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胎動
血が滾る......
眼は真っ赤に充血し全身はまるで沸騰機のよう、脚は痙攣を起こし使用不可を全力を以て訴える、
何故....
考えるまでも無い事、其れは知っている知っている知っている知っている知っている
総てが終わりを徐々に告げ始める、それは私だけの事ではなかった、真っ赤に腫れ上がりまるでミニトマトのようになってしまっている眼の黒点をどうにか左方に向けるとおよそ20m先の処で学生が泡を吹き眼からは決壊したダムのように血が悍ましい量流している。
この状況に置いて私は痛みを通り越し逆に頭だけ所々断線しかけたケーブルの様な意識の中冷静になれてしまっていた。
「あの子 ....」助けようと意識をそちらに向けようとしたその瞬間目の前がブラックアウトした。.........
モス