甲子園に行こう!
知らないッ?
人気のスマホのアプリを?
高校生の野球部を育成して、甲子園優勝を目指すアプリを。
プロ野球チームと同じだろうって?
違う、違う別物なのだ。
一番違うのは、伸びしろ、だ。
育成を楽しめるのは、競馬ゲームの要素を取り入れているのだ。
練習方法によっては大きく成長する。
野球だけでなく、小説のように主人公の成長を楽しめる、
これがこのゲームの人気の秘密である。
でも、これがこのゲームの難しさにもなっている・・・
●プレイボール
強くなるには練習しかない・・・
練習によって、基礎体力を上げ、守備力、攻撃力を上げる。
朝練、午後連、夜連、1日7時間練習。
基礎体力がみるみるうちに上げって行く。
それに伴い、攻撃力、守備力も。
夏の大会に向け、練習試合で去年ベスト4チームに勝った。
もっと練習だ。
土曜、日曜も練習。
授業を削っても、練習だ。
あと、2週間で夏の県予選が始まる。
優勝候補の一角に上がっている。
出場選手を登録する。
あれ?
あれ、なんだ?
エースのピッチャーの選手登録ができない?
この選手には一番練習をさせ、育ってて来たのだ。
えッ、まさか。
『赤点、多数により、予選出場不可です』
練習ばかりさせたので、学習時間が不足して、期末テストで赤点を取っていたのだ。
しょうがなく、エースを外して、選手登録した。
2回戦で大敗した。
そして、夏は終わった。
×ゲームセット
●プレイボール
もう分かった。
練習のやり過ぎは禁物だ。
最低限の学業、テストに注意だ。
前回は少し焦り過ぎた。
少し時間をかければいい。
1年生を3年間育ててやればいい。
これがこのゲームの攻略法だろう。
練習のし過ぎにケガにも注意だ。
まず、基礎体力を上げる。
筋トレも効果的だ。
1年後、長身ピッチャーの投球は130km/hを超えた。
2年生の夏の大会、ベスト4進出を果たした。
準決勝で、優勝したチームにサヨナラ負けをくらった。
優勝したチームは、決勝で3年生エースがノーヒット・ノーランをし、圧勝した。
チャンス!
春の選抜では、3年生が抜け、優勝候補筆頭になった。
県大会を勝ち抜き、東海大会で優勝した。
春の選抜高校野球大会出場校に決定した。
すでに後援会を立ち上げ、寄付金を募っている。
お金がなければ、甲子園にいけないのは、ネットで調べていた。
ブラスバンドやチアも育成している。
甲子園大会でも優勝候補に上がった。
えッ?
大会まであと1週間だった。
部員の暴力事件が発覚した。
監督に見捨てられた3年生の反抗だった。
学校側は事態を重くみて、甲子園出場を辞退した。
×ゲームセット