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新世界神話~神の帰還~  作者: 影丸四つ木
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新たな神話、その名を

地球で神の帰還の宣言から三日が過ぎた頃


「さて、準備は整ったな、後は地球に送るだけだな」


男は部屋の中でそう呟く、そうこの男こそ神と呼ばれている存在だ


今男が居る部屋は地球のどこかではない、今男が居る世界は、異世界ユグドラシルである


(地球に戻るのも久しぶりだな、もうあの世界に干渉するつもりはなかったが、あまりにもあの世界の人間の行動は目に余る、創造主対する感謝どころか忘れようとするとは、さすがの温厚な俺もそりゃ怒るわ!)


そう、それこが地球に帰還する最大の理由だ、神らしくない言動かもしれない、むしろ人間らしいとも思える

だが、それは当たり前のことなのだ、元々人間は神から作られたの、つまり人間のモデルは神だ、

そう考えれば人間らしいのも納得のいく話だ


(まぁ、理由それだけではないが、だが、まぁ、これも気紛れだ、せいぜい楽しむとしよう、仮に何か争いが合ったとしてもユグドラシルの人間が負ける事はないだろう)


そう、このユグドラシルは言わば剣と魔法の世界、ステータスや魔法、スキルそして魔物やダンジョンが存在する、そしてこの世界の住民は日々モンスター達と戦いダンジョンに潜り戦っている、そしてモンスターを倒せばレベルが上がりスキルが上がる、まさにゲームや小説の中の世界

そして地球と違い戦う事が前提としてあるこの世界の人間は生まれた時から身体能力の基準が地球の人間よりも遥かに高いのだ、それに加えモンスターや訓練をすればレベルが上がりスキルも上がる、そんな世界の人間が負ける訳がないのだ

しかし地球には化学が進歩し現代兵の銃や飛行機、ミサイルに核が存在する、だが


(こっちの世界は確かに建物や時代風景は地球で言う中世に当たる、それでも俺が色々教えたお陰で技術はこっちの方が上なんだよなぁ)


そう、このユグドリシルの時代背景は確かに中世ではあるが、その技術はSF映画のそれに相当する、何故ならこの世界にも化学はあるのだ、それも神から知恵を教えてもらえている、それに加え魔法と言う力も存在するのだ

この世界の技術は地球を遥かに超えている


(やはり、この世界で、直接介入したのがよかったな!最初はある程度文明が発達して中世になるまではあまり介入はせず、時々神託や勇者、英雄を送るだけだったけど

中世の中番あたりから自分自身で地上に降りて世界をまとめた、地球の方は中世の後から段々信仰が薄れていったからなぁ)


そう、このユグドラシルには神自身が収めている国があるその国の名はアヴァロンである

アヴァロンは一つの大陸を収めておりそしてその大陸には様々な種族が存在している、もちろんその大陸には多種族への差別は存在しない、それに加え反乱や内戦も存在しないのだ、それはそうだろう神が居る国なのだから

誰も神相手に戦おうなどとは思わない


そしてその神の住う大陸が今神の手によって地球へ送られようとしいている


男がそう考えていると部屋の扉からノックが音がした


「創造主様、ジャンヌです、準備が整いました」


扉の向こうからジャンヌと名乗る女性の声が聞こえてくる


「そうか、わかった今行く」


男はそう答え扉を開ける


扉を開けるとジャンヌと名乗った女性が立っている


ジャンヌは白い純白のドレスを着ており所々に金のラインが入っているその体はまさに美を表しているかの様な体つきをしており肌は透き通る様に白く透明感があり胸は豊満ではあるが下品なではなくその腰は抱けば折れてしまそうな程細く、ドレスから見えるその足は長く美しいまさに天使、女性の理想の身体付きだ

その顔は絶世の美女と言うにふさわしい、その神は薄く金色をしており、瞳はエメらグリーンの宝石の様に輝いている

彼女こそこの男の最も信頼している七大天使セラフィムの一人である

常に神の存在の隣のおり神の右腕と言われている


「うむ、では行くとするかジャンヌ」


「はい!」


ジャンヌは笑顔でそう答えた




人々が城の前に集まり自分達の神のを待っていた

この世界を作った神、自分達を創造し、導いた唯一にして絶対者たる至高の存在

その神が自分達を新たな世界へ連れてってくれると言う

その世界はの存在を忘れ信仰を忘れ神を過去のものしようとしていると言う

なんて傲慢で愚か!なんと許しがたい事か!

自分達を創造してくださった神に対してその様な行いは許される筈がないと集まった人々はまだ見ぬ地球人達に対し怒りを覚えている


「ついにこの日が来たか、創造様は俺たちに何させるんだろうなぁ?」


「そんなの俺程度が知る訳ねぇだろ、だがまぁ何を言われても従うだけさ」


「そうね!まぁ、例え滅ぼすって言われても納得よね、だってその世界の人達創造主様の事を忘れて、そんなの居ないって言ってるらしいじゃない」


「はっ、バカだよなぁ、そりゃ創造主様も怒るのは納得だわ!わっはっはっは」


「笑い事じゃねぇっての、ってか仮に戦うとしても俺達も戦わせてもらえるよな?」


「そりゃ、戦わせて貰えるだろよ!だって本来なら天使様達だけで倒せるのにわざわざ俺達まで連れてってくださるんだからな!」


そして自分達の国は今からその地球に転移すると言う事を言われたのだ

それは何年も前から言われていた、そしてついにその時が来たのだ

神は一体何を我々に望むのだろう、その世界を滅ぼすのだろうか?もしそうだったとしても誰も文句など言わない、むしろ皆が喜んで命令に従うだろう

当然の報いだと、神を忘れようとした者達への正当な罰だと皆はそう思い、喜んでその世界を滅ぼすだろう

人々が神の姿をいまかいまかと待っていると突然空が輝きだす


人々は皆話しをやめ空を見上げる空はを見上げると七体の天使達が浮かんでいた、神に最も信頼されている七大天使天使セラフィム


その容姿は様々だ


薄い金髪の美女の・ジャンヌ


まるで母、姉のような雰囲気を持つ女性・アスレア


桜色の髪を持ち弾けばかりの笑顔を放つ女性・カタリナ


黒髪に猫の耳を生やし物静かな雰囲気の少女・ニーニャ


赤い髭を生やし赤い髪を後ろに尖らせまるで獅子の立髪のような印象を受ける堅いの大き男・ベオウルグ


青色の髪悪戯好きなようなニコニコ笑っている少年・

イブロス


死神を連想させる髑髏の仮面を被っており、全身黒一色の鎧を着ている男・アズライール


この七人こそ神から最も信頼され天使の頂点に位置する七大天使セラフィムである

皆容姿は異なり雰囲気も全然違うが

だが皆一つだけ共通点があるそれは背中に生えている四枚羽だ、セラフィム達の四枚羽は大きくそしてどこまでも白く潔白である


そしてセラフィムの一人であるジャンヌが声を上げる


「ユグドラシルの民よ!今より我らが創造主たる創造神様が貴方達に姿をお見せになる!皆創造神様の言葉を聞きしかと胸に刻みなさい!」


ジャンヌは民に向けて神の声聞くようにと諭すと

全ての人が静み帰り方膝を地面に付き祈るように手前に組み頭を下げる、そして全ての人が頭を下げる、

次の瞬間全ての人が感じた全身を世界その者をふらわせる存在、全身の細胞が本能が理解した、あのお方だ!

そして自分達の上空から感じる存在感、膨大な魔力が全身を包み込む

そしてセラフィム達の真ん中から光輝く人物が現れる

その光はハッキリと見る事が出来ないほど眩しく直視すれば瞳が眩しさのあまり燃えてしまうと思えるほどに輝いている

そして次第に光は弱まり男の心地よくそして力強い声が聞こえてくる


「面を上げよう」


男の声に全て人が顔を上げる


そして男の姿を目の当たりにする


「綺麗..」


「.....」


「おおぉ」



そして皆が目を見開き、ある者はそのあまりにの美しさただただ見惚れいる者

ある者はその存在感に目放せず口を開けている者.そしてまたある者はただただ涙を流す

その男は白銀の髪を靡かせ、その瞳は左右が異なり黒と金色をしておりまるで善と悪を体現しているかのようだった

そしてその背中にはセラフィム達同様羽が生えて入るがその背中には六枚の巨大な羽が付いていたそしてその羽の後ろに光リングが輝いておりそに姿は正しく神であった


「我が子らよ、ついにこの時がやってきた!今までお前達は私を信じ続けてくれた!お前達は私を愛して続けてくれた!そんなお前達を私は愛している、そして信じている!そして今日この大陸は別の世界、地球へと転移することになる、だがその世界の我が子達は私の事を忘れ、過去の偶像だと、私は存在しないと言っているのだ...

、我が子よ、私はお前達の成長を嬉しく思う、だが何故私を忘れようとしているのだ?何故私の存在を認めないのだ?何故私を...過去に置いていこうとするのだ」


男がそう言うとその顔はひどく寂しそうで、悲しそうだった、


と言う風に見える、だがもちろん嘘である、この神、ただただ個人的な怒りで、やっているだけに過ぎない、さっきの言っていた事は確かにこの世界、ユグドラシルの人々を愛しておるには嘘ではないだが、地球の人に対して思っている事は嘘である確かに少しは悲しいけど、それはほんの雀の涙程度だ、そして許したと言ったのも嘘です、全ては演技だ

そして誰も神が演技をしていると思う人もいなければ気づく人もいない


その言葉を聞いた人々は目から涙が溢れた、

なんておいたわしい、我らが神はこんなにも我々を愛してくださっていると言うのに!皆は悲しみで胸が締め付けられる、そしてその悲しみは次第に怒りへと変わっていく、我らが神を悲しませた、あのお方にあの様な寂しそうな顔をさせた!許せない!許してはならない!その者達に罰を与えねばならまい!報いを受けさせねばならない!全ての人がまだ見ぬ地球の人に向けて心に怒りを宿す


「おお!そうか、怒ってくれるか、私の為に、ありがとう!我が子らよ!だが、もう良いのだ、私のために怒りを見せてくれたお前達に私は感謝しよう」


「おお!なんと!なんと慈悲深い!」


「神様元気出して!」


「まさか、そのような者までお許しになるとは!」


と皆が神の悲しみを知りそれを許そうと言う神の慈悲深さに感動している


「私を忘れようととするのはまだ良い..」



「だが!それだけではなく地球の人々は今や堕落していた!地球の者達は自分達だけが知性ある者だと!今までの文明は全て自分達だけの力だと思っている!自分達こそが世界の支配者だと思い上がっている!善は曖昧となりはて、上に立つ人間は悪を行おうが裁かれない!己が欲望の為に他人を傷つけ貶めている!このような事を私は断じて許してはしない」


その事言葉に、神の怒りに人々はまた一段と怒りの炎を燃やす、確かに堕落している!、傲慢になっている!

思い上がっている!何より上に立っている者が裁かれないようになっている法などもはや法の意味を為しない!

これでは本当に善がなくなっているではないか!

ユグドラシルの歴史にももちろん昔神が降臨する前に同じような事はあった、だからこそ、経験しているからこそその愚かさに一段と怒っているのだ


「故に私はお前達を連れてその世界を正そうと思っている!あの世界の常識を概念を考えを!お前達ならきっとやってくれると!一度同じ歴史を経験をしたお前達ならば、今の地球を、私の目的をお前達なら叶えてくれると私は信じている!」


神からの期待、神に信じてもらえていると言う自信

正義は自分達にあると言う絶対的な善、

人は善がなければ戦えない、自分が正しいと思えなければいずれ罪悪感に潰され、戦えなくなる

だが、今回はそんな事を心配する必要がない

神と言う絶対的な善が自分達に付いている

負ける事などありはしない

そして神からの自分達に向けての期待、そして自分達なら出来ると信頼してくださっている

これに答えない者がいるだろうか?いない、少なくとも今この大陸の中に住んでいる者達の中でこれに答えない者は誰一人としていないのだ

そして皆が喜びと興奮で全身を震わせる、細胞が血が魔力が全てが今すぐにでも大声を上げ叫びたいと思っている、だがまだだ、まだダメだ、まだ神の言葉を聞いていない、その言葉を聞くまで我慢をする



「我が子らよ」


男は目を閉じそして再び目を開き羽を広げ背中のリングが光り輝き下にいる人々に向け手を伸ばす


「私と共に新たな神話を作ろう」


もうダメだ我慢できない


「「「「おおおおおおおおおお!!!!」」」」


全ての人が手を上げ、剣を持つ者は剣天高く掲げ、銃を持つ者は天へ向けて連射し、魔法が使える者は魔法を上空に打ち、竜は天に向けて咆哮をする

大地が震え、天の雲まで散っていく、その声は大陸全体へと響いた


「ならば諸君!今から異世界にお前達を連れて新たな神話を創造しよう!そして私も新たな名をここで宣言する!」


全てに人が創造神の新たな名を心に刻もうとする


「我が名はレウス!今より我が名はレウスである!」


全ての人が神の名はを、レウスと言う名を胸に刻み、魂に覚える


「では、行くとしよう、地球に」


レウスがそう言うと、両手を叩いた

その瞬間大陸全体が輝き始め、ユグドラシルから一つ大陸が消えた













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