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第23話 ウだ君「塗籠、濡れ縁、濡れ仏」
「俺も仏の話をするか。
近所で、厚い壁の塗籠の古い倉庫から人型サイズ程の仏像が出てきた。
その家の持ち主の人達は、雨曝しの家の外の濡れ縁にそのまま放置して、濡れ仏になったら罰が当たると、家の中に飾る事にした。
しかし、すぐに警察を呼んで、その仏像は回収される事となった。
なんでかって? 仏像の中から人の死体が見つかったんだよ。
しかも白骨でもミイラでもない、新しめの死体。
所持者も意味が分からないと、怯えていたぜ。
特に仏像を飾った時に、空洞のはずの仏像の目から、血に濡れた人間の目玉が零れ落ちた時には悲鳴を上げたとかなんとか。」




