど、


『…いや、まあ、だから、なんと言うか、今後の方針を決めるためにも、先に一度、ステータスは再確認しておかないと…。ここから逃げ出すにしても、準備もなく突然出てくのは危険だろ?な?』


『…まあ、確かに?』


『そうそう、そういうことだよ。よし、じゃあ、俺とシノがステータス送るから、マリカ、お前の分も入れて三つ並べてステータス上げてくれ。あと、スキルの詳細もな。』


『わかった。』


ユージーの言葉に素直に頷いたマリちゃん、ステータス画面を送れば、


『…上げた、よ。』


その言葉に、投稿画像を覗いてみる。



ーーーーーーーーーーーーーーー

名前:ユージ

種族:スライム

LV:5

HP:50/50

MP:20/25

スキル:

 意識共有(スライム)

 開眼

 探知

 new索敵

 new暗視

 new透視

 ????

エクストラスキル:鑑定

称号:第三の目開きし者

ーーーーーーーーーーーーーーー


「探知:任意の対象を探す」

「索敵:敵性対象を探知する」

「暗視:暗闇で探知する」

「透視:任意の対象を透かして見る」



ーーーーーーーーーーーーーーー

名前:シノ

種族:スライム

LV:5

HP:50/50

MP:25/25

スキル:

 意識共有(スライム)

 早く起きなさい

 ご飯よー

 new遅刻するわよ

 newいってらっしゃい

 ????

 おかんアート

エクストラスキル:この子のためなら死ねる

称号:おかん

ーーーーーーーーーーーーーーー


「遅刻するわよ:速度強化。消費MP5」

「いってらっしゃい:物理防御力強化。消費MP5」



ーーーーーーーーーーーーーーー

名前:マリカ

種族:スライム

LV:5

HP:50/50

MP:25/25

スキル:

 意識共有(スライム)

 フォロワー獲得(34)

 写真投稿(92)

 動画投稿(1)

 newマイクロインフルエンサー

 ????

エクストラスキル:印象操作

称号:インフルエンサー

ーーーーーーーーーーーーーーー


「マイクロインフルエンサー:フォロワー獲得上限が100になる」

「印象操作:対象に任意の印象を与える。消費MP5/対象」



『『『…』』』


まあ、お互い、言いたいこと、聞きたいこと、色々あるだろう。けど、うん、これはもう、何はさておき、


『…「透視」』


『…「透視」って。』


ユニゾン。


マリちゃんも同じこと思ったんだね。ヒナちゃんが漢字読めなくて良かった。


ユージーが、ちょっとたじろいで、


『…何だよ…?』


って聞くから、


『…「無い」』


『…「無い」ね。』


『!?仕方ねえだろ!これは、俺の意思とか関係なく!』


何か、必死に言い訳してる人がいるけど、聞こえない。聞かない。


『やーねー。ほんと、男って。』


『…シノさん、「男が」じゃなくて、「ユージが」』


『おい!マリカ!』


『ああ、本当、そうだね。うん、ごめん、今のは私の失言だった。』


間違いは直ぐ認める、即正する。大人だから。


『シノ!お前らな!?』


『あ!マリちゃん!フォロワー増えてる!』


『うん。森で仲良くなった子達が結構いて。』


『へぇー!いいなぁ。』


『お前ら、聞けよ!』







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