節約!電気能力で電気代0円、工場運営!!!!!
1話目投稿…(1年前)
2話目 導入みたいな……(半年前)
続きないんですか?(半年前の感想)
更新するか……(今)
赤城九郎という人はとてもストイックな人間だ。
無駄だと思うものには金は払わず、必要なものにはとことんお金や労力をかける。
結婚は無駄、子供は育てたくない。
友達は一定以上いらない。
儲かっても親に借りた金を返さない。
ゴミの日にゴミを捨てない。
認められている権利を重視し倫理的問題は考えず自らの目的のために行動する。
いや、ストイックというより社会悪かもしれない。
ストイックという言葉には、禁欲的で自らの目的の為一貫した行動を取るという意味がある。
赤城がそもそもパワースーツの製造業に手を出したのも、ヒーローになりたかったからであり、ヒーローになるために必要な金を稼ぐためだ。
ヒーローになるという目的からその為にお金を稼ぐという手段がメインになってしまっただけであり、赤城は今でもヒーローになることを諦めていない。
そしてヒーローになって誰かを助けたいのかといえば違うというだろう。
またヒーローとしてこの世界に秩序をもたらしたいのかと問われても顔を縦には振らないだろう。
彼はヒーローになりたいのであり、ヒーローとしての立場としてありたいのであり決して人を助けたいなどと言う自己犠牲的な献身は持ち合わせていない。
そもそもヒーローになるには兵器装甲Ⅱ種以上の資格と250万円の登録金が有れば、国家試験を受ける資格はある。
資金面では現在個人資産としてはかなりの金額を所持し、ごく一部の上澄みの技術者しか取れない特殊兵器製造許可証と言う国家資格を持っている彼にとって、学問的な問題もない。
なら何故、今まで受けなかったのかといえば、運動能力が絶望的だったからだ。
ヒーローになる為にずっと鍛えてきたし、武術家に弟子入りしたこともあった。金に物を言わせて秘伝の技を教えてもらうこともあれば、ヒーローや怪人などを観察して技を学ぶこともあった。
長い時間をかけて、力をつけた赤城であったが動体視力や反射神経は絶望的に引くかった。
ヒーローというのは、2〜10人程度のグループになり行動する。団体での戦闘では力よりも、反射神経を重要視する風潮があった。
それゆえ、反射神経を測る試験科目に割り振られた点は非常に多く、赤城はこれを突破できないと考え他の方法を探っている間に36歳になっていたのであった。
ただ赤城にとって幸運だったのは、自らの持つ超能力が反射神経が皆無でもグミ打ちしていれば勝てるようなものであったことだ。
現在、この世界における超能力者の人口は100%であり、1000年前が86%だったのに対し徐々に増加し現在では超能力をもたない人間は確認されていない。
一見、能力を持っていなさそうな人間でも何かしら能力を持っているはずなのだが能力者だからと言って本人が気付ける分けでもない。
農家に生まれて悔やんでいた赤城だったがわかりやすい能力だったという意味では恵まれていた。
彼の能力は"電撃"。電気を生み出し操る能力である。もしも農家であればさして役に立たない能力であっただろうが工場を経営するという面では最高に向いていた。
工場というのは物凄く電気代がかかる。その電気を賄っていたのが赤城九郎だ。
彼は勤務中、体に大量の電線を括り付け広い工場内の電気を賄っていた。
普通はそんな使い方はしないのだが、赤城は使えるものは自分の体だろうが親の金だろうが使う人間だ。
そんな彼にとって自身の能力は電気代浮いてラッキーとしか捉えられていなかった。
赤城は気づいていなかったがパワースーツの組み立て工場が何故儲かるのに、やる人間が少ないかといえば、危険な割に儲からないからだった。
たしかにパワースーツの単価は高いし、組み立てが行えるのは、特殊兵器製造許可証なる資格を所持した一部の人間だけであり慣れれば組み立ては難しくないが資格を取得するのが大変だ。
特殊兵器製造許可証を獲得するには凄まじい勉強が必要ながら、取得しても儲からない上、命も狙われるような職業にしかつけない。
そもそもパワースーツ制作に携わりたいなら特殊兵器製造許可証が無くても可能だ。
特殊兵器製造許可証はあくまで組織に一人いて、その人物が監督している状態であれば、監督下の人間は全員パワースーツ制作に携わるようになるものなのだ。
そういう人物は大手企業や研究機関に就職する。
そして永続的に所属するというのが普通のながれだ。
赤城にはヒーローになるという目的があり、特殊兵器製造許可証をとったのも、この資格を取るとパワースーツの製造のほかにパワースーツを運転する資格が内包されていることを知ったからだ。
さらに言えばヒーローでも出来ない、パワースーツの鹵獲や改造も可能でただヒーローになりたいだけの赤城にとって自分だけの最高のパワースーツを作ることもヒーローになる目的の一つであった。
赤城は資格取得後に多くの機関からスカウトを受けるが全てを蹴り、自らを起業しパワースーツの制作工場を作り上げた。
パワースーツは安くはない。
赤城は特にこだわりがあり、他の工事との差別化を図りブランドを築いていた。
それでいて、ヒーロー達はヴィランと戦闘を行い一定の期間でパワースーツを壊す。
赤城の工場では一つ500万くらいのものが、月に8個ほどの期間で定期的に売れるのだからとても儲かる。
先程説明した通り、スーツの製造は特殊兵器製造許可証を所持した人間にしかできないがこれは工場長や研究所の所長など、監督者が所持していればいいので実際に組み立てていた人間は適当に雇ったパートやアルバイトだったり、定年退職した職人だったりで点でバラバラだった。
なので彼らには高いお金を払う必要はないという持論で最低賃金で雇って酷使していた。
ついでに辞めたらヴィランに狙われるかもな、などと言って脅迫もしていたが。
ここまで聞くと儲かるなー、と思うのだが一番のネックが電気代だ。
500万程度のパワーアーマが月8個売れるとして月4000万円の利益だとする。
これは組み立てて納品するだけだが、ネジなどの部品は納品先の下請け工場から送られてくるのでお金はかかっていない。
そこから時給1000円で雇っているアルバイト達10人を8時間働かせたとして月240万円。
さらに機材や運搬用の機械、パワーアーマーへの充電費、工場の照明、侵入者撃退用の機械、その他諸々の電気代を含めると月3084万円もかかる。
4000万円-(3084万円+240万円)=676万円。
その上、襲撃されて工場の機械や人が怪我したら赤字である。襲撃されることがわかりきっている組み立て工場が入れる保険はない。
保険証を提出すれば医療費は免除されるが、機材に関しては保険適用外である。
月676万で命かけられるかっ!という商売がこのパワーアーマの組み立て業なのだが赤城は自身の能力によって生み出した電気を使って3084万円もの電気代を浮かしていた。
工場なのに電気を一切使っていない異常性から国税局や電気会社の人間が来たことがあったが、大量の電線を体に括り付け工場内を徘徊する彼をみてドン引きした様子で帰っていった。
試験を受けに行くというのに何故こんな話を始めたかといえば試験会場に向かう前に念入りすぎる準備を始めたからだった。
36歳という年齢は少々問題だった。
電気代を浮かすために使い続けた能力は熟練していたとしてもヒーローの本質は肉弾戦だ。
さすがに30歳を過ぎてくると人によっては体力が弱まってくる。もともと運動神経が悪い赤城は少々、試験に不安を抱いていた。
しかし、これを逃したら流石にもう機会はないと思っていた。
ドキドキとなる心臓を落ち着かせながら会場へ、向かう。
深く深呼吸をして落ち着いた赤城の心は久しくやる気に満ちていた。
絶対に受かってやると、出来なくても諦めず最後までやってやるとそんな決意が確かにあった。
次、次こそは試験うける……はず
自作の設定を忘れ主人公に試験前にパワーアーマを着せると言う大罪を犯してしまいました笑。直しておきました。
あらすじ通り進みます。
→グミ打ち
狙わずに適当に打ちまくること。
→メタ知識
現在、この世界における超能力者の人口は100%であり、1000年前が86%だったのに対し徐々に増加し現在では超能力をもたない人間は確認されていない。




