【登場人物】
◆シリウス・クロード・ベルンシュタイン
11歳の少女。ベルンシュタイン王家の十二代目当主であり、グラン・シャル王国史上初の女王。
後世において「狂王」と呼ばれることになる。
ハチミツ色とコーラルピンクの髪、琥珀色の目を持つ。女神グラシアールの現身、はじまりの王カノープス王の再来とされる。生まれながらの女王。
オスカーととある秘密を共有している。
◆オスカー
13歳の少年。シリウスに命を救われてから女王の側近となる。出身地不明。
記憶力が良く、性格は従順。
ココアブラウンの髪に金色の目を持っている。
とある秘密をシリウスと共有している。
≪七星卿≫
◆テオドロス・レグルス・ココアニス
30歳の騎士。通称テオ。紅の国の出身。最年長の七星卿。
緋色の髪、とび色の目の騎士。
飛竜の騎士の称号を持つ、名高く屈強な無敗の騎士。
正義感が強く、誠実で忠義に厚い。
名剣エレクトラを常に携えている。
◆リゲル・フローライト
11歳の少年。青の国の出身。フローライト家の神童。
頭脳明晰で現実主義。政治的手腕を振るう。
銀髪、氷薄色の目を持つ美少年。
少女と間違われることも多々あり、本人はそれを気にしている。
弓術に優れ、魔術師としての素養もある。
テオとは並々ならぬ因縁がある。
◆アリスタ・チャービル
15歳の青年。千草の国の出身。海賊を生業とするチャービル家に生まれる。
派手好きで楽観的。社交的で複数の言語が話せる特技がある。
七星卿のムードメーカーでありトラブルメーカー。
胡桃色の髪、若葉色の目を持つ。
海神ルカの加護を持つとされているが、魔術の体得はほとんどできていない。
◆カルマ
8歳の少年。紫の国の出身。瀕死の状態で王都に突然運ばれた。
後にシリウスによって名前を付けられる。大食い。最年少の七星卿。
ミッドナイトブルーの髪、紫色の目を持つ。
名前の由来は大英雄カルマより。
後に王家に深く関わることになる人物。
◆フィオーレ
10歳の少年。白の国の出身。グラシアール教の敬虔な信徒であり聖職者。
華奢な体躯故に、妖精のような容姿をしている。
穏やかな性格でその声には安らぎを与える。白髪、赤い目を持つ穴蔵人。
巫女の血筋であり、白魔術を得意としている。
◆リャン=シェン
24歳。黒の国の出身。 黒髪黒目の黒曜人。
医術、薬学、黒魔術に通じている。黒の国に通じる千年体術を体得している。
冷酷で残虐。皮肉屋。思慮深く達観している。
秘密主義者で謎が多い。
◆ヴェロス(ル・ヴェロス・ブルトカール)
18歳の青年。橙黄の国の出身。
褐色の肌のサザーダ人。深い金髪に翡翠色の目を持つ。
寡黙で鉄仮面。手先が器用で彫金や皮細工が得意。
希少とされている火の魔術師。
※年齢は女王即位後。
≪王家≫
◆ギルガラス(故)
第11代ベルンシュタイン家当主にしてグラン・シャル王国の先王。故人。
死の誓約を立てたことで、唯一の血縁である娘のシリウスを玉座に据えることになった。後世には愚王と呼称される。
≪小評議会≫
◆ベンジャミン・ルーサー
法務大臣。フローライト家に連なる一族。
リゲルの母、太后ネーヴェの従兄にあたる。
◆トマス・カルタス
陸軍大臣。常に鎧を着けた無骨者。
◆クレイン・アルフォンシーノ
外務大臣補佐官。小評議会議長。現アイギアロス領主の甥にあたる。
◆レイニー・ディック
外務大臣。シリウスを女王に推した一人。
◆カナリー・プランプトン
大蔵大臣。
◆ハロルド・グリッター
魔法長。
物語りが進むにつれて更新していきます。