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今の気持ち  作者: kibou
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少しの希望

あれから1週間・・・。

なんとか、仕事に復帰できた。やはり生活のなかでお金は必要である。でも・・・。

まぁ会社もそんなに利益をあげない。うちの会社は、各自、独立採算制で個人の歩合でその日払いの所だ。商品を持ち込めば持ち込むだけ個人の利益になるのだ。私はそんな会社の事務員。会社の内情といえば・・・。個人に商品をもってきてもらいたかったら、同業のところより査定をよくする。ということは・・・査定をあげるのだから・・・会社の利益はおのずと減る。まして・・・会社というところは設備投資をしなければならない。結果・・・運営は思うようにいかない。ということで・・・お金のことは容赦なく相談される。まぁ私に相談されてもどうしょうもない。社長もよくわかってはいるとおもうが!兎にも角にも・・・まして力仕事たまに運搬。内勤さん社長もよく働く。でも・・・。

社長と私はビジネススタイルが違う。性別も違う。あうわけがない!薄情にいえば私はお金さえ横領しないかぎり会社的な責任はくることはない・・・しかし大なり小なり代表には責任は大きく彼にかかるのだが。にしてもあわない。よく衝突する。でもあたしはこの職業が好きだ。

でも最近将来の事を

考えると不安にたた襲われる。誰しもがそうだが気を使うのはいやなものだ。そう時に心が折れそうになる。はたして・・・。

仕事復帰から3日目、事件はおきた。

その日は運搬が忙しく朝から緊迫した空気が会社にながれていた。どんどん入ってくる商品、どんどん積み込みしなければならない商品。お昼には内勤、そしてわたしもつかれきっていた。


そんなとき社長からとんでもない言葉がでた。それはわたしのプライドが崩壊する言葉だった。

〔お前が戻る前は内勤とうまくいっていた・・・昼飯ただで食えてええのぉ〕

カッキンーーーーーーーー!プッリきれてしまった。


きれてしまった。存在をひていされたみたいだ・・・。くやしかった。再起がんばつているの 

に・・・!!私はいらないのか・・・。


きがはしかい私はきってかかってしまった。いいままで我慢していたことが爆発!!普通なら


社長にくってかかったらいけない立場、でも・・・社長とは男と女の立場。反発してしまっ


た。いままでがまんしてたぶん・・・ぶじまけた。


つぎの言葉をいった拍子、首にむかって社長の手がとんできた。そして椅子から倒れた。それ


から蹴りの連発!!!やりかえす気持ちは私にはなかった。


化粧はくずれくやしくて涙が・・・・。でもみんなにはそんなとこ見せられない。悔しさを押


それから仕事が終わりをつげた。そして社長と二人きり。


機嫌をとってきた。そうこのとき最後にしていたらよかったと、あとでおもう。男はそう簡単


にかわらない。その日だけ機嫌をとってきた。


明日からまた挫折をあじあうこととなる。


その日はいつもと同じように過ごした。でもいつもとどこか違う。


そうもうほんとはお互いすれ違っていたからだ。好きなはずの仕事のはずの話も、私は頭には


いらなかった。逆にうざかった。頼んで仕事に復帰したはずなのに・・・。私の頭の中で拒否


が昼間の事件で始まっていたのだ。社長もどこかしらかわってくれているとおもっていた。だ


がもう私達は首宣告うけたときから・・・終わっていた。


なんかさ暴力をうけてしまえばなにもかもやる気がおきなくなる。


話はかわるが、なぜわたしがシングルマザーになったのかといえば・・・。じつはDVなのだ。


当時の旦那ときたら・・・・。


その前になぜ結婚したかといえば。だれもが祝福してくれる結婚ではなかった。私は17歳、旦


那は18歳。私は高校生3年、卒業まじかにせまっていた。このとき私の両親は必死だっただろ


う。そう私はあまりよい子ではなかった。でも高校だけは卒業してほしい両親とあまりそんな


ことに執着してない私。衝突はさけられなかった。


遊んだ。そのときにあったのが旦那だった。私はバカだった。妊娠した。それも旦那の言葉を


信じて妊娠した。私は両親にはむかいたかっただけかもしれない.....いまは、わかった自分が


いやになる。世間をしらないとはこんなにもこわいとはしななかった。でもいまはそのときで


きた子供の母だ。逃げるわけにはいけない。愛おしい。


このときの旦那の子供を2人さずかることとなる。


結婚して・・・・初めはよかったのだ。しあわせとほんとにおもっていた。でも、たびかさな


る旦那病気といろんなことがたびかさなりしあわせはそうながくは・・・・。男というも


の・・・私の場合は、であった男はなにごとにも責任感が欠落していた。まぁ私もあまいのだ


が・・・浮気に始まり暴力におわる。そんなこんなで7年間元旦那とは終止符を打つこととな


る。そんなのと旦那に養育費をもとめるだけ無駄だ。もちろん望んでのなかった。そんななか


であったのが5年付き合うこととなる人だった。この人とは生活にまけたのだ。元旦那とはちが


い凄くやきもち焼きだった。お水をしていた私は仕事もやめさせられた。つぎの仕事をみつけ


ても男がいるとわかればやめなければいけなかった。それでもよかった。彼は経済力と凄く頭


がよかった。子供のこともじつによかみてくれた。それなりのイベントもこなしてくれた。そ


んな当たり前のことも当然とおもってしまったみたい。馬鹿だな私。そんなところにであって


しまったのが社長だった。刺激がほしかったわたしはその誘いにのってしまった。自分はでき


るとおもってしまった。それに同じ仕事とくれば、話もあうし苦しみも分かちあえた。この頃


のわたしは同じ苦しみを話せるのがたのしくなっていた。その点彼氏は・・・私のすることは


全部否定と少しいらだちがあった。その為、どんどん仕事にのめりこんだ。そしておのずと社


長とも・・・・男と女の関係に・・・なるのに時間はかからなかった。そのときはよかった。


新鮮で・・・それに深入りするつもりはなかった。ただそのときだけ・・・・だがずるずるい


ってしまった。


そして・・・しれんともいえよう事件がわたしをのがれなくする。


話は仕事のはなしに戻ることとなる。社長と関係をもった。2日後・・・・その事件はおこる。


その日はよく晴れた日だった。営業も私なりに満足し会社に戻ると・・・。


たくさんの人が会社を取り囲っていた。すぐに異常にきずいた。その中の一人が、私にいかず


いてきた。免許証の提示をもとめてきた。そう、警官だった。なにがおきたのか・・・・。警



官がみるみるふえてきた。そして会社のスタッフのどんどんかえってきた。そしてみんな職務


質問。罪状はスタッフの中に最近問題になっている。不法投棄・・・そう責任はもちろん当人


もだが・・・会社も同罪。指示をしたことになるのだ。その日社長含め当人連行。また問題と


いうのはかさなるので・・・当社はありがたいことに移転がきまっていた。引越しは2日


後・・・。

 

警察がきてから社長は連行された。会社は混乱した。会社の移転の準備はしないといけない


し・・・さてどうしょうか・・・・。とりあえず社長不在のままスタッフが移転の準備をすす


めないと・・・。社長が不在のままスタッフが手をかしてくれることになった。ありがたかっ


た。うれしかった。 みんなまだ寒い時期に汗だくで作業をした。取締りがおわればすぐにあ


たらしい会社で仕事ができるように・・・。



一方、社長のほうはまるで警察で犯人扱い・・・・どんどん衰退していく。ドンとしていた社


長のすがたはだんだん消えていく。少しずつやつれていく。わたしはそんな社長をほっておく


ことはできなかった。毎日一緒にいることとなった。


仕事のほうも立て直したいけないといけない。そう・・・今回の警察の捜査に対していろいろ


事件性がどんどん発生してきたからだ。会社的には他同業と一緒のシステムだったのでまった


くといっていいほど、法にはふれていないとおもっていたから・・・見直すところがたた出て


きた。その一つ一つを検討していき、このグレーだった職場をクリーンにしていかなければな


らなかった。そうまったく無知だった。人間の認識というのはぜんぜん違うのだとこのときほ


ど痛感したことはなかった。 まずは警察に質問してみた。


まったく分からないという回答だった。だったらなぜ取り調べがはいったかというと・・・ま


ぁ結局個人がおこしたことが会社にふりかかりこの業界はじめての取締りがはいった。だから


だれもしらないことだらけ・・・・。でも知らないではこれからは許されない。もし今度同じ


ことで取締りが入れば・・・アウトだ。だから念入りに調べる必要性があった。市役所から弁


護士、この業界に必要な許可、そして免許。 



そんな感じで一月がたとうとしていた。時間が立つのはこんなに早いのかと思った。



一方・・・わたし個人の私生活といえば・・・。




社長と男と女の仲にずるずるなっていた。先文にも書いたように初めはよかった。でも私のな


かでは煮え切らないものがあった。そう5年間一緒にいた彼のことだ。今おもえば私のすること


のバランスをとってくれてたのは彼だ。いろんなトラブルに巻き込まれないように見守ってく


れていた。彼のいうことを聞いていれば今回の会社の事件も着込まれることもなかっただろ


う・・・。きずいたときには彼は遠くに離れていた。というかはなしてしまったのは、ほかの


だれでもない私だ。日に日に彼への気持ちはつのっていった。どうしたらいいのかな・・・。


片思いがこんなに切ないなんて・・・思ってもいなかった。でも、そんなこといっても、一度


うしなった信用というのはそう簡単にはもどれない。しかし心と裏腹な行動をしてしま


う・・・彼が嫌いな仕事に没頭してしまう。だって仕事をしなければ生活だって、子供たちだ


ってまもれない。しかし今の私には挫折感そして仕事の威力さえもない。だれにもたよれな


い。もしも彼がいてくれたら・・・アドバイスは的確にさとしてくれただろう。



でも、彼をきずつけてしまった。今だから思う。ごめんなさい。そしてこの世に本当に運命な


んてものがあるなら、私はあなたに命をささげてもいい。



そんなことを思うときそとはいつも雨・・・いいよなぁ空はいつだって泣ける。私には泣く余


地も後悔する時間もなかった。負けをみとめたくなかった。でも一人になっておもいだすの


は、うしなってしまった・・・君。遠くからでもいい私、あなたのその深く傷つけてしまった


君の心を償いたい。こんなにあきらめが悪くてごめんなさい。一生君をわすれない。



また、気がむいたら連絡してな。




私生活はこのまま中途半端のままだ。社長とはどんどん深くなっていく。私の心は・・・どこ


にあるのか?



そんなこんなで日々は無惨にもすぎていく。会社のほうもなんとか形になってきた。


有り難いことに捜査がはいったことで、わたしそしてメンバーすべてが、いままでしてきたこ


とは、違法だとしり、そしてなぜ違法なのかわかった。




この業界に震撼した。なかには、すでに個々がしていることを違法だとしっていた者もいた。


ここから先は・・・・・・・当社は違法をしないということだ。


今回の捜査の情報は十分なぐらい世間に知れ渡った。そして捜査が終盤にさしかかった頃、わ


が社の事件は新聞に掲載された・・・・。



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