狭間の世界
申し訳ないです。
時間遅れました。
今日中にもう一度投稿します。
狭間の世界。
デモクエ6に出てくる第3の世界。
大魔王が創っただけあって、荒廃とした草すら生えない、
この世界には3つの町があり、それぞれ絶望、欲望、牢獄と言う不吉な名前が着いているのだが・・・。
「やっぱり誰もいないのか?」
【いないな。この世界にあるのはデッドムーアの城位しかなさそうだ。】
ルビシアに狭間の世界に送って貰った俺達は、先ずは近くに何がいるのか、ブラドに確認をさせていた。
本来のデモクエ6の流れでは囚われの2人の大賢者やら
真実のオーブに纏わるイベントがあるのだが・・・。
あ!そうだよ。城に入る方法ないじゃん!
「シュウ様。デッドムーアの城へはそのまま行けないんですか?」
俺の考えを読んだフィルが尋ねてくる。
「あぁ。確か、この世界自体にデッドムーアの幻覚魔法が掛かっていて、城にたどり着けなくなっているんだ。」
【安心せい。どうせこんな事だろうと思っていたのだ!のぅ。聖騎士の小娘よ!】
「はい!ブラドさん!私達で考えました!」
あ。(察し)
狭間の世界は、世界と言っても小さな島しかない。
デッドムーアの城に行く為には、島の北側にある入江に立ち、真実のオーブを使うと、この島の先に橋が現れ、隠された城が建つ離れ小島が現れると言う流れだ。
【うむ。魔法で隠されているようだが、やはりこの海の先にデッドムーアの城があるな。】
確かにその通りだ。
ブラドがゲームと同じ位置を指して指摘する。
「さぁ行きましょう!ブラドさん!『大地の祝福』!」
【さぁ!者共!とくと見よ!『極大放出魔法』!!】
その瞬間。白い光がこの世界を染め上げ、世界から色と音が消えた。
極大放出魔法。
公式設定では最強の魔法で、デモクエ6が初出だったはずである。
魔法学園に隠されて伝わってる魔法で、使用者の全MPと引き換えに、最大MPの3倍のダメージを与える魔法だ。
そして実際の効果以外に、ストーリー上の設定として、力尽くで『暗黒の衣』を吹っ飛ばせると言う設定があるのだ。
おぉ!魔法が解けて城が出てきたぞ!!
しかも、今の威力で城が半壊している!
しかし、これだとデッドムーア戦の時にブラドが使い物にならないのでは・・・?
【さぁ!もう1回だ!】
ブラドの小さい指では入らないのか、まるで腕輪の様になっているのは、山彦の指輪か!!
再び、究極魔法が世界を白く染め上げる。
そして光が収まった後には、大きなクレーターのみがそこにあった。
し、島ごとぶっ飛ばしやがった!?