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第5話 おだ君「折り本、お歴々、汚穢」

「俺も老人の残した物で一つ。

 知り合いにいつもにこにこ笑っている、気の良い老人がいたんだよ。俺もよく挨拶もしてた。

 それでその人が死んでさ、ちょっとショックだったよ。


 でさ、その人の家からあるものが見つかって、少し噂になってたんだよ。

 折本って知ってるか? ハリセンみたいに紙を畳んで作った本。今は綴じ本ばかりだな。

 それが見つかってさ。

 書いてあるのがお歴々、政治家とか社長とか、偉い人達の名前がずらりと書かれてたんだよ。

 それだけなら別にいいんだけどさ。

 その名前、全部、汚されてたんだよ。唾とか小便とかで汚穢されてた。


 あのいつも笑顔の老人が、一体どうしてそんなの書いて汚してたんだろうね?

 一番怖いのは、その本の中に俺の名前があった事だな。俺は別に偉くねえのにな。」

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