男子禁制桃色話
雫視点です。
ボーイズ・ラブ苦手な方は飛ばし下さい。
鈴木 雫(10)小学5年生 うちのお姉ちゃんはで美人で運動神経抜群、成績優秀な自慢ですが……
日本の一般世間で言う 『婦×腐〇女子』で
近所でも残念な美少女で有名です………。
そもそもあたしが物心ついた時には既にお姉ちゃんはめくるめく世界の住人になっていました。
今のあたしより一つ下くらいの年からコミケでイラストやら4コマを書き売り出していました。
そしていま、まさにお姉ちゃんは新境地へとやってきました。
あたしはなんとなく雰囲気が読めました。
お姉ちゃんがあたしを呼んでいます。
ランドセルから一冊の薄いマンガをとりだしてお姉ちゃんにわたしました。
「ところでシズカ様、その羽根ペンで何をお書きになるのですか?」
スゴくキラキラした金の髪に白い肌の濃い青い瞳を持つとてもきれいなお姉さんが何か言います。
「BLマンガです。」
お姉ちゃんが何かに言ったのかあたしにもはっきり意味が分かりました…。
「…坊主等部漫画?
とは何でしょうか?」
キラキラのお姉さんの微妙に惜しい発音が聞こえます。
「ボーイズ・ラブとは即ち美少年同士の恋愛を主題とし、性的行為を感性的繊細に描いた絵画です。」
どどーんっと一気に
周りの美形のお兄さん方3名が引いてます。
鎧兜さん2名は辛うじてよろめきました。
お兄さんは慣れているので言ってしまった。と顔にでてます。
でも周りの方のドン引きようはいつもより凄まじいのは何故なんでしょうか?
あとで、お兄ちゃんに聞いて納得しました……。
お姉ちゃんが聖女様でその聖女の羽根であれを書くと…。
周囲のお兄さん方があんなにドン引きしたの分かりました。
ちなみに、あたしがお姉ちゃんに渡した薄い本のタイトルは、
『忍○ま 乱○郎 ~少年たちの忍び恋~』
作者 ジュリエット・シャーロック
内容は小学生向けのほっぺたちゅーの描写までの初心者入門編だけど、衆道についての古い歴史があり、あとでこのマンガを読んだエヴァ先生が衆道の授業や忍者の異世界へ歴史的価値があるとかで、
キラキラのお姉さんことエヴァ先生が目を輝かせていました…。
後に、聖女ことお姉ちゃんはジュリエット・シャーロックの名で覆面BLマンガ創作家として一部の腐女子乙女たちの教祖とになり、布教こと腐教活動は成功して魔族保護の一躍を遂げるのですが…
それは、しばらく先のことでこの時は誰にも予測出来ませんでした。
ちなみにこの時、あたしはお姉ちゃんが聖女じゃなくで魔女として召喚されたと思っていました。てへ。