表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
倉石瑞稀と100のやりたいこと  作者: Masa(文章力あげたい)
文化祭編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

87/122

間話 とある生徒会員の議事録 後編

 吉澤ひとみーー彼女は前生徒会長の使徒だった。 


 ある時には、遅刻生徒であり、全校生徒の前で彼女から処罰を受ける役目。 


 またある時は、彼女を煽り生徒たちに、彼女の絶対政治を見せつけるサクラ。


 その正体は、盲目的な崇拝者である。


 「⋯⋯貴方の目的はなんなの」

 「はわわ。 な、なんのことですか? 私はただの役員ですよ」

 「⋯⋯そう。 じゃあ、対してたことないのね、貴方の崇拝するか⋯⋯」

 「⋯⋯小童如きが、我が神子様を侮辱するなよ⋯⋯潰すぞガキ」

 「怖いですね。 ⋯⋯それで、なにを企んでいるんですか使徒さん?」

 「ちっ! ⋯⋯かの神子様は神になられた。 しかしだ、有象無象どもは愚かなことに神子様の存在ごと、抹消するという愚行を犯した。 これは、許し難き大罪だ! 私は誓おう⋯⋯神子様の復活を此処に⋯⋯」


 上を見ながら叫ぶ彼女ーーその目は狂っていた。


 「あ、そう。 勝手にしたら。 せいぜい私の邪魔はしないでよね」

 「貴様が、我が神子様の邪魔をしなければな⋯⋯」


 私は生徒会室を後にした。 


 ーー終わってる。 この学校は、もう既に終わっているわ。


 私は窓に目をやる。 そこには、生徒会長と副生徒会長がいた。


 なにをやっているのか気になった私は、近づいて様子を伺う。


 「⋯⋯⋯⋯⋯」

 「⋯⋯⋯⋯⋯」


 どうやら、お互いに言葉を交わさず、ただ側にいるだけらしい。 なにもせずにぼーっとして、なにが楽しいのかしら? 理解不能ね。


 そう思っていたら、副生徒会長の方が動き出した。 その足取りは重い。 なにか嫌なことがあるのだろうか? これからの時間なんて、家に帰ってご飯を食べるぐらいだろう。


 残ったのは生徒会長だけ。 


 彼女は目に涙を流しながら、佇んでいるだけだった。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ