桜の国の、桜詩(うた)
第一章 桜の日本の桜詩
第二章 想い
第一章 桜の日本の桜詩
1、 櫻姫 伝説
2、 染井吉野の父母
3、 夫婦桜
4、 さくら幻想
5、 水端のさくら
6、 惜別の刻
7、 桜溜まり・恋溜まり
8、 日本の春
9、 日本人の心 ~ 神々の桜 ~
10、夜桜
11、桜守
12、桜花の力
13、さくら の 精霊
14、櫻の宴
15、桜の湯浴み
16、愛・さくら吹雪
17、夢桜・幽幻
18、並木路・桜風
19、生きる力・さくらの樹の下で
20、ひとり花見酒
21、海を渡った櫻
22、生命の櫻
23、ひとひらの 夢さくら
24、踊り子桜
25、御殿場桜
26、媛富士桜
27、鴛鴦桜
28、えぞ山桜
29、入相桜
30、琴平桜
31、奈良八重桜
32、左近桜
33、芳香桜
34、衣通姫桜
35、鬱金桜
36、手弱女桜
37、墨染桜
38、早春
39、冬桜
40、十月桜
41、修善寺桜
42、彼岸桜
43、彼岸枝垂桜
44、八重紅枝垂桜
45、糸桜
1、「櫻姫 伝説」
木花咲耶姫 花よりも美しき姫
純真な心やさしき姫 櫻姫 美し
大島桜の白 雅な姫の現の御姿か
姫の御子達が様々な姿で 現れ出でる
日本人の心の礎 神々(こうごう)しい御姿よ
江戸彼岸桜と結ばれ 御子 染井吉野が生まれた
姫君 愛しき精 美しきさくらよ さくら・・・・
姫君 桜の精 数百種の子孫が生きる国 日本国
木花咲耶姫 花よりも美しき姫
笑う喜び 生きる勇気 櫻姫 美し
御室有明 旭山 桐ヶ谷 千里香 天の川
姫の御子達が様々な姿で 現れ出でる
永遠に日本人を 見守ってくれしことを・・・・
富士桜 山桜 里桜 寒桜 いずれも美しき桜達が生まれた
姫君 愛しき精 美しきさくらよ さくら・・・・
姫君 桜の精 数百種の子孫が生きる国 日本国
(大島桜,江戸彼岸桜:自生種,御室有明,旭山,桐ヶ谷,千里香,天の川:里桜系)
2、「染井吉野の父母」
かすかに薫る 純白の桜
一重で少し大ぶりの花は 堂々としている
若緑の葉が目に眩しい・・・白い花を引き立てている
ふくいくとした香りに懐かしさを覚えるのは なぜでしょう
大島桜よあなたが 染井吉野桜の父様なのですか
父桜の堂々とした心 気丈な心意気 受け継がれました
さくら 父桜よ染井吉野桜を愛でる人がたくさんいます
さくら 父桜よ誇りに思ってくださいますか さくら さくら・・・・
可愛らしい淡紅色の さくら
一重で小ぶりの花は 誰からも愛される
淡緑色の葉が遠慮がちに・・・淡紅色が目を引く
花数の多い枝々 無数の視線が集まるのは何故
江戸彼岸桜よあなたが 染井吉野桜の母様なのですか
母桜よ 愛らしい姿 艶やかな心 受け継がれました
さくら 母桜よ染井吉野桜を愛でる人がたくさんいます
さくら 母桜よ誇りに思ってくださいますか さくら さくら・・・・
淡々(うす)紅色の一重の花 蕾の頃から人々が 想いを寄せてくれる幸せ
大島桜の父様 江戸彼岸桜の母様に心より ありがとう
私の開花を喜ぶ人のため 精一杯 華やかに咲きましょう
さくら さくら 美しく咲きましょう 私は染井吉野桜 華やかに咲きましょう
*(大島桜:自生種,江戸彼岸桜:自生種,染井吉野:里桜系)
3、「夫婦桜」
あの日 あの刻 ここで眺めたのは 二人でした
そして 今 あなたは遠い人
白妙桜 八重咲きの白い桜は あなたですね
大南殿桜 八重咲きの淡紅色の桜は 私です
夫婦のように並んだ 五分咲きの樹を眺めたのでした
私達も いつまでも一緒よね 指きりしたのを 覚えています
刻は戻らないこと 知っています・・・白妙桜は今どこに
嗚呼 さくら さくら さくら・・・想いよとどけ
あの日 あの刻 ここで眺めたのは 二人でした
そして 今 僕は 独りきり
白妙桜 八重咲きの白い桜は 僕ですか
大南殿桜 八重咲きの淡紅色の桜は あなたですか
夫婦のように並んだ 八分咲きの樹を眺めたのでした
僕達も ずっと一緒だよと 指きりしたのを 覚えています
刻は戻らないこと 知っています・・・大南殿桜は今どこに
嗚呼 さくら さくら さくら・・・想いよとどけ
あの日 あの刻 ここで眺めたのは 二人でした
そして 今 想いに惹かれて 来ています
白妙桜 八重咲きの白い桜が 見事です
大南殿桜 八重咲きの淡紅色の桜が華やかです
夫婦のように並んだ 満開の桜のもと 再開できました
私達 この花のもとで かわした約束 果たせます
刻は戻らないこと 知っています・・・桜が奇跡をもたらしました
嗚呼 さくら さくら さくら・・・夢 ここに・・・
*(白妙桜:里桜系,大南殿桜:里桜系)
4、「さくら幻想」
言いようもなく 妖しく美しい 薄桃色の空
どこまでも どこまでも続いています 薄桃色の風
謎めく美しさに 我を忘れて 舞い踊る花びらを追う
薄桃色の濃淡 万華鏡の中に迷いこんだよう
さくらよ さくら 何故にこんなに 妖しく美しい
美しすぎて 美しすぎて 心 狂わせます
さくらよ さくら 夢幻 もう一度あの人に逢わせてください
さくらよ さくら 夢幻 願いが叶うなら すべてを捧げます
さくらよ さくら 夢幻 願いが叶うなら すべてを捧げます
さくらよ さくら 幽天の中 幻想なら 醒めない夢のまま
言いようもなく 妖しく美しい 薄桃色の空
どこまでも どこまでも続いています 薄桃色の風
こころ騒ぐ美しさに 幼子のように舞い踊る花びらを追う
薄桃色の紗の天幕に包まれているよう
さくらよ さくら 何故にこんなに 妖しく美しい
美しすぎて 美しすぎて 心 怯えます
さくらよ さくら 夢幻 もう一度あの人に逢わせてください
さくらよ さくら 夢幻 願いが叶うなら すべてを捧げます
さくらよ さくら 夢幻 願いが叶うなら すべてを捧げます
さくらよ さくら 幽天の中 幻想なら 醒めない夢のまま
5、「水端のさくら」
ゆったり流れる 川岸に佇んでいます
あなたと並んで見た 虹が架かるのを期待して
望んでも 今日は 花曇り
水面に五分咲きのサクラが映って揺らめいています
淡紅色に 心和みます
虹は観られませんでした サクラに遠慮したのでしょうか
土手堤のサクラ並木を 歩いた想い出
サクラよ サクラ 慰めてくれるのですか
サクラよ サクラ 何時あの人は 戻ってくるのか教えてください
サクラよ サクラ 独り眺めるのは寂しいです
サクラよ サクラ 独り眺めるのは悲しいです
ゆったり流れる 川岸に佇んでいます
あなたと並んで聴いた 小鳥のさえずりを期待して
望んでも 今日は 気配さえない
水面に八分咲きのサクラが映って揺らめいています
淡紅色に 心和みます
小鳥には出会えませんでした サクラに遠慮したのでしょうか
お堀端のサクラ並木を 歩いた想い出
サクラよ サクラ 慰めてくれるのですか
サクラよ サクラ 何時あの人は 戻ってくるのか教えてください
サクラよ サクラ 独り眺めるのは寂しいです
サクラよ サクラ 独り眺めるのは悲しいです
6、「惜別の刻」
春の足音が聴こえてきます ほら そこ ここに
土筆の頭がのぞいて 笑っているようです
もうすぐ卒業式 別れの刻
いつの日にか また逢えるでしょうか
机を並べた想い出 大切に・・・一人で歩きます
綻びかけた蕾の先 緋色が五つ六つと指を折る
惜別が迫る 嗚呼 さくらよ さくら まだ咲かないでください
嗚呼 さくらよ さくら さくら・・・・
春の足音が聴こえてきます ほら そこ ここに
蕗のとうが肩寄せ合って 震えています
もうすぐ卒業式 別れの刻
次に逢えるのは いつでしょう
楽しかった学園祭のこと胸に・・・一人で歩きます
綻びかけた蕾の先 緋色が五つ六つと指を折る
惜別が迫る 嗚呼 さくらよ さくら まだ咲かないでください
嗚呼 さくらよ さくら さくら・・・・
春の足音が聴こえてきます ほら そこ ここに
蓬の若芽が 風にそよいでいます
もうすぐ卒業式 別れの刻
いつの日にか また逢えるでしょうか
二人きりのパソコンルームの想い出 大切に・・・一人で歩きます
綻びかけた蕾の先 緋色が五つ六つと指を折る
惜別が迫る 嗚呼 さくらよ さくら まだ咲かないでください
嗚呼 さくらよ さくら さくら・・・・
7、「桜溜まり・恋溜まり」
一緒に過ごした日々の 想い出が次々蘇る
徒競走 私が転んだら 先頭のあなたは
戻って来て助けてくれたよね 二人並んでビリでした
恥ずかしくて 悔しくて でも嬉しくて泣き出した私
はやし立てる声 忘れられません
あなたを好きになりました ずっとずっと 今でも
桜溜まり 桜花びら 風に舞う 初恋の懐かしさ
桜溜まり 桜花びら 風に踊る 初恋の想い出
桜溜まり 桜花びら さようなら さようなら 初恋にありがとう
さくら さくら 別れの刻 いつも舞っていた
さくら さくら 出逢いの刻 いつも踊っている
二人で作った想い出 あなたの仕種が蘇る
宿題 あなたは忘れてきました 私は机の奥に隠しました
先生は知っていましたね 二人一緒に叱られました
恥ずかしくて 悔しくて でも嬉しくて泣き出した私
はやし立てる声 忘れられません
あなたを好きになりました ずっとずっと 今でも
桜溜まり 桜花びら 風に舞う 初恋の懐かしさ
桜溜まり 桜花びら 風に踊る 初恋の想い出
桜溜まり 桜花びら さようなら さようなら 初恋にありがとう
さくら さくら 別れの刻 いつも舞っていた
さくら さくら 出逢いの刻 いつも踊っている
8、「日本の春」
桜色に けむる山々 そして町並み
南から北へ 桜色に染まる春
人々は その美しさに目を見張り 心うばわれる
そぞろ歩く者 宴に 酔いしれる者
誰もが 正気ではなくなる 日本の春
心くすぐる桜の 便り
少々の雨に負けることはない しなやかな強さ
たおやかにやり過ごす姿に 見とれる
散り際の潔さに感動を覚える
これ程までに 日本人の心揺さぶる花木が他にあろうか
巡り来る季節 桜に酔いしれたい 桜よありがとう
桜色に けむる山々 そして町並み
ちぎり絵のように 桜色の濃淡に色付く春
人々は その美しさに目を見張り 心うばわれる
歌いだす者 宴に はしゃぐ者
誰もが 正気ではなくなる 日本の春
心くすぐる桜の 便り
少々の風に負けることはない しなやかな強さ
たおやかに やり過ごす姿に 見とれる
散り際の潔さに感心してしまう
これ程までに 日本人の心揺さぶる花木が他にあろうか
巡り来る季節 桜に酔いしれたい 桜よありがとう
9、「日本人の心」~ 神々の桜 ~
櫻樹よ 人の世の幾年 何を見てきたのでしょうか
人が 楽しむ姿 悲しむ姿 争い事の二千年
古人も 眺めたでありましょう 櫻花
山高神代櫻の 神の目から見て 人間をどのように思うでしょう
気高き神櫻 思わず合掌してしまいます
天空を舞う花びら 天女に見えます
心 折れそうな時 御姿を拝すると 立ち直れます
山高神代櫻の神よ どうか 愚かな者たちを 櫻花で慰めてください
櫻樹よ 人の世の幾年 何を見てきたのでしょうか
人が 笑う姿 嘆く姿 争い事の一千五百年
古人も 眺めたでありましょう 櫻花
根尾谷淡墨櫻の 神の目から見て 人間をどのように思うでしょう
気高き神櫻 思わず合掌してしまいます
天空を舞う花びら 天女に見えます
心 折れそうな時 御姿を拝すると 立ち直れます
根尾谷淡墨櫻の神よ どうか ふつつかな者たちを 櫻花で慰めてください
櫻樹よ 人の世の幾年 何を見てきたのでしょうか
人が 喜ぶ姿 苦しむ姿 争い事の一千年
古人も 眺めたでありましょう 櫻花
三春滝櫻の 神の目から見て 人間をどのように思うでしょう
気高き神櫻 思わず合掌してしまいます
天空を舞う花びら 天女に見えます
心 折れそうな時 御姿を拝すると 立ち直れます
三春滝櫻の神よ どうか 不遜な者たちを 櫻花で慰めてください
10、「夜桜」
天には朧月 桜の陰影が妖しく観える
謎めく美しさに惹かれて 見上げる桜木立
あの娘に似ている 心が騒ぐ
あの娘を探している自分に気付く
妖艶な微笑 魅了されてしまった
もう一度逢いたい もう一度で良いから逢いたい 美しき人に
夜桜の見せる幻想か それでも良い
もう一度逢いたい もう一度で良いから逢いたい 美しき人に
重なる花びらの 影に あなたがいるようだ
夜桜 朧月 心が痛い
夜桜よ 夢の世界に 誘ってください
木々の中 桜が 雪洞に照らされ きれいに映える
あどけない姿に惹かれて 見上げる桜木立
あの娘に似ている 心がおどる
あの娘を探している自分に気付く
優雅な微笑 魅了されてしまった
もう一度逢いたい もう一度で良いから逢いたい 美しき人に
夜桜の見せる幻想か それでも良い
もう一度逢いたい もう一度で良いから逢いたい 美しき人に
咲きみだれる花影で あなたが笑っているようだ
夜桜 雪洞 心ときめく
夜桜よ 夢の世界に 誘ってください
11、「桜守」
あなたは 繊細で 誰よりも傷つきやすい 美しき人
あなたと 交わす言葉 ひとつひとつが大切なものでした
お互いの夢も 恋の語らいもありました
私はあなたを守っていこうと 決めていました
けれど あなたは先に逝ってしまいました
桜の季節に 散った生命 美しき人
あなたの御霊 桜樹に留まっていることでしょう
あなたの宿る桜樹の 桜守となり続けます
美しき人 さくらよ さくら さくら・・・
美しき人 さくらよ さくら さくら・・・
あなたは 細やかで 人一倍か弱く 美しき人
あなたと 見交わす言葉 ひとつひとつが宝物でした
お互いの願いも 愛の語らいもありました
私はあなたを守っていこうと 決めていました
けれど あなたは先に逝ってしまいました
桜の季節に 散った生命 美しき人
美しき人は 精霊となって桜樹に留まっていることでしょう
あなたの宿る桜樹の 桜守となり続けます
美しき人 さくらよ さくら さくら・・・
美しき人 さくらよ さくら さくら・・・
12、「桜花の力」
桜の便りを耳にすると 心乱れるのは 何故だろう
離れていた 愛する人との 再会を待つ気持ち
桜は 傷ついた心を 癒してくれる
心 折れそうな人々を勇気付けて 前への一歩 背を押してくれる
優美な桜 秘める力は 計り知れない
サクラ サクラ ありがとう サクラ サクラ サクラ・・・
桜の便りを耳にすると 心乱れるのは 何故だろう
離れていた 友人との 再会を待つ気持ち
桜は 悲しみにくれる心を 癒してくれる
心 折れそうな人々を勇気付けて 前への一歩 背を押してくれる
優雅な桜 秘める力は 計り知れない
サクラ サクラ ありがとう サクラ サクラ サクラ・・・
桜の便りを耳にすると 心乱れるのは 何故だろう
離れていた 懐かしき人との 再会を待つ気持ち
桜は 涙止まらない時 癒してくれる
心 折れそうな人々を勇気付けて 前への一歩 背を押してくれる
典雅な桜 秘める力は 計り知れない
サクラ サクラ ありがとう サクラ サクラ サクラ・・・
13、「さくら の 精霊」
先に逝ってしまう私 悲しまないでください
病には 勝てなかったけれど
あなたを想う気持ち 誰にも負けません
刻は逆さまに流れはしないけれど
季節は必ず巡り来ます
さくらが 咲いたなら 見上げてください
私は さくらの 精霊の使者となっています
陽のある時は 天空を舞う天女のように 踊っています
さくら さくら さくらの精霊 信じてください
さくら さくら さくらの精霊 私の主です
先に逝ってしまう私 泣かないでください
病には 勝てなかったけれど
あなたを想う気持ち 誰にも負けません
刻は逆さまに流れはしないけれど
季節は必ず巡り来ます
さくらが 咲いたなら 見上げてください
私は さくらの 精霊の下僕となっています
陽が暮れてからは あなを探しながら 踊っています
さくら さくら さくらの精霊 信じてください
さくら さくら さくらの精霊 私の主です
14、「櫻の宴」
気心知れた 長年の友との宴
櫻の蕾を眺める 子供のように 心躍る
毎年座敷での宴 櫻盆栽を口々に讃える
子福櫻の 白い八重 咲くのは弥生中頃か
細い枝の数々の花 酒肴は何にしましょうか
桜えびのかき揚げ 菜の花の辛子和え
嗚呼 また巡り来た春 櫻と友に感謝します
気心知れた 長年の友との宴
櫻の蕾を眺める 子供のように 心躍る
毎年座敷での宴 櫻盆栽を口々に讃える
敬翁櫻の 淡紅一重 咲くのは弥生中頃か
小振り 身を寄せ合い咲く 春の味は何にしましょうか
桜鯛のお造り 土筆の和物
嗚呼 また巡り来た春 櫻と友に感謝します
気心知れた 長年の友との宴
櫻の蕾を眺める 子供のように 心躍る
毎年座敷での宴 櫻盆栽を口々に讃える
緑櫻の 純白一重 咲くのは弥生下旬か
少し大振り 凛と咲く 酒肴は何にしましょうか
桜鱒の焼き物 桜葉蕎麦
嗚呼 また巡り来た春 櫻と友に感謝します
*(敬翁桜、子福桜:寒桜系,緑桜:フジ桜系)
15、「桜の湯浴み」
馥郁とした薫り 淡紅八重の 関山桜
白い湯呑の中 ゆったりたゆたう
桜湯を そっと覗き込む幸せ
雅な気持ちにしてくれる ありがたさ
ほんのり塩味 色持ちするのでしょう
枝で咲くのとは別の 風情漂う
大島桜の小さな葉 浮かべれば
色香が鼻腔くすぐる 頬ゆるむ
馥郁とした薫り 淡紅八重の 普賢象桜
白い湯呑の中 ゆったりたゆたう
桜湯を そっと覗き込む幸せ
豊かな気持ちにしてくれる ありがたさ
塩味 洗い落として燗酒注いでみれば
目にも鮮やかな 桜酒に心ときめく
まるで 仮粧桜を観るようだ
*(関山桜、普賢象桜:里桜系,大島桜:自生種)
16、「愛・さくら吹雪」
希望の世界に誘う さくら吹雪
満開のさくら並木 空一面を覆う濃淡 さくら色
ハラ ハラ ヒラ ヒラ ヒラ ヒララ・・・・
あなたの 艶やかな髪に ひとひら舞い降りる
さくらのように 微笑む愛しき人
出逢いも さくら咲く この路でした
春風に 舞い踊る さくら花びら
愛の扉が 開きました この出逢いにありがとう
さくらよ さくら さくら この出逢いにありがとう
さくらよ さくら さくら この愛よ永遠に・・・
希望の世界に誘う さくら吹雪
満開のさくら並木 空一面を覆う濃淡 さくら色
ハラ ハラ ヒラ ヒラ ヒラ ヒララ・・・・
あなたの ふっくら頬に ひとひら舞い降りる
さくらのように 弾む声 愛しき人
出逢いも さくら吹雪の この路でした
春風に 舞い踊る さくら花びら
愛の扉が 開きました この出逢いにありがとう
さくらよ さくら さくら この出逢いにありがとう
さくらよ さくら さくら この愛よ永遠に・・・
17、「夢桜・幽幻」
妖しいほどに 謎めく美しさ この世のものか
夢に見ました 薄暮れ時 ひと筋の光の中 あなたが見えました
時に桜色 時に純白色 時に淡墨色に変わります
風に舞い 型創っては 解けるように踊る
手をのばしても届かない 息使いだけが 耳もとに
あなたを想うあまり 幽玄の時空に紛れ込んだ
醒めないままで もう一度 抱きしめてください
桜の精に もう一度 抱きしめて欲しい
さくら さくらよ さくら 願いは叶いますか
嗚呼 私の魂が幽玄の世界に 心地よく漂う
夢桜 いついつまでも留まっていたい 夢桜
妖しいほどに 謎めく美しさ この世のものか
夢に見ました 薄暮れ時 ひと筋の光の中 あなたが見えました
時に紅色 時に淡紫色 時に淡緑色に変わります
風に舞い 型創っては 解けるように踊る
手をのばしても届かない 息使いだけが 耳もとに
あなたを恋うるあまり 妖の時空に紛れ込んだ
醒めないままで もう一度 抱きしめてください
桜の精に もう一度 抱きしめて欲しい
さくら さくらよ さくら 願いは叶いますか
嗚呼 私の魂が幽玄の世界に 心地よく漂う
夢桜 いついつまでも留まっていたい 夢桜
18、「並木路・桜風」
ひとひら 頬に優しくふれて 舞い降りた
見上げれば 透明な桜色が 幾重にも折り重なります
古が偲ばれる 桜襲のようです
サクラ サクラ サクラどこまでも続く並木路
どこまでも続く 桜風に愛を誓います
晴れやかな日 希望に満ちて輝きをはなつ
ああ この愛の人生 一緒に歩けることに ありがとう
サクラ サクラ 桜並木路 一緒に歩けることに ありがとう
サクラ サクラ 桜並木路で 愛を誓います
ひとひら 頬に優しくふれて 舞い降りた
見上げれば 透明な桜色が 幾重にも折り重なります
古が偲ばれる 桜襲のようです
サクラ サクラ サクラどこまでも続く並木路
いつまでも続く 桜風に夢を誓います
雪洞に映える 夜桜に慈しみに満ちて輝きをはなつ
ああ この愛の人生 一緒に歩けることに ありがとう
サクラ サクラ 桜並木路 一緒に歩けることに ありがとう
サクラ サクラ さくら並木路で 愛を誓います
今宵 逢う人 皆美しく 愛おしい
19、「生きる力・さくらの樹の下で」
さくら 日本人の魂
生命 輝けば 愛が生まれる
愛が生まれれば 生きる力となる
この出逢い 大切にしたい 心から
あなたのために 私は何をしましょうか
あなたのために 私は寄り添っていたい
あなたと共に さくらを眺めよう
さくら 夢膨らみます
さくらの樹の下で 話をしましょう
さあ 唄いましょう さくらの歌を・・・
さくら 日本人の魂
生命 輝けば 愛が生まれる
愛が生まれれば 生きる力となる
この想い いとしく思う 心から
私のために あなたは何をしてくれますか
私のために あなたは寄り添ってくれますか
あなたと共に さくらを眺めよう
さくら 夢膨らみます
さくらの樹の下で 話をしましょう
さあ 唄いましょう さくらの歌を・・・
さくら 日本人の魂
生命 輝けば 愛が生まれる
愛が生まれれば 生きる力となる
この出逢い 大切にしたい 心から
二人のために 何をしましょうか
二人のために 心を合わせませんか
あなたと共に さくらを眺めよう
さくら 夢膨らみます
さくらの樹の下で 話をしましょう
さあ 唄いましょう さくらの歌を・・・
20、「ひとり花見酒」
淡く 白い紗のような 春雨
座敷からの眺め ほころびかけの 桃色蕾が愛らしい
雨つぶを含んで 揺れている
待ち人はまだ来ない 待ちくたびれて・・・
少し早いが花見酒 唇を湿らす
夕日の中 ひとりで呑むも また楽しい
桐ヶ谷桜の蕾も 楽しげに揺れている
淡く 白い紗のような 春雨
広縁からの眺め 五分咲きの 淡紅色半八重が美しい
雨つぶを含んで 揺れている
待ち人はまだ来ない 待ち飽きて・・・
少し早いが花見酒 唇を湿らす
夕日の中 ひとりで呑むも また楽しい
桐ヶ谷桜の蕾も花も 誇らしげに揺れている
淡く 白い紗のような 春雨
座敷からの眺め 満開の 淡紅色半八重が輝かしい
雨つぶを含んで 揺れている
待ち人はまだ来ない 待ちくたびれて・・・
少し早いが花見酒 唇を湿らす
夕日の中 ひとりで呑むも また楽しい
桐ヶ谷桜の満開花も 満足げに揺れている
*(桐ヶ谷桜:里桜系)
21、「海を渡った櫻」
友情の架け橋になりたくて 異国の地に根付きました
初めは 淋しくて心細くてなりませんでした
仲間も一緒に来ました 勇気をもらいました
誰も欠けずに生きよう 春が来たなら 一緒に咲きましょう
ポトマック川は大きく広い
清流が心穏やかにしてくれました
真冬の川風に 泣きそうな桜もいました
皆で励まし合いながら 成長したのです
幼樹の私達でした
巡り来た春 数少なに 僅かに咲きました
ワシントンの人々のために 日本人の心を伝えるために
海を渡った櫻 異国の人との友情の架け橋になれるでしょうか
親愛の証になりたくて 異国の地に根付きました
初めは 淋しくて心細くてなりませんでした
仲間も一緒に来ました 勇気をもらいました
誰も欠けずに生きよう 春が来たなら 一緒に咲きましょう
ポトマック川は大きく広い
清流が心穏やかにしてくれました
真夏の日差しに うなだれる桜もいました
皆で励まし合いながら 成長したのです
成樹の私達になりました
巡り来た春 それは見事な満開に咲きました
ワシントンの人々のために 日本人の心を伝えるために
海を渡った櫻 異国の人との友情の架け橋になれたでしょうか
22、「生命の櫻」
ヒラ ヒラ ヒラ ヒララ
天に揚がり そして降りる 櫻舞い姫
来世で 私は 櫻樹に宿りたい
愛しき人を見守りたい 私に気付いて欲しい
自分の心の 有り様で人生は変わるということを
さくら さくら 私は さくらに宿ります
悲しくなったら 櫻の樹の下で泣いてください
涙 枯れたら 笑いを取り戻せます
きっと大丈夫 笑えます 私が見守っていますから
寒い季節に咲く櫻 私が見守っていますから
さくら さくら 愛しき人と重なります
ヒラ ヒラ ヒラ ヒララ
天に揚がり そして降りる 櫻舞い姫
来世で 私は 櫻樹に宿りたい
愛しき人を見守りたい 私に気付いて欲しい
自分の心が 前向きなら人生も変わるということを
さくら さくら 私は さくらに宿ります
辛いと思う時 櫻の樹の下で泣いてください
涙 枯れたら 笑いを取り戻せます
きっと大丈夫 笑えます 私が見守っていますから
寒い季節に咲く櫻 私が見守っていますから
さくら さくら 愛しき人と重なります
23、「ひとひらの 夢さくら」
生まれたばかりの 陽の清々(すがすが)しさ 見上げてみれば
綻びはじめた桜 私を見守るように 佇んでいる
下を向いてはいけないと 囁いているようです
人々が上を向くように 桜は 下を向いて咲くのですね
さくらよ さくら 巡り来る季節 逢えますか
さくらよ さくら ひとひらの 夢さくら 朝日に輝く
青空の下 咲き誇る華やかさ 見上げてみれば
満開に咲く桜 私を包み込むような 花吹雪
下を向いてはいけないと 囁いているようです
人々が上を向くように 桜は 下を向いて咲くのですね
さくらよ さくら 巡り来る季節 包んでくれますか
さくらよ さくら ひとひらの 夢さくら 桜吹雪
朧月夜の妖しさ うつろいの刻 心が揺れる
ほの白く輝く桜 私を幻の夜に 誘う
下を向いてはいけないと 囁いているようです
人々が上を向くように 桜は 下を向いて咲くのですね
さくらよ さくら 巡り来る季節 逢えますか
さくらよ さくら ひとひらの 夢さくら 月明かりに映る
24、「踊り子桜」
舞っているような 歌っているような 八重桜
袖を振り振り咲くような 淡紅色が愛らしい
名を問うてみれば 踊り子桜と元気に答えました
華やか 艶やかな姿の中に 凛とした心が見て取れます
フリル付きの花びら そよ風と戯れているよう
ほんに名の通り 踊っています
春のひと時 存分に 楽しめますよう祈ります
眺める者 心の扉 開いていくと嬉しいですね
桜 桜 癒し 癒され 解れる心 さくらよ さくら さくら・・・
舞っているような 歌っているような 八重桜
精一杯 踊り 舞う 淡紅色が美しい
名を問うてみれば 踊り子桜と元気に答えました
華やか 艶やかな姿の中に 凛とした心が見て取れます
フリル付きの花びら お日様と話しているよう
ほんに名の通り 踊っています
春のひと時 存分に 楽しめますよう祈ります
あなたを愛でる 頑なな気持ち 解れてくれれば嬉しいですね
桜 桜 癒し 癒され 解れる心 さくらよ さくら さくら・・・
*(踊り子桜:フジ桜系)
25、「御殿場桜」
富士の麓で生まれたか 寂しくありませんか
一寸ほどの一重咲き 淡紅色が眩しい
真っ直ぐに のびやかに直立する姿に 我が頭をさげる
愚痴 不満など覚えてはならぬ 叱られているようです
笑って 笑ってごらん 声をだしてと聞こえました
笑いながら 怒ることって出来ないのですね
あなたの生きてきた 厳しい年月 比べものになりはしません
辛い時 悲しい時こそ 笑って 笑ってみようと思います
さくら さくら 御殿場桜よ ありがとう
富士の湖近くで育ったか 寒くありませんか
一寸ほどの一重咲き 淡紅色が眩しい
真っ直ぐに のびやかに直立する姿に 手を合わせる 合掌
泣き言 不平など言ってはならぬ 慰められているようです
笑って 笑ってごらん 声をだしてと聞こえました
笑いながら 怒ることって出来ないのですね
あなたの生きてきた 厳しい年月 比べものになりはしません
辛い時 悲しい時こそ 笑って 笑ってみようと思います
さくら さくら 御殿場桜よ ありがとう
*(御殿場桜:フジ桜系)
26、「媛富士桜」
私は あなたのことを ちいちゃなお姫様と呼んでいました
無垢な白一重の 小さな桜花
そっと触れてみたい 幼児の頬に触れるように
本当は枝に 力強く付いて 咲いているのですよね
その名は媛富士桜 やはりお姫様でした
小さいけれど 白い桜は 風にも負けず 誇らしげです
母は あなたのことを ちいちゃなお姫様と呼んでいました
無垢な白一重の 小さな桜花
そっと触れてみたい 幼児の頬に触れるように
本当はしっかり者 気丈に 咲いているのですよね
その名は媛富士桜 やはりお姫様でした
小さいけれど 白い桜は 寒さにも負けず 誇らしげです
祖母は あなたのことを ちいちゃなお姫様と呼んでいました
無垢な白一重の 小さな桜花
そっと触れてみたい 幼児の頬に触れるように
ほんに お転婆さん 笑いながら 咲いているのですよね
その名は媛富士桜 やはりお姫様でした
小さいけれど 白い桜は 雨にも負けず 誇らしげです
*(媛富士桜:フジ桜系)
27、「鴛鴦桜」
二輪 抱き合うように咲く 鴛鴦桜
淡桃紅色 恥ずかしそうに 微笑んでいる
羨ましいなと 眺めます
何を語らっているのですか
あなた方を眺める 恋人達のことでしょうか
お互いを思いやる 夫婦桜に心和みます
いつの日にか 私にも 寄り添ってくれる人 現れますか
さくら さくら さくら 美しき人と巡り逢いたい
二輪 かばい合うように咲く 鴛鴦桜
淡桃紅色 恥ずかしそうに 寄り添っている
微笑ましいなと 見つめます
何を笑っているのですか
子供と仔犬の 戯れあう様でしょうか
お互いを思いやる 夫婦桜に心和みます
いつの日にか 私にも 寄り添ってくれる人 現れますか
さくら さくら さくら 美しき人と巡り逢いたい
*(鴛鴦桜:フジ桜系)
28、「えぞ山桜」
淡紅色の花びらの縁 口紅さして艶っぽい
一重で咲くのが淋しいか 葉も一緒に顔を出す
あなたとの野山の散策 楽しいデートコース
卯月中頃 晴れの昼下がり この桜に出会いました
大山桜という名前もあると 教えてくれましたね
女雛のように愛らしい さくら
生まれは蝦夷か問うてみる 葉音が聞こえるだけ
来年も 咲く頃に きっときっと二人で 会いに来ます
さくらのように 愛しい人よ いついつまでも続きますように
さくらのように 愛しい人よ いついつまでも続きますように
二人だけの 密やかな約束 指切り
淡紅色の花びらの縁 口紅さして艶っぽい
一重で咲くのが淋しいか 葉も一緒に顔を出す
あなたの笑い声 聞くのが好き 目元に人柄がにじむ
卯月中頃 晴れの昼下がり この桜に出会いました
大山桜という名前もあると 教えてくれましたね
女雛のように美しい さくら
生まれは蝦夷か問うてみる 花びらが揺れただけ
来年も 咲く頃に きっときっと二人で 会いに来ます
さくらのように 愛しい人よ いついつまでも続きますように
さくらのように 愛しい人よ いついつまでも続きますように
二人だけの 密やかな約束 守れますように
*(エゾ山桜:自生種)
29、「入相桜」
黄緑色の若葉が 含羞むあなたに重なります
純白一重に咲く姿 清々(すがすが)しい花 やはりあなたに似ています
あの日あの時 私は思いを告げられませんでした
あなたを困らせたくなくて・・・懐かしい想い出
今 お元気ですか そうであることを願っています
何度 季節が巡ったのか
指折り数えてみましたが もう判らない情けなさ
久しぶりにあの時の 野山に来てしまいました
入相桜 大きく成長して 沢山の白い花を付けています
さくら さくら 刻を巻き戻すことは出来ないのですね
さくら さくら 今なら躊躇わずに想いを告げられるでしょう
黄緑色の若葉が 俯向くあなたに重なります
純白一重に咲く姿 清らかな花 やはりあなたに似ています
あの日あの時 私は思いを告げられませんでした
あなたを困らせたくなくて・・・懐かしい想い出
今 お幸せですか そうであることを祈っています
何度 季節が巡ったのか
過ぎし年月 別々の路を歩く 寂しさ
久しぶりにあの時の 野山に来てしまいました
入相桜 大きく成長して 沢山の白い花を付けています
さくら さくら 刻を巻き戻すことは出来ないのですね
さくら さくら 今なら迷わずに想いを告げられるでしょう
*(入相桜:山桜系)
30、「琴平桜」
生まれは四国琴平 山間に咲く淡紅色が際立って美しい
幾重にも賑合う花びら ところどころ白が混じってます
ふっくらと華やかに咲く 琴平桜
ああ ああ 美しき人 山の緑に引き立てられ 一層美しい
ああ ああ 美しき人 近寄りがたく 一歩が踏み出せないもどかしさ
ああ ああ 美しき人 あなたから声を聴かせてくれませんか
この想い あなたに届けと祈ります さくら さくら 美しき人よ
育ちは四国琴平 山ふところに咲く淡紅色が目立って美しい
八重十重に嵩張る花びら 気まぐれに白が混じってます
ふっくらと重たげに咲く 琴平桜
ああ ああ 美しき人 山の緑に引き立てられ 一層美しい
ああ ああ 美しき人 近寄りがたく 一歩が踏み出せないもどかしさ
ああ ああ 美しき人 あなたから声を聴かせてくれませんか
この愛 あなたに届けと祈ります さくら さくら 美しき人よ
生まれは四国琴平 山間に咲く淡紅色が目立って美しい
幾重にも賑合う花びら 気まぐれに白が混じってます
ふっくらと鮮やかに咲く 琴平桜
ああ ああ 美しき人 山の緑に引き立てられ 一層美しい
ああ ああ 美しき人 近寄りがたく 一歩が踏み出せないもどかしさ
ああ ああ 美しき人 あなたから声を聴かせてくれませんか
この想い あなたに届けと神々に祈ります さくら さくら 美しき人よ
*(琴平桜:山桜系)
31、「奈良八重桜」
古の都を偲ぶ 淡紅色の蕾膨らむ そよかぜの日
あなたと散策た 数々の寺院 身がひきしまる
幼き日の思い出を語り合い 笑う
サワ サワと風に揺れる 葉音 さくら 千重の花びら
奈良八重桜 初老の参拝者に教えられました
真っ直ぐ伸びた幹 たわわに付く蕾
花開く頃に また会いましょうと声にしました
古の都を偲ぶ 白色の花咲く 暖かい日
あなたと散策た 数々の寺院 身がひきしまる
将来の夢を語り合い 見つめ合う
ヒラ ヒラと舞い踊る 花びら さくら 千重の花びら
奈良八重桜 初老の参拝者に教えられました
花開けば清らかな白色 無数の八重十重が重たげ
同じ頃に また会いましょうと声にしました
古の都を偲ぶ 白色の花びら絨毯 花散らしの雨
あなたと散策た 数々の寺院 身がひきしまる
小雨も風情があるね 背伸びの会話
シト シトと降り注ぐ 濡れた花びら さくら 幾千の花びら
奈良八重桜 初老の参拝者に教えられました
樹々 花冷えの古都 巡り来る春に願いを込めます
色付く頃に また会いましょうと声にしました
*(奈良八重桜:山桜系)
32、「左近桜」
弥生 桜の便りが届く頃
お花見に行きたいと せがむのは毎年のことですね
さくら さくら さくらが一番好きだと言う
判るよ 僕もさくらが大好き あなたと同じくらいに
外出もままならない人 透き通るような白い肌
愛しき人よ 心ゆくまで 見せてあげたい
切花も売っているけれど 可愛そうだと涙を浮かべる
僕は閃いた 小木性の桜の鉢植えを
左近桜 一重清純な白い花
雅な名 口元がゆるんだ
さくら さくら さくらが一番好きだと言う
判るよ 僕もさくらが大好き あなたと同じくらいに
弥生 桜の便りが届く頃
お花見は ここで出来ると明るい声ですね
さくら さくら さくらが一番好きだと言う
判るよ 僕もさくらが大好き あなたと同じくらいに
外出もままならない人 透き通るような白い肌
愛しき人よ 心ゆくまで 見せてあげたい
切花も売っているけれど 可愛そうだと涙を浮かべる
僕の植えた 小木性の桜の鉢植え
左近桜 一重清純な白い花
若木の今年は蕾が3つ 目元がゆるんだ
さくら さくら さくらが一番好きだと言う
判るよ 僕もさくらが大好き あなたと同じくらいに
*(左近桜:山桜系)
33、「芳香桜」
雅な名の桜を 探し求めて歩きました
一重白の 上匂桜 甘い薫りが引き寄せてくれました
卯月上旬に咲いて 訪れる人を酔わせてくれる
満開時 薫りに誘われて 見上げる空は 白く輝いています
あなたと この薫りに包まれながら 愛でたなら・・・
幸せの薫り 上匂桜 来年も訪れることでしょう
美しき花 上品な薫り 忘れることはないでしょう
雅な名の桜を 探し求めて歩きました
半八重白の 千里香桜 甘い薫りが引き寄せてくれました
卯月中旬に咲いて 訪れる人を酔わせてくれる
満開時 薫りに誘われて 見上げる空は 霞がかっています
あなたと この薫りに包まれながら 愛でたなら・・・
千里先まで届く 千里香桜 来年訪れる楽しみになりました
美しき花 上品な薫り 忘れることはないでしょう
雅な名の桜を 探し求めて歩きました
八重淡紅色の 天の川桜 甘い薫りが引き寄せてくれました
卯月中旬に咲いて 訪れる人を酔わせてくれる
満開時 薫りに誘われて 見上げる空は 淡紅色に輝いています
あなたと この薫りに包まれながら 愛でたなら・・・
幸せの薫り 天の川桜 来年も訪れることでしょう
美しき花 上品な薫り 忘れることはないでしょう
*(上匂桜、千里香桜、天の川:里桜系)
34、「衣通姫桜」
淡紅色の花びらが ちらほら舞い降る中 あなたと出会いました
どこまでも続く桜の トンネルの中のこと
色白の頬 桜色が映る 美しき人
衣通姫桜のような 愛しき人
人混みで 離ればなれになってしまいました
僕は どうしたら良いのだろう
心細くて 泣いていないだろうか 美しき人よ
さくら さくら 愛しき人の居るところを教えてください
さくら さくら 愛しき人の居るところを教えてください
淡紅色の花びらが ちらほら舞い降る中 あなたと歩きました
どこまでも続く桜の トンネルの中のこと
黒髪に付いた 花びらが似合う 美しき人
衣通姫桜のような 愛しき人
手を離した つかの間に 見失ってしまいました
僕は どうしたら良いのだろう
心細くて 泣いていないだろうか 美しき人よ
さくら さくら 愛しき人の居るところを教えてください
さくら さくら 愛しき人の居るところを教えてください
*(衣通姫桜:里桜系)
35、「鬱金桜」
何か 理由があるのでしょうか
蕾の時 淡い黄緑色をしていますね
咲けば 仄かに緑色を残した 清純な白い花
鬱金桜よ聞かせてください 清純な白い花
悲しいこと あったので 桜色に咲かないのでしょうか
潔癖さに 心打たれます 愛しい人
来る年も 同じ姿を見せてください
必ず 会いに来ます 約束しましょう
訳ありげな 鬱金桜が気になっています
幼き日 何があったのでしょうか
蕾の時 淡い黄緑色をしていますね
咲けば 仄かに緑色を残した 清純な白い花
鬱金桜よ聞かせてください 清純な白い花
やるせないこと あったので 桜色に咲かないのでしょうか
潔癖さに 心打たれます 愛しい人
来る年も 同じ姿を見せてください
必ず 会いに来ます 約束しましょう
訳ありげな 鬱金桜が身近に感じてます
*(鬱金桜:里桜系)
36、「手弱女桜」
なんと 頼りなげな名の娘なのだろう
僕の恋した人に 似ています
含羞むあなたと 手を繋いで桜並木路を歩きました
あれから何年経ったのだろうか
さよならも言わずに 去った娘
手弱女桜を見かける度に思い出す 美しき人
手弱女桜 今年も淡紅八重に咲きました
思い出して欲しい あの日あの時の僕たちのことを
諦めない 僕の想い届けと 桜に願う さくら さくら さくら・・・
なんと 儚げな名の娘なのだろう
僕の愛した人に 似ています
言葉少ない会話さえ 忘れられない 桜並木路のベンチ
あれから何年経ったのだろうか
さよならも言わずに 去った娘
手弱女桜を見かける度に思い出す 美しき人
手弱女桜 今年も淡紅八重に咲きました
戻って来て欲しい 今日でなくていいが 早くあなたに逢いたい
諦めない 僕の想い届けと 桜に願う さくら さくら さくら・・・
*(手弱女桜:里桜系)
37、「墨染桜」
淡紅色の蕾 花開けば清らかな 白い色
古人が
桜に 人の心が分かるなら今年は 墨染にさいておくれ と
歌ったけれど どのような悲しいことがあったのでしょう
さくらよ さくら 願いをきいて墨染桜になったのですか
一輪では淋しいと 群れ咲きになったのですね
古人の心の痛みは治まったことでしょう
さくら さくら それでも墨染桜のままなのですか
さくら さくら それでも墨染桜のままなのですね
さくら さくら 淡紅色蕾 見上げる者の心 救われます
淡紅色の蕾 花開けば清らかな 白い色
古人が
桜に 人の心が分かるなら今年は 墨染にさいておくれ と
歌ったけれど どのような辛いことがあったのでしょう
さくらよ さくら 癒してあげようと墨染桜になったのですか
一輪では淋しいと 群れ咲きになったのですね
古人の心の痛みは治まったことでしょう
さくら さくら それでも墨染桜のままなのですか
さくら さくら それでも墨染桜のままなのですね
さくら さくら 白き花 現代人の心 洗われます
*(墨染桜:里桜系)
38、「早春」
早咲きの寒緋桜が北風にふるえています
小振りの濃い紅色 下向きに咲く
見上げる者に 囁いているようです
胸を張って 上を見て生きなさい そう聞こえました
寒空の下 健気に咲くあなた
勇気を受け取りました
あぁ さくらよ ありがとう ありがとう・・・・
早咲きの初御代桜が北風にふるえています
一重の淡紅色 凛と咲く
見上げる者に 囁いているようです
胸を張って 上を見て生きなさい そう聞こえました
寒空の下 健気に咲くあなた
優しさを受け取りました
あぁ さくらよ ありがとう ありがとう・・・・
早咲きの冬桜が北風にふるえています
一重の白く 清らかに 下向きに咲く
見上げる者に 囁いているようです
胸を張って 上を見て生きなさい そう聞こえました
寒空の下 健気に咲くあなた
生きる力を受け取りました
あぁ さくらよ ありがとう ありがとう・・・・
*(寒緋桜、初御代桜、冬桜:寒桜系)
39、「冬桜」
桜ヒラヒラ 夢ヒララ・・・
雪と見紛う 白い花
春の訪れ まだ先ですね
寒空の下 綻びかけの蕾が いくつも見えます
しとやかさの中に 強さを感じます
夢を叶えるための 勇気を受け取りました
今日 あなたに逢えたなら 冬桜の話をしましょう
さくら さくら私も強くなります さくらよ ありがとう
桜ヒラヒラ 夢ヒララ・・・
霰と見紛う 白い花
春の訪れ まだ遠いですね
霜柱を足元に 綻びかけの蕾 震えています
しとやかの中に 強さを感じます
夢を叶えるための 勇気を受け取りました
明日 あなたに逢えたなら 冬桜の話をしましょう
さくら さくら私も強くなります さくらよ ありがとう
桜ヒラヒラ 夢ヒララ・・・
霙と見紛う 白い花
春の訪れ まだ先ですね
寒空の下 枝の蕾は 肩寄せ合って震えています
しとやかさに秘めた 強さを感じます
夢を叶えるための 勇気を受け取りました
いつか あなたに逢えたなら 冬桜の話をしましょう
さくら さくら私も強くなります さくらよ ありがとう
*(冬桜:寒桜系)
40、「十月桜」
寒桜 何故にこの厳しい季節を選んで咲くのですか
心を鍛えるためでしょうか
人の目を楽しませるためですか
自分に厳しく 人に優しいあなたに似ています
そういう あなたに恋をしました
幾度失敗しても 諦めずに立ち上がる あなたが好きです
いつも前向きな人 時には立ち止まって 私を見てくださいね
落ち葉の後に 淡紅色に 弥生には花を先に咲かせる思いやり
そういう あなたに恋をしました 十月桜のような人
さくらよ さくら 年に二度咲くのですね
強さですか 優しいのかしらですか
恋しい人 さくら さくら・・・あぁさくら・・・
寒桜 何故にこの厳しい季節を選んで咲くのですか
心を引き締めるためでしょうか
人の心を和ませるためですか
自分に厳しく 人に優しいあなたに似ています
そういう あなたに恋をしました
幾度失敗しても 諦めずに立ち上がる あなたが好きです
いつも前向きな人 時には立ち止まって 私を見てくださいね
落ち葉の後に 淡紅色に 弥生には花を先に咲かせる思いやり
そういう あなたに恋をしました 十月桜のような人
さくらよ さくら年に二度咲くのは何故ですか
強いからですか 思いやりかしら
愛しい人 さくら さくら・・・あぁさくら・・・
*(十月桜:寒桜系)
41、「修善寺桜」
故郷は伊豆修善寺と 朧げに蘇ります
弥生の陽射しが眩しいけれど 風はまだ冷たい
私を待つ人がいるかぎり 懸命に咲きましょう
淡紅色の小振りの 一重咲 懸命に咲きましょう
名は修善寺桜ともうします 覚えてくださいね
じっと私を見つめる あなたの願いは何でしょう
桜の私には 人の持たない力があります 信じますか
信じてくれるなら 願いを一つだけ叶えてあげましょう
日本の国が 桜色に染まる頃 実現するのです
故郷は伊豆修善寺と 朧げに蘇ります
雛の節句も過ぎたけれど 風はまだ冷たい
私が待つ人はまだ来ない 懸命に咲いたのに
淡紅色の小振りの 一重咲 懸命に咲きましょう
名は修善寺桜ともうします 覚えてくださいね
ひっそり耳を澄ます あなたの願いは叶うでしょう
桜には 人の持たない力があります 信じますか
信じた人だけ 願いを一つだけ叶うのです
日本の国が 桜色に染まる頃 実現するのです
*(修善寺桜:寒桜系)
42、「彼岸桜」
さくら便り 一足先に 淡紅色の花が咲きます
今年も恩師の墓参 行きましょう あなたと二人
好物だった 道明寺餅 幾つにしましょうか
手向けた香の煙 ゆらゆら立ち登っていくでしょう
彼岸桜 先に逝った人の優しさが偲ばれます
彼岸桜 お参りに来た人を お守りください
彼岸桜 二人の心が恩師に届きますように
嗚呼 嗚呼 彼岸桜 一重の小さな花よ 気高き花
さくら便り 一足先に 淡紅色の花が開きました
今年も恩師の墓参 来ました あなたと二人
好物だった 道明寺餅 三つお供えします
手向けたお茶の香り あたりに漂っています
彼岸桜 先に逝った人の優しさが偲ばれます
彼岸桜 お参りに来た人を お守りください
彼岸桜 二人想い恩師の教えに感謝致します
嗚呼 嗚呼 彼岸桜 一重の小さな花よ 気高き花
*(彼岸桜:寒桜系)
43、「彼岸枝垂桜」
淡い紅色の玉すだれ 無数に並んでいます
チラリホラリ 咲始めています 彼岸枝垂桜
寒さに震えながら 気丈に咲くのですね
一重の花びらの先 少女が紅を付けたように 色付いて
遊びましょうと言っているようで 微笑ましい姿です
皆も咲こうよと言っているようで 微笑ましい姿です
さくら さくら 愛しき人に似ています
さくら さくら 愛しき人に似ています
またひとつ 弾けるように 元気に咲いた
淡雪紅色の滝 無数に並んでいます
懸命に 八分ほど咲きました 彼岸枝垂桜
寒さに震えながら 気丈に咲くのですね
一重の花びらの先 少女が紅を付けたように 色付いて
踊りましょうと言っているようで 微笑ましい姿です
皆 仲良しねと言っているようで 微笑ましい姿です
さくら さくら 愛しき人に似ています
さくら さくら 愛しき人に似ています
またひとひら 踊るように 春風に舞った
*(彼岸枝垂桜:枝垂桜系)
44、「八重紅枝垂桜」
艶やかに 誇らしげな舞い姿 枝垂桜の見事さ
あなたの振袖姿を 見ているようです 舞い姿
愛しき人 美しき人よ 忘れられない人がいます
ふんわり八重咲紅色が 降り注ぐ姿 胸踊ります
春まだ浅い朝日に輝き 眩しい光 あなたに重なるのです
あなたの 口癖が懐かしい キレイ キレイ キレイね
玉簾のようにふんわり紅色が 咲き乱れています
数珠つなぎに ぎっしりと紅色花が 咲き乱れています
華やかに 誇らしげな舞い姿 枝垂桜の見事さ
あなたの振袖姿を 見ているようです 舞い姿
愛しき人 美しき人よ 忘れられない人がいます
ぽってり八重咲紅色が 優雅に佇む姿 胸ときめきます
春まだ浅い朝日に輝き 眩しい光 あなたに重なるのです
あなたの 口癖が懐かしい キレイ キレイ キレイね
玉簾のようにふんわり紅色が 咲き乱れています
数珠つなぎに ぎっしりと紅色花が 咲き乱れています
*(八重紅枝垂桜:枝垂桜系)
45、「糸桜」
ゆるゆると 天から流れ落ちるような 花簾
花と花とが手を繋いでいるようで 愛らしい
細い枝に纏わり付いて咲く 糸桜
昨夜の雨粒の残り 朝日に輝く 桜花びらが眩しい
か細い枝よ 雨 風に負けず 花を守ってください
糸桜 咲いている間が 夢のうち
しなやかに 天から降り注ぐような 花簾
花と花とが手を繋いでいるようで 愛らしい
細い枝に纏わり付いて咲く 糸桜
風に乗って揺れる 細枝桜 花びらが舞う
か細い枝よ 花散らしの風に 耐えて 花を守ってください
糸桜 咲いている間が 夢のうち
たおやかに 天から舞い降りるような 花簾
花と花とが手を繋いでいるようで 愛らしい
細い枝に纏わり付いて咲く 糸桜
夕暮れ前の 妖艶な姿 桜花びらに目を奪われる
か細い枝よ これ以上 惑わせないでください
糸桜 咲いている間が 夢のうち
*(糸桜:枝垂桜系)
第二章 想 い
1、 再出発
2、 「 悲しみ(かなしみ)の鶴ヶ城 」 ~ 最後の武士
3、 茶摘み(ちゃつみ)富士
4、 月 の 雫
5、 月 の ウサギ
6、 赤 い 糸
7、 ペンライト
8、 振り向いてください
9、 天空 の スクリーン
10、灯かり
11、玉簪
12、北国の町
13、牽牛星 と 織女星の 恋
14、優しき(やさしき) 罪人
15、セピア色の 写真
16、幸せな 別れ
17、雪見 酒
18、星 の 瞬 き
19、恋 模様
20、紅葉 酒
21、早春 告 げ 花
22、瑞穂 の 国
23、想い出
24、光 の 洪水
25、合掌
1、「再出発」
あなたの ふるさと 奈良・吉野の里を 訪ねています
歴史ある 街並みが残っています
あなたの 生まれ育った町 懐かしく思うのは何故
一文字瓦と銅板葺きの 屋根
都会で お付き合いした二年
あなたは ゴメンと言って ふるさとへ帰りました
だから だから 逢わずに 都会へ戻ります
「新しい明日を 始めましょう
ありがとう そして さようなら さようなら」
あなたと 二人旅した 町々(まちまち)を 訪ねています
歴史ある 街並みが残っています
あの頃と全く変わっていません 懐かしく歩く
一文字瓦と銅板葺きの 屋根
都会で お付き合いした二年
あなたは ゴメンと言って ふるさとへ帰りました
だから だから 同じ土鈴を買って都会へ戻ります
「新しい明日を 始めましょう
ありがとう そして さようなら さようなら」
あなたと 二人旅した 町々(まちまち)を 訪ねています
歴史ある 街並みが残っています
居酒屋の おばちゃんに 聞かれました ひとり?と
一文字瓦と銅板葺きの 屋根
都会で お付き合いした二年
あなたは ゴメンと言って ふるさとへ帰りました
だから だから この地酒呑んだら都会へ戻ります
「新しい明日を 始めましょう
ありがとう そして さようなら さようなら」
2、「 悲しみ(かなしみ)の鶴ヶ城 」 ~ 最後の武士
(会津では官軍とは言いません西軍と言います)
会津の人は 誇り高き 一徹者
徳川家に 義理立て 戊辰役での西軍と戦
孤立無援 落城 最後の 一人になるまで
果敢に 戦った唯一の 藩 武士達よ
二十人の少年(少年)白虎隊 滝沢峠から敗走
街は火の海 落城と思い込んだ少年達 飯盛山 無念の自刃
砲弾を受け 無残な姿で 鶴ヶ城は 咽び泣く
「 戊辰役 日本武士道 最後の戦である。
鶴ヶ城は百年後 再建された。城の御霊は戻って居ると信じます。
国は敗れたが 今も 会津人の心の礎 あ~悲しみの鶴ヶ城 」
会津の人は 誇り高き 一徹者
時の流れが 読めなくて 戊辰役での西軍と戦
孤立無援 落城 最後の ひとりになるまで
果敢に 戦った唯一の 藩 武士達よ
城中では 襷がけの女達も 薙刀で 応戦
揺れる城 嗚呼 辱めを避けるため 無念の自刃
砲弾を受け 無残な姿で 鶴ヶ城は 咽び泣く
「 戊辰役 日本武士道 最後の戦である。
百年後 再建された。城の御霊は戻って居ると信じます。
国は敗れたが 今も 会津人の心の礎 あ~悲しみの鶴ヶ城 」
会津の人は 誇り高き 一徹者
会津っぽの 引くに引けない意地 戊辰役での西軍と戦
敗戦後 生き残った人々は 下北半島 斗南に強制移住
厳寒の地 辿り着くまでに また多くの命が消えた
会津の市街地 亡骸の埋葬は許されず 風葬
不毛の地 斗南の住人は 哀れな 落人に優しかった と
砲弾を受け 無残な姿で 鶴ヶ城は 咽び泣く
3、「 茶摘み(ちゃつみ)富士 」
姉さん被りの 茶摘み娘
仕種が どこか 艶っぽい
忙しく働く あの娘は 応えてくれるだろうか
声を掛けてみたいが あァ恥ずかしや ララララァ
新芽を せっせと器用に摘む手元に 見惚れて
あの娘が摘んで 出来たお茶は さぞや 甘かろう ララララァ
富士のお山を 眺めながら 飲んだら幸せ一番 ララララァ
清水一家の 粋な大政 小政
富士を 背に どこへ お発ちやら
茶畑と富士のお山は 日本一 一幅の絵だねェ
早く帰っておいでよ 次郎長親分さんよ~ ララララァ
新芽を せっせと器用に摘む手元に 見惚れて
あの娘が摘んだ お茶 飲み頃になっただろう ララララァ
富士のお山を 眺めながら 飲んだら幸せ一番 ララララァ
姉さん被りの 茶摘み娘
仕種が たまらなく 艶っぽい
先輩姉さんと 額に汗して働く姿に 心ときめく
声を掛けてみたいが あァ恥ずかしや ララララァ
時折 額に手をやる仕種に 見惚れて
あの娘が摘んで 出来たお茶は さぞや 甘かろう ララララァ
富士のお山を 眺めながら 飲んだら幸せ一番 ララララァ
4、「 月 の 雫 」
教えてください 月の雫の降るところを
金色の小瓶に 降り注ぐ 雫は 虹色
幸せになれるという 虹色雫を集めたい
何処に行けば良いですか
君に伝えたい 早く集めて ボクの心を
どうか教えてください 虹色雫の降るところ
ああ ああ月の雫 月の雫
教えてください 月の雫の降るところを
銀色の小瓶に 降り注ぐ 雫は 紫苑色
願いが叶うという 紫苑色雫を集めたい
何処に行けば良いですか
君に気付いて欲しい 早く集めて ボクの心を
どうか教えてください 紫苑色雫の降るところ
ああ ああ月の雫 月の雫
教えてください 月の雫の降るところを
朱鷺色の小瓶に 降り注ぐ 雫は 萌黄色
争い事が無くなるという 萌黄色雫を集めたい
何処に行けば良いですか
早く集めないと 失うものが多すぎる 防ぎたい
どうか教えてください 萌黄色雫の降るところ
ああ ああ月の雫 月の雫
5、「 月 の ウサギ 」
まあるい月夜は 楽しいね
餅つきしている ウサギさんも楽しそう
三日月になったら 何処に隠れるのでしょう
耳元で羽を付けた人が 囁きました
お月様の淵に並んで 座って 綾取りしてるよ と
ボクも仲間になりたいなァ
羽を付けた人に頼みましょうか
お願い!一緒にやりたいよぅ
まあるい月夜は 嬉しいね
餅つきしている ウサギさんも嬉しそう
三日月になったら 何処に隠れるのでしょう
耳元で小指のような小さな人が 囁きました
お月様の淵に並んで 座って お手玉してるよ と
ボクも仲間になりたいなァ
小指のような小さな人に頼みましょうか
お願い!一緒にやりたいよぅ
まあるい月夜は 心弾むね
餅つきしている ウサギさんも楽しそう
三日月になったら 何処に隠れるのでしょう
耳元で小さな妖精が 囁きました
カーブを 滑り台にして 遊んでいるよ と
ボクも仲間になりたいなァ
小さな妖精に頼みましょうか
お願い!一緒にやりたいよぅ
6、「 赤 い 糸 」
あなたを探しています こうしている今も
私の小指の真っ赤な糸の 繋がるはずの あなた
あなたは 何処にいますか
何に笑い 何を悩んでいるでしょうか
一緒に 分かち合えたら 嬉しい
赤い糸を 手繰り寄せるには どうすれば良いですか
「 この広い世界で 赤い糸と繋がる人に巡り逢う奇跡
心から 感謝します 神よ 友よ ありがとう
誰もが 奇跡の巡り逢いが起きますように!ありがとう!」
いつか 巡り逢える時が 来るはず
私は 私らしく生きて その時が訪れるのを待ちます
あなたは 何処にいますか
巡り逢えた時 泣き虫の私は 嬉し泣き
息が苦しいほど 抱き合えたら 嬉しい
赤い糸を 手繰り寄せるには どうすれば良いですか
「 この広い世界で 赤い糸と繋がる人に巡り逢う奇跡
心から 感謝します 神よ 友よ ありがとう
誰もが 奇跡の巡り逢いが起きますように!ありがとう!」
赤い糸の先に こんなに素敵な あなたが居た
あなたは あなたらしく生きて その時が訪れるのを待っていた
あなたは 何処にいたのですか
巡り逢えた今 自然に 唇が触れました
息が苦しいほど 抱き合えて 嬉しい
赤い糸を 手繰り寄せることが 出来た奇跡に ありがとう
7、「 ペンライト 」
恋 ときめく胸
悩める心も 喜び
恋する人は 輝いている ペンライトのように
恋は 夢の 道しるべ ラララ ラララ・・・・
恋の実った幸せを 誰かに 分けてあげよう
みんなが ペンライトになれたら この世は 幸せがいっぱい
さあ ペンライトになろう ラララ ペンライトになろう ラララ
魂の輝き ペンライトになろう ラララ ラララ・・・
愛 聖母の心
やさしくなれる 喜び
慈愛の心は 魂の輝き ペンライトのように
愛は 平和の 道しるべ ラララ ラララ・・・・
愛を 導火線のように 広げよう
みんなが ペンライトになれたら この世は 幸せがいっぱい
さあ ペンライトになろう ラララ ペンライトになろう ラララ
魂の輝き ペンライトになろう ラララ ラララ・・・
夢 まどろみの心
楽しく 生きる喜び
夢みる心は 人を思いやる気持ち ペンライトのように
夢は 生きる 道しるべ ラララ ラララ・・・・
夢が叶ったら 誰かに 分けてあげよう
みんなが ペンライトになれたら この世は 幸せがいっぱい
さあ ペンライトになろう ラララ ペンライトになろう ラララ
魂の輝き ペンライトになろう ラララ ラララ・・・
8、Please be aware( 振り向いてください )
いつも あなたの近くに居ます
あなたは 明るく振舞っているけれど
傷ついた心を 隠しているのを 知っています
私は そばに居ます 振り向いてください
心の痛みを 吐き出して良いのです
心の傷を 癒やす 手助けがしたい
いつか パートナーになれることを 願っています
振り向いて 目を合わせてください アアァ アアァ ・・・
I want your love I want your love ・・・・
いつも あなたの隣りに居ます
あなたは 明るく振舞っているけれど
傷ついた心を 隠しているのを 知っています
私は 隣りに居ます 振り向いてください
心の痛みを 吐き出して良いのです
気持ちが 軽くなる 手助けがしたい
いつか パートナーになれることを 願っています
振り向いて 目を合わせてください アアァ アアァ ・・・
I want your love I want your love ・・・・
いつも あなたの側に居ます
あなたは 明るく振舞っているけれど
傷ついた心を 隠しているのを 知っています
私は 側に居ます 振り向いてください
心の痛みを 吐き出して良いのです
心の傷を 癒やす 手助けがしたい
いつか パートナーになれることを 願っています
振り向いて 目を合わせてください アアァ アアァ ・・・
I want your love I want your love ・・・・
9、「 天空 の スクリーン 」
大宇宙の パワーに 心が 共鳴します
太陽は 全てを許し 明日の生きる力を与えてくれる
地球 我ら 生きる者達を 育む 強い力
人間は 大宇宙の中の 小さな小さな存在
試練も 喜びも 与えられしもの 明日のために 今日を生きる
Tried to live with confidence Because once life
「金環蝕 日蝕 流星 オーロラなど天空ショーを繰り広げる
この大宇宙が 存在するから 生きていられる 感謝 大切にしたい」
大宇宙の パワーに 心が 共鳴します
太陽は 生命の源 明日の生きる力を与えてくれる
月 悲しみを吸い取り 癒される やさしい力
人間は 大宇宙の中の 小さな小さな存在
試練も 喜びも 与えられしもの 明日のために 今日を生きる
Tried to live with confidence Because once life
「金環蝕 日蝕 流星 オーロラなど天空ショーを繰り広げる
この大宇宙が 存在するから 生きていられる 感謝 大切にしたい」
大宇宙の パワーに 心が 共鳴します
太陽と月 陽と陰 共に 明日の生きる力を与えてくれる
無数の星座 何億光年も 遠くから届く光
人間は 大宇宙の中の 小さな小さな存在
試練も 喜びも 与えられしもの 明日のために 今日を生きる
Tried to live with confidence Because once life
10、「 灯かり 」
夕焼け空が 綺麗に見えたら 今日 楽しかった人
むなしく見えた人 辛いことがあったのか
あなたは どちらでしょうか
どちらも それが人生 辛いことばかりは続きません
明けない夜はない 止まない雨もない
明日は晴天ますよ 夕焼け空が 綺麗です
街の灯かりに ホッとしたら 今日 楽しかった人
孤独を感じた人 辛いことがあったのか
あなたは どちらでしょうか
どちらも それが人生 辛いことばかりは続きません
明けない夜はない 止まない雨もない
明日は晴天ますよ 街の灯かりが 綺麗です
朝焼け空が 綺麗に見えたら 今に 前向きな人
気が重い人 辛い思いをしているのか
あなたは どちらでしょうか
どちらも それが人生 辛いことばかりは続きません
明けない夜はない 止まない雨もない
今日は晴天ますよ 朝焼け空が 綺麗です
11、「 玉 簪 」
紅色珊瑚の 玉簪を着けると 幸せになれるという
珊瑚には うす桃色 象牙色もあるけれど・・・
まだ お金のなかったあなたは
うす桃色の 髪飾りを さしてくれました
うす桃色珊瑚 初々しさが好きです 宝物ですね
いつか 紅色珊瑚の 玉簪 贈るよ と 指きり
「 久し振りに 宝物を 手にしてみました
この温かさは 珊瑚の心か あなたのぬくもりか
今 幸せで暮していることを 願っています。」
紅色珊瑚の 玉簪を着けると 幸せになれるという
珊瑚には うす桃色 象牙色もあるけれど・・・
まだ お金のなかった二人は
象牙色 ペンダント さげてくれました
あなたには ペアの カフスボタン 宝物ですね
いつか 紅色珊瑚の 玉簪 買おうね と 指きり
「 久し振りに 宝物を 手にしてみました
この温かさは 珊瑚の心か あなたのぬくもりか
今 幸せで暮していることを 願っています。」
紅色珊瑚の 玉簪を着けると 幸せになれるという
珊瑚には うす桃色 象牙色もあるけれど・・・
まだ お金のなかったあなたは
象牙色 イヤリング つけてくれました
あなたには ペアの タイピン 宝物ですね
いつか 紅色珊瑚の 玉簪 買おうね と 指きり
12、「 北国の町 」
窓ガラスに 六角形の花が咲き乱れている
朝陽とともに 消えてしまいます
同じことが繰り返され 冬の訪れを知る
手を繋いで 水溜りに張った氷の上を すべりました
粉雪 ボタ雪 霙雪 降っては止み 積もっては消え・・
そして 一面の銀世界 遠いあの日の 思い出
あなたに逢いたい もう一度 手を繋ぎたい あなたに逢いたい
窓ガラスに 六角形の花が咲き乱れている
朝陽とともに 消えてしまいます
同じことが繰り返され 冬の訪れを知る
軒下の ツララを持ち寄って 大きさ比べをしました
粉雪 ボタ雪 霙雪 降っては止み 積もっては消え・・
そして 一面の銀世界 遠いあの日の 思い出
あなたに逢いたい もう一度 手を繋ぎたい あなたに逢いたい
窓ガラスに 六角形の花が咲き乱れている
朝陽とともに 消えてしまいます
同じことが繰り返され 冬の訪れを知る
どちらが 大きな 雪ダルマを 作れるか競争しました
粉雪 ボタ雪 霙雪 降っては止み 積もっては消え・・
そして 一面の銀世界 遠いあの日の 思い出
あなたに逢いたい もう一度 手を繋ぎたい あなたに逢いたい
13、「 牽牛星 と 織女星の 恋 」
彦と姫の 恋は 何億年 続いているのでしょう
けっして終わることのない 相思相愛の 恋
年に たった一度 七夕の夜の 逢瀬
過ぎた一年の出来事 積もる話
寄り添って 語り合う 陽の気配が 別れの合図
また来年ねと 離れて 来年は私が 天の川を渡ります
不安のない 二人は いつも幸せ
チカチカ瞬く 星々(ほしぼし)に 見守られ ら~ら~らら
彦と姫の 恋は 何億年 続いているのでしょう
けっして終わることのない 相思相愛の 恋
年に たった一度 七夕の夜の 逢瀬
抱き合っていれば 言葉はいらない
手が触れて 心かよう 陽の気配が 別れの合図
また来年ねと 離れて 次は あなたが渡って来るのね
不安のない 二人は いつも幸せ
チカチカ瞬く 星々(ほしぼし)に 見守られ ら~ら~らら
彦と姫の 恋は 何億年 続いているのでしょう
けっして終わることのない 相思相愛の 恋
年に たった一度 七夕の夜の 逢瀬
来年のこと 夢のはなし 曇りの日はウフフ
目の奥深く 見つめ合う 陽の気配が 別れの合図
また来年ねと 離れて たまには 橋の真ん中で逢いましょうか
不安のない 二人は いつも幸せ
チカチカ瞬く 星々(ほしぼし)に 見守られ ら~ら~らら
14、「 優しき(やさしき) 罪人 」
優しすぎは罪 あなた
その優しさを 私への愛と思っていました
あぁ あぁ 罪な人
あなたは 誰にでも優しい
私だけを 観ていたのではないのですね
私 心乱しています 忘れることができません
あぁ あぁ 罪な人
「 比翼の鳥 連理の枝 と なれることを願っていました。
あなたは 誰にでも優しい あぁ 優しき(やさしき) 罪人 」
優しすぎは罪 あなた
その優しさに 錯覚してしまった 私の想い
あぁ あぁ 罪な人
あなたは 誰にでも優しい
私だけを 愛したのではないのですね
私 心乱しています 忘れることができません
あぁ あぁ 罪な人
「 比翼の鳥 連理の枝 と なれることを願っていました。
あなたは 誰にでも優しい あぁ 優しき(やさしき) 罪人 」
優しすぎは罪 あなた
その優しさに ときめいた 私の想い
あぁ あぁ 罪な人
あなたは 誰にでも優しい
私だけが あなたの心を満たしたのではないのですね
私 心乱しています 忘れることができません
あぁ あぁ 罪な人
15、「 セピア色の 写真 」
二人が 付き合い始めの頃 内緒で旅しましたね
ひとに頼んで ツーショット
二人とも 嬉しそうな V サイン
いつしか 別々の道を 歩いていました
ずっと 手帳に 挟んで持っています
セピア色に なってしまった 懐かしい写真
もう一度 同じところで 撮りませんか
二人が 出会って 間もなく 内緒で旅しましたね
ひとに頼んで ツーショット
嬉しそうに 腕を絡めています
お元気ですか 幸せですか 気掛かりです
ずっと 手帳に 挟んで持っています
セピア色に なってしまった 懐かしい写真
もう一度 同じところで 撮りませんか
二人が 恋におちて 内緒で旅しましたね
ひとに頼んで ツーショット
あなたは 恥ずかしそうに寄り添っています
いつしか 別々の道を 歩いていました
ずっと 手帳に 挟んで持っています
セピア色に なってしまった 懐かしい写真
もう一度 同じところで 撮りませんか
16、「 幸せな 別れ 」
さようなら を 言う日が来ました
君とは たくさんケンカ出来たよ ラララ ラララ~
泣きながら ゴメンネと 抱きしめたい 愛しい女
手を繋いで歩く いつものデート道
いつか この道を 歩こうよ ジュニアと一緒に
君の 苗字とは 今日で さようなら バイバイ バイバイ~
明日から ボクと同じ苗字で 生きていくんだよ
幸せに向かって 歩けるしあわせだね ラララ ラララ~
Love Love Love Happy farewell Happy farewell Happy farewell・・・
さようなら を 言う日が来ました
ボクは 沢山の嘘をつき叱られたよ ラララ ラララ~
しょんぼり ゴメンネと 笑って許してくれる 女
手を繋いで歩く いつものデート道
いつか この道を 歩こうよ ジュニアと一緒に
君の 苗字とは 今日で さようなら バイバイ バイバイ~
明日から ボクと同じ苗字で 生きていくんだよ
幸せに向かって 歩けるしあわせだね ラララ ラララ~
Love Love Love Happy farewell Happy farewell Happy farewell・・・
さようなら を 言う日が来ました
君を 守るためについた嘘 ラララ ラララ~
判っているわと 半ベソで キッス 愛しい女
手を繋いで歩く いつものデート道
いつか この道を 歩こうよ ジュニアと一緒に
君の 苗字とは 今日で さようなら バイバイ バイバイ~
明日から ボクと同じ苗字で 生きていくんだよ
幸せに向かって 歩けるしあわせだね ラララ ラララ~
Love Love Love Happy farewell Happy farewell Happy farewell・・・
17、「 雪 見 酒 」
お酒がおいしい 心にゆっくり 染渡ります
外は チラチラ 粉雪が 舞っています
タンポポの綿毛のようで 心和みます
今時 コタツなんて珍しいと あなたは嬉しそう
熱燗酒で 雪見しましょうか
この幸せが 続くことを祈ります
お酒がおいしい 心の底まで 温みます
外の雪は 降り止んだようです
深々(しんしん)と音が するようで 心おちつきます
湯船に浮べた 徳利 杯が ゆらゆら待っています
頭に 手拭い乗せて 呑みましょうか
この幸せが 続くことを祈ります
お酒がおいしい 心のしこりが 解されます
外は 牡丹雪が 次々降ってます
牡丹の花のようで 心 躍ります
今時 薪ストーブなんて珍しいと あなたは驚く
湯気 薬缶の中に 徳利 入れましょうか
この幸せが 続くことを祈ります
18、「 星 の 瞬 き 」
冴え冴え(さえざえ)とした 夜空を 見上げる
ネオンのない草原に 寝転んで 胸いっぱい吸い込む
星々(ほしぼし)は 煌き 瞬く 降り注ぐ 光の洪水
手を伸ばせば 届きそう・・・届かない なぜ届かない
あなたへの想いに 似ています
この想い いつか必ず届くと 信じています
冴え冴え(さえざえ)とした 夜空を 見上げる
小川の せせらぎ聞きながら 寝転んで 胸いっぱい吸い込む
星々(ほしぼし)は 煌き 瞬く 降り注ぐ 光の洪水
手を伸ばせば 届きそう・・・届かない なぜ届かない
あなたからの 返事を待っています
この想い いつか必ず届くと 信じています
冴え冴え(さえざえ)とした 夜空を 見上げる
湖上の ボートに 寝転んで 胸いっぱい吸い込む
星々(ほしぼし)は 煌き 瞬く 降り注ぐ 光の洪水
手を伸ばせば 届きそう・・・届かない なぜ届かない
あなたと共に 笑える刻を 待っています
この想い いつか必ず届くと 信じています
19、「 恋 模 様 」
恋に恋してる 女はいくつになっても
恋は 人を輝かせる キラキラ キラキラと
夫となる人に 巡り合い たくさん輝きました
あなたも輝いています
仲良し 恋模様は 虹色
恋の 輪舞よ ありがとう ありがとう
Thank you happy encounter ・・・
恋に恋してる 女はいくつになっても
恋は 人を輝かせる キラキラ キラキラと
子宝にも 恵まれ たくさん輝きました
元気いっぱい 輝いています
団欒 恋模様は バラ色
恋の 輪舞よ ありがとう ありがとう
Thank you happy encounter ・・・
恋に恋してる 女はいくつになっても
恋は 人を輝かせる キラキラ キラキラと
孫達に 囲まれ たくさん輝きました
賑やかに輝いています
みんなの 恋模様は 星色
恋の 輪舞よ ありがとう ありがとう
Thank you happy encounter ・・・
20、「 紅 葉 酒 」
外は 淡く白い紗のような 雨降り
庭の樹々(きぎ)に 残る葉はない
一本だけ 凛と 佇む 楓の紅色
弱音を はかず 感情を抑え 凛としていたあなた
あの時の 姿が 思い出されます
あなたを偲んで 紅葉酒 呑んでます
時は 逆行ない あああ あああ あああ~
外は 淡く白い紗のような 雨降り
私の心の樹に 残る葉はない
一本だけ 凛と 佇む 楓の紅色
心を 表す言葉がみつからなかった 凛としていたあなた
あの時の 姿が 思い出されます
あなたを偲んで 紅葉酒 呑んでます
時は 逆行ない あああ あああ あああ~
外は 淡く白い紗のような 雨降り
あなたの心の樹に 葉は残っていますか
一本だけ 凛と 佇む 楓の紅色
毅然とした あなたに 声が掛けられなかった 弱い私
あの時の 姿が 思い出されます
あなたを偲んで 紅葉酒 呑んでます
時は 逆行ない あああ あああ あああ~
21、「 早 春 告 げ 花 」
ラララ ラララ~春がきたよ ラララ ラララ~
まだ 風は冷たいけれど
道端の 慌て者 タンポポが 恥ずかしそうに咲いている
枯れ草に 隠れて 蕗の薹が 仲良く 並んでいるね
如月 弥生 紅梅蕾みが ほころんで
心 弾む 早春を 告げています ラララ ラララ~
ラララ ラララ~春がきたよ ラララ ラララ~
まだ 風は冷たいけれど
道端の 慌て者 土筆んぼが 震えて立っている
枯れ草に 隠れて ユキノシタが 透明の毛をつけているね
如月 弥生 白梅蕾みが ほころんで
心 弾む 早春を 告げています ラララ ラララ~
ラララ ラララ~春がきたよ ラララ ラララ~
まだ 風は冷たいけれど
道端の 慌て者 母子草が 仲良く 並んでいるね
枯れ草に 隠れて 野蒜が 細い芽を出しているね
如月 弥生 沈丁花が 甘く香って
心 弾む 早春を 告げています ラララ ラララ~
22、「 瑞 穂 の 国 」
雪が消え 蓮華草がゆれる 季節です
仔犬と 一緒に 転げます
水温み 田植え時
ほっそり稲苗が 整列しています
ゼリーのような 蛙のタマゴ
畦道を 仔犬と散歩
お家に 帰ろう
強い陽射し 入道雲が 我が物顔です
子犬と 一緒に 駆け足です
木陰を 探して 一休み
青々と 育った稲が 風に 靡きます
頭上で セミの 大合唱
畦道を 子犬と散歩
お家に 帰ろう
透明な空気 黄金色の 稲穂が みごとです
小犬も 満足そうです
頭を垂れた 豊作の 稲田
刈り取りも 間近でしょう
赤とんぼ スーイ スーイ 穂に止まる
畦道を 小犬と散歩
お家に 帰ろう
23、「 想い(おもい)出 」
螺鈿細工 蒔絵の 文箱
祖母からもらった 大切な 箱
あなたからの 手紙が 入っていました
生真面目な 文の 間から
たぎる想いが 読み取れます
そんな時代が ありました
お元気ですか 手紙は 煙にしましょう
螺鈿細工 蒔絵の 文箱
祖母からもらった 大切な 箱
あなたからの 手紙が 入っていました
硬くるしい 文の 間から
あふれる想いが 読み取れます
そんな時代が ありました
お元気ですか 手紙は 煙にしましょう
螺鈿細工 蒔絵の 文箱
祖母からもらった 大切な 箱
あなたからの 手紙が 入っていました
英語まじりの 文の 間から
熱い想いが 読み取れます
そんな時代が ありました
お元気ですか 手紙は 煙にしましょう
24、「 光 の 洪 水 」
眩しい とても眩しい 光に 包まれている
青・緑・赤・黄色・橙 湧き出る光
万華鏡 光の世界 悩みも 消える
楽園の光 心を癒す光
すべての人々(ひと) 夢の世界
光の洪水に 身を任せ こころを開放しよう
青 キララ キララ 赤 キララ キラキララ~
眩しい とても眩しい 光に 包まれている
青・緑・赤・黄色・橙 湧き出る光
万華鏡 光の世界 辛さも 消える
夢色の光 心を癒す光
すべての人々(ひと) 夢の世界
光の洪水に 身を任せ こころを解きほぐそう
緑 キララ キララ 黄色 キララ キラキララ~
眩しい とても眩しい 光に 包まれている
青・緑・赤・黄色・橙 湧き出る光
万華鏡 光の世界 苦しみも 消える
天国の光 心を癒す光
すべての人々(ひと) 夢の世界
光の洪水に 身を任せ こころを開放しよう
橙 キララ キララ 光 キララ キラキララ~
25、「 合 掌 」
心を 縛っていたものが するりと 解けた
やすらか 落ち着き 安心 小さく手を合わせる
世界で 大切なもの・・・ あなたとの 絆
生きて 生きて 辿り着いた 心の やすらぎ
遥か太古の人々 太陽を 神と崇拝た
あなた あなた あなた 慈しむ 心を知りました
心を 縛っていたものが するりと 解けた
やすらか 落ち着き 安心 小さく手を合わせる
世界で 大切なもの・・・ あなたとの 絆
生きて 生きて 辿り着いた 心からの 愛
遥か太古の人々 太陽を 神と崇拝た
あなた あなた あなた 愛される 心を知りました
心を 縛っていたものが するりと 解けた
やすらか 落ち着き 安心 小さく手を合わせる
世界で 大切なもの・・・ あなたとの 絆
生きて 生きて 辿り着いた 心の 温もり
遥か太古の人々 太陽を 神と崇拝た
あなた あなた あなた 慈しむ 心を知りました