機体設定/Vg-11 オーブラスチ “アラクネ”
○【Vg-11 オーブラスチ】(Vg-11 область)
フレーム:第三世代GS(特務仕様機)
全高:6.5m
重量:6.3t(全備重量)
動力源:小型核融合炉(ゼニット ZN-92 "ブーリャ")
捕水索数:4基
最高速度:240km/h(海面滑走時)
装甲材質:多層複合装甲
(アルターカーボン+高弾性セラミックコーティング、発泡合金)
搭乗人数:1名
基本武装:ゼニット ZR-55 “スヴェルク” アサルトライフル
ゼニット ZK-21 "グラーザ" ヘヴィー・チェーンガン
ゼニット 試製高周波振動長刀 “クリノーク”
○機体解説
ゼニット・コンツェルンが極秘に開発した特務仕様GS。同社が編成した特殊部隊「血風の利刃」において実験的に配備され、主に非正規戦や隠密作戦に使用されている。強化兵士向けのハイセンシな調整が施された本機は、第三世代の基本設計要項である高運動性および戦術柔軟性を追求しながら、特殊作戦への適性を重視して設計されている。そのため、汎用性というよりは、限られた状況下で圧倒的な効果を発揮する「特化型の汎用機」という矛盾を内包したコンセプトが見て取れる。
「血風の利刃」は、メルヴィル各地で強化兵士の性能評価を含む実地試験を繰り返しており、襲撃やテロ活動を頻繁に実行している。その深紅の装甲と、多眼を持つ特異な頭部から「アラクネ(蜘蛛)」の名で開拓者たちから恐れられている。