蹂躙し、蹂躙される。
少し短めです。
フィルを助けたシナリオ的なメリットがある。
魔物達はフィルを捕らえ、その力を利用して人々の熟練度を奪っていた。
つまり、フィルの救出=魔法とスキルの復活なのだ。
「『五月雨』」「『極大真空魔法』」
俺とミレーヌの範囲技が圧倒的なステータスと共に振るわれる。
目に付いた魔物を吹き飛ばしながら、気軽に法の神殿内を進んでいく。
完全な蹂躙である。
「次は右側の物陰に1匹潜んでいます。」
「うん!」
フィルがいれば周囲の警戒の心配はない。
何せ物音を隠そうとも心の声は消せないのだ。
大方の魔物は倒してしまい、後は偽大神官のみ。
後は遅れてやってくる神官長とロンフーに丸投げすればいいな。
しかし、フィルがいてくれると非常に助かる。
まさに一家に一台と言うやつだ。
何かメイドみたいだな。合法ロリ。ちっぱい。
・・・あ。やべ。
「合法ロリ神官メイドですか・・・。
そんなに胸が気になりますか?ご主人様。」
「お父さん?」
ミレーヌの冷たい声と何だか楽しそうなフィルの声をスルーしてズンズンと突き進む。
俺は大人俺は大人俺は大人。いい歳してんだから自制しろ!俺!
ちなみに俺は巨乳もちっぱいも好きだ。
まぁそもそも触った事がないんだが。
「大人同士なんですから普通の事だと思いますよ?」
「そんなに触りたいなら私なら別にいつでも・・・」
合法ロリと非合法ロリの甘い囁きを強靭な精神力で自制する。
ど、どうしたらいいんだ!?
このまま行ってもいいのか!?
いや、駄目だ。リリーやステラとはどうなる!?
それに流石にミレーヌは駄目だろ!
あぁ!でも!でも!
女性はすべからく悪魔だ。
間違いない。大魔王なんざ可愛く見える。