目的
《》は異世界語で「」は日本語だと思ってください。
鈴木三兄妹たちは、仕方なくエレベーターから降りた。
後ろを振り返ると鏡の中から出てきたらしい。
《はじめまして、私はあなた方をお呼びした。エヴァンナ・アディストリアと申します。
ここはあなた方とは異なる世界であり、今ここにいらっしゃる国はアディストリア公国の大聖堂でございます。》
フランス人形似の美少女は言う。
辺りを見渡すと、キリスト教の教会に似ている。
上を見上げると星々と月が煌めくステンドグラスが光輝いていた。
エレベーターの中ではフランス人形似の美少女のエヴァンナしか見えなかったが、他にも三人の男性と鎧をきた二人がいた。
男性の内に二人はよくエヴァンナに似ている青年の方は20歳くらいで背は高く。体型もしっかりしている。
服装は中世の西洋貴族が着ている感じのに似ている。
もう一人は、少年と言っても近い感じだ。
背は低くもないが高くもない。まだまだ伸びる感じだ。体型は細身である。中性的な雰囲気で服装も西洋貴族的にだか、半ズボンなのが少年らしさを出している。
最後の一人は真っ赤に燃える赤毛に緑の瞳でちょっとつり目の顔の整った青年だ。
体型は背は高く細身だ。服装も青を基調とした知性的な雰囲気で西洋貴族的だ。
エヴァンナはそれとは違い、白いシンプルなドレスだか、神秘的でどこか巫女さんを思わせる服装に首には色とりどりの数珠に真ん中に鏡がついていたペンダントをしていた。
エヴァンナは話を続ける。
《あなた方を召喚した理由は、この世界に残された魔王の七人の子を保護して頂きたいのです。》
《なんで、魔王の子供達を保護しなけりゃあいけないんだ。
普通は退治するもんだろ!》
鈴木三兄妹、長男発言。
だか……
「ねぇ、お兄ちゃん。さっきからあのお姉ちゃんなんて話してるの?」
その前に、大問題発生!
鈴木三兄妹の末っ子は今までのエヴァンナの言葉は通じていなかったのだ……
この先、どうなることやら…。