表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おっさんのゲーム世界転移生活日記  作者: 太郎冠者
祝福の聖騎士
11/96

武具は装備しないと意味が無いぞ。

アクセス解析を見たら凄い増えておりました。

皆様の評価にも本当に感謝しかありません。


なるべく更新出来るように頑張ります!


デモクエ5は主人公が勇者ではない。


ゲーム開始時は少年期から開始される。

少年期の最後に『ラインバルト王国 』にて王子と一緒に『 栄光の教団』に誘拐され奴隷にされる。

そして10年後、見事教団から脱走しこのベリーオラトリオに流れ着く。

そこで出会った『 モンスター爺』から魔物使いの才能を見出されるのだ。


壮大な旅の途中、再開した幼馴染と結婚し、産まれた子どもが勇者だと判明する。

その子どもと一緒に『 栄光の教団』とその裏に潜む魔王を倒すというストーリーだ。


つまり、デモクエ5の要素を考えると、主人公には必ず結婚し、子どもを作って貰わないといけない。


放っておくにせよ手助けするにせよ、デモクエ5の進行度を把握しておく必要がある。




「ええっと、『 栄光の教団』と『モンスター爺 』って言うのは聞いた事がありません。『 ラインバルト王国』はこの街の北にある国ですよね?確か、この前王子が産まれたとかでお祝いしてたらしいですけど・・・。」


「その王子の名前は分かるか!?」


「ええっと・・・。ハリー王子だったはずです。」


なんと!?

ハリー王子はデモクエ5の主人公と一緒に誘拐され、奴隷となる王子の名前だ。


小説版によると2人が誘拐されるのが10歳前後。

少なくともデモクエ5関連のイベントが動き出すのは10年後からだと発覚した。


「そうだったのか。ありがとう!流石リリーだ!」


問題の先送りにしかなっていない気はするが、肩の荷が少し降りた気がする単純な俺である。






翌朝。


ベリーオラトリオの街の入り口でリリーと待ち合わせる。待ち合わせ時間より早めに来たのだが、リリーは俺より早く街の入り口で待っていた。

憧れの、今来た所ですシチュエーションだ。

関係は恋人関係ではなく、雇用関係だが。



「今日は熟練度を上げるために魔物狩りを行う。すまないが、サポートを頼む。」


第2世代転職システムでは明確にキャラレベルと職業レベルである熟練度が別れている。



キャラレベルについては、戦ってそれに応じた経験値で変わる。ただし、第2世代転職システムの場合、スキルや魔法はキャラレベルがどれだけ上がっても新しくは覚えない。


魔法とスキルはその職業の熟練度を上げて、覚える仕様となっているのだ。


そして熟練度は純粋に倒した魔物の数で増える。

単純にどんな魔物でも1匹倒せば熟練度が増える。


目安としては、戦士等の下位職の場合だと熟練度をMAXの10まで上げるのに200匹ほど戦う必要があるという訳だ。


レベル差があり過ぎると上がらないと言う落とし穴があるが、キャラレベルが99になった場合はその制限が外される。



「あ、あのぅ。それは良いんですけど、この装備って・・・。」

「ん?サイズが合わないか?」


メタル装備に固めた己の姿を示してリリーが声を掛けてくる。



夜のうちに有名な『 魔法の袋』と『 魔鳥の翼』を使ったアイテム無限増殖バグでリリーの装備を用意していたのだ。


基本的に『 メタル装備シリーズ』はとんでもなく軽いと言う設定の為、職業問わず装備が出来る。

魔法の武具と言う設定もあり、事実リリーのサイズにジャストフィットしている様に思う。


何故か女性キャラが装備すると、胸当ては胸の膨らみが分かる形に変化し、下半身も大きくスリットの入ったスカートの様な形状に変化している。


つまり、スリットからはリリーの白いスレンダーな足がチラチラ見え、胸元は細いくせにしっかりとある膨らみが確認出来る。


ナイスデモクエ!




「違います!高価過ぎます!!私なんかが使っていい武具じゃないですよ!」



傷がついたらどうしょう、と鎧の心配をしているリリーたん尊い。



「それはもうリリーの物だ。好きに使うと良い。」


「も、貰えませんよ!?」



因みに『 メタル装備シリーズ』だが、売りに行こうとすると高価過ぎて買取が出来ないと言われる金策には実に不向きな残念装備でもある。


武具としても、最強格ではあるが最強ではない為、魔法の袋の肥やしになっている諸兄も多いだろう。


俺も最終的には二軍用の間に合わせ装備として使っていた。


「無期限の無償レンタルとでもすれば良いさ。」

「・・・とんでもない詭弁な気がします。」


まぁ、ウダウダしててもしょうがないので、切り替えていこう。


目指すは魔物狩り200匹だ!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ