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理由

《そちらのお小さい方はこちらの言葉がお分かりにならないのですか?》


エヴァンナが尋ねる。

鈴木三兄妹、末っ子は首を縦に頷く。

言葉は分からなくともなんとなく周りの雰囲気が読める。



《それでしたら、私がこちらの言葉をお教え致しますが?》



末っ子、笑顔で頷く。

何だかすでにコミュニケーションがとれている。



末っ子の国語教師は決まった。



ひとまず、問題解決した。





《では、肝心な魔族保護のほうは余が話をしよう。》



金髪の一番背の高い青年が言った。



ここから、鈴木三兄妹が召喚された理由が説明された。




その1 ここ120年ほどアディストリア公国周辺は近隣諸国で争いがなかった。




その2 先代の国王は魔王を倒し、魔族狩りをする者が増えしまったこと。


その3 魔族とは交流がなく、本来むやみやたらに人間を襲うことがなく、静かに暮らしていたこと。


その4 先代のお陰で魔族達が激減し、このままだと絶滅危機があること。


その5 調べによると魔王には概ね7人の子供達がいることが解り、王族の者は警戒され襲われる可能性が高い為、それを第三者の手で探し出し、保護してもらうこと。


その6 魔族に対する偏見なくすために鈴木三兄妹を召喚したのである。



以上が鈴木三兄妹が召喚された理由であった。



先代の国王は半年前に亡くなり、現在説明した青年がアディストリア公国現国王アラジン・アディストリアであった。





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