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仲間
「帰ってきたな。今までで一番早いんじゃないか?」
そこには先生たちがいた。
「せん……先生?」
「おめでとう。ゴールだ」
先生たちがいるすぐ後ろには、俺たちがいた寮がある。
ということは、間違いなくここは学校のところだ。
「どうだ、人とのつながりは」
「つながり、ですか」
「そうさ」
俺たちが鞄を背負ったまま整列をしていると、おもむろに先生が言葉をかけてきた。
「ここに来た全員とは言わないが、人との付き合い方が分からないっていうことが多い。だから、分からないということがうまく言えなくて、泥沼へと引きづり込まれる。君たちが一緒に歩んできた、彼らは同じ経験を共有している仲間だ。友達だ。それを忘れずに、これからを生きていってほしい」
そういわれ、俺は周りを見回す。
確かにそうだ。
ここまでやってこれたのは、彼らが一緒にいたおかげだ。
足りないところは補い合えばいい。
余っているところは与え合えばいい。
それが、友達であり、仲間なのだから。
「はいっ」
太陽はすっかりと上がっている中、俺たちは一斉に返事をした。




