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1章1部
バキッ、ゴキッ。
「ふぅ~センパイ、もう絡むのはやめてくださいよ」
高校生の男子生徒の前に、彼よりひと回り大きい男子生徒が仰向けで倒れている。
「もぉ~ワタルったら~
ケンカは良くないよ~」
背の小さな女の子がバタバタと
走って来た。制服を着ていなかったら、小学生かと思うぐらいの身長。
「うるせぇな、お前もこうしてやろうか?」
仰向けで倒れている男を指差す
「あ~あ、制服汚しちゃって。
おばさまに怒られるぞ。」
ワタルの顔色が変わる。
「余計なことは言うなよ、ミナミ。」
「ど~しよっかなー♪」
笑顔ワタルの方を見る。
「もういい、帰る。」
「え~、私は委員会があるからな~じゃあまたね~」
ミナミは校舎の方へ走っていった。
ワタルは予定通り家に帰ろうと思った。
いつも通り裏道を通り、
交差点を通って帰れると思った
しかし、帰る途中、異様なドアを発見した。
興味本意で開けてはいけない。
そう思っていても抑えきれない衝動。
ワタルはそのドアを開けてしまったのだ。
そしてワタルは気を失った。




