世界『アメストラル』
葉の一つ一つに一つの世界を宿す、世界の母『世界樹』
その『世界樹』の葉の一つ、世界『アメストラル』。
この世界は6つの大陸大国と9つの中小島小国で出来た、『世界樹』の〝枝〟を中心に作られた世界。
『アメストラル』では人間や動物だけではなくさまざまな種族が存在し、人間たちと共に共存し合って生きています。
遥か昔,魔人『アルタイル』と呼ばれる。常識を超えた異常なまでの力を持った邪悪なる者が世界を我が物にしようと企み、その力を持って世界を恐怖と混乱の渦に巻き込み、人々を不安と恐怖で支配しました。
しかし、それを止まるかの如く世界樹から現れた、『光の戦士』と呼ばれる者が魔人『アルタイル』を討ち、世界は救われた。
それから約600年後、空からとても巨大な〝船〟が落ちてきて、その〝船〟にはこの世界には無い〝機械〟と呼ばれる〝魔法〟よりも優れた技術と科学、そして〝魔装器〟と呼ばれる。強力で不思議な力を持った武器がありました。
〝魔法〟という名の科学を駆使して暮らしていた『アメストラル』の人々はその魔法よりも優れた科学を持っていた〝船〟に居た人達を〝『神の遣い』〟と呼び、崇められました。
ちょうどその頃、死んだはずの魔人『アルタイル』が復活し、それに伴ってまた多くの人々が死に追いやられ、世界は漆黒の空と血に染まった大地に変えられ、人々は再び恐怖と絶望に支配されました。
しかし、それを討たんとせんと現れた勇者『トラル』とその仲間達が共に力を合わせ、見事魔人『アルタイル』を倒し、世界は再び安寧と平和を取り戻した。
そしてしばらくの年月が経ち、『アルタイル』は居なくなり、『神の遣い』は元の世界へ帰り。
人々はこの平和の時が何時もでも続くかと思っていたが、その人々の思いとは真逆に各国々は自国の覇権の為、もしくは国の存続や繁栄の為、或いは利己的な目的か己の正義や理想の為、それぞれの思惑の元。
各国々は『神の遣い』が齎した魔装器を使って、戦争を勃発させ、長い時の間、争い続けました。
それから約400年後、戦いに疲れ切った国々は和平交渉を結び、世界に一時の平和が訪れ。
大きな戦争が無くなった現代の人々は豊かさを取り戻しつつと共に『神の遣い』が残してくれた技術と科学を貪欲に吸収して、目覚ましい程の技術力と科学力が進歩し、昔よりも暮らしが豊かになった各国々は次の大戦に備え、戦力を着々と整えつつある頃。
新たな物語が動き出そうとしていた………