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倉石瑞稀と100の高校生活でやりたいこと  作者: Masa(文章力あげたい)
文化祭編

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ガールズソード 魔王討伐は婚約破棄の後に レビュー会議

 「ただいまより、第三回文化祭会議を行います。 今回の議題はこちら⋯⋯田中書記脚本の小説が完成しましたので、みなさまのご意見をお聴きかせください」

 「うむ、それでは朗読するぞ」


 田中書記による台本の読み上げが終わった。 全員が沈黙する中、最初に声を上げたのは、やっぱりはわわさんだ。


 「⋯⋯あの、田中先輩。 なぜアヤティスは、舞踏会に犬を連れて行ったのですか? 連れて行かなければ、婚約を破棄されなかったのでは?」

 「吉澤さん。 君は、追放系というのを知っているかな?」

 「えっ。 あれですよね⋯⋯無能だと思って、追い出した人物が有能だったってことですよね?」

 「その通りです。 周りからの侮蔑、我が身の劣等感から、コミュニティを抜ける。 ⋯⋯理由はどうあれ、彼女があの場所を去るのは必然だったんです」

 「え? 犬の話しはどこに行ったのですか?」


 まるで、煙を巻くように論点をずらす田中書記。 彼女はこの件について答えるつもりはないようだ。


 「じゃあ、私も。 これってジャンルなんなの?」

 「彩乃さん。 追放ファンタジー物ですね」

 「恋愛じゃないの? 普通、物語って恋愛要素を入れるものだと、思うけど」

 「⋯⋯やれやれ、まったく。 夢を見過ぎですよ貴方。 世の中、簡単に恋愛なんて始まりませんて。 ⋯⋯でも、どうしてもと健太が言うから、最後にヒーローを登場させてあげたでしょ?」


 彩乃の質問は、田中書記の現実主義によって終わった。


 「サッチー、なんでユイベルも追放されたの?」

 「それは、簡単です。 アカーナがユイベルのことが、本当は嫌いだったからです」

 「⋯⋯へぇ。 そうなの」

 「結衣! 私は違いますからね! あれはフィクションです、実際の私たちには影響ありませんから!」


 ゆいゆいはただ、明里を茶化したかっただけかな。


 「あのさ、魔王雑魚すぎね?」

 「竜也。 それはですね、決戦前に毒を盛っていたからですよ」

 「誰がだい」

 「ほら、出てきたじゃないですか! 吉澤さんが」

 「ああ、あの『はわわ』って奴」

 「そう、それです!」

 「ソイツなんか変なこと言ってね。 『コトネ様』とか⋯⋯」

 「⋯⋯おい貴様、薄汚い口調でその方の名前を呼ぶなよ⋯⋯潰すぞ」

 「怖。 ⋯⋯この子がことね様を呼んでたけどなぜ?」

 「ああ、それは吉澤さんがどうしてもって言うから⋯⋯」


 どうやら、あの発言ははわわさんの要望らしいーー


 「ねえ、最後の締め雑じゃない?」

 「善子。 読み切り作品に、オチの綺麗さを求めないでください。 話しが終わっているだけ、素晴らしいでしょ?」

 「⋯⋯この名を轟かせせるってなに?」

 「もちろん、『ガールズソード』彼女たちのグループ名ですよ。 ホラ、証拠にとどめは、ちゃんと剣ですよ」

 「でもさ、オチとして弱くない? ドルワルとアカーナのざまあはないの?」

 「ドルワルとアカーナは、城の謁見の間で見物人たちが見守る中、剣で串刺しにされてしまいました、その後、体はいつでも見れるように、ハエがたかってもなお永遠に捨て置かれたそうです⋯⋯これで満足ですか?」


 田中書記! エグいし、グロいよ。 やめてよ、想像するじゃん。


 「⋯⋯他に質問はありますか?」

 

 私たちは、一斉にまだ声を出していない人物ーーミウミウを見た。


 「オホホホ。 購買のパンの一位は、こちら焼きそばパン。 とても美味しいですわ! 紅生姜も入ってお買得ですわよ」


 いいな、ミウミウの頭はいつも平和でーー

 

 

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