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倉石瑞稀と100のやりたいこと  作者: Masa(文章力あげたい)
文化祭編

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柳田庶務の確執

 「えっと今川さんお話しと言うのは?」

 「瑞稀さんは、この期間も毎日ゲームしているの?」

 「当然じゃないですか。 私にとっては、ゲームと推活は空気と同じ⋯⋯って先生の質問は今はいいんです」

 「せっかく、落ち込んでる瑞稀さんを、リラックスさせているのに⋯⋯」


 そう言うと先生は、落ち込んだ様子を見せる。 


 ーーもしかして今川先生は、私が暗くならないように、ボケてくれてたのだろうか?

 

 「ふふ、そうだよ倉石さん。 そして、黒田さんも貴方が追い詰められないように、空気を読んでたみたいだね。 じゃなきゃ、僕たちは嗜まれただろう」


 そう言うと、今川太一さんは苦笑いを浮かべる。


 「⋯⋯みんな不器用なのさ。 でも世の中、真っ直ぐだけじゃ生きていけない。 君も、わかる時が来るさ⋯⋯」


 彼の表情に、私は色々な葛藤があったことを、想像したのであった。


 「ねえ? うちの旦那に惚れちゃった? ⋯⋯駄目だよ、瑞稀さん。 私のだから」


 そう言ってまた、イチャイチャする二人。 他所でやってください。


 「はいはい。 それで、体育館以外の業務を僕たちが、担当すればいいんだね?」

 「そうです。 体育館は私たちが管理しますから⋯⋯」

 「取り分については、変更はありますか?」

 「ありません。 お互い、ウインウインでいきましょう」

 「了解です。 ではこちらの指示としては⋯⋯」


 私たちは一時間程、真剣に話し合いをした。


 「瑞稀、いるか?」

 「柳田庶務、お疲れ様です」

 「ふふ、柳田君。 ご苦労様」

 「⋯⋯どうも」

 

 二人の間に、気まずい空気が流れている。 私は彼が来た理由を聴くことにした。


 「どうしましたか?」

 「おう。 取り込み中だったなら出直すよ」

 「いえ、私は失礼いたします」

 「ありがとうございます」


 今川太一さんは帰って行った。 


 「柳田庶務。 要件は⋯⋯」

 「今、終わった所だ」


 どうやら、柳田庶務はこの状況を助けに来てくれたらしい。 ついでだから、色々聴こうかな?


 「もう。 柳田庶務のおかげで怒られたよ」

 「ああ、悪かったな、俺のせいで⋯⋯」

 「そうだよ! 黒幕じゃなくて、黒田さんじゃないですか!」

 「え? そっち?」

 「それ以外になにがあるんですか! 私、完璧に騙されて土下座までしたんですよ!」

 「えっと⋯⋯それはすまない」


 気まずそうに謝る、柳田庶務。 すると、まだそこに居た今川先生が、柳田庶務に話し掛ける。


 「健太君? 私の旦那が、悪いことするわけないでしょう?」

 「先生⋯⋯えっと、そうですね」

 

 明らかに、愛想笑いを浮かべる柳田庶務。 


 「柳田庶務は、黒田さんのことが嫌いなんですか?」

 「⋯⋯瑞稀。 それを聴いてどうするつもりだ? お前には関係ないだろ。 これは俺の問題だからな⋯⋯」

 「それなら、聞かないけどさ⋯⋯」


 まあ、彼のストーリーに口は挟むつもりないし。


 「ふん。 まあ、アイツらとは色々あってな⋯⋯実は既に無関係じゃないんだぜお前は。 俺と榊原結衣を同時に、誘った時点でさ⋯⋯」

 「うん。 私も、うすうす感じてるよそれ⋯⋯」


 アレだね、ゆいゆいは黒田派って奴だよね? じゃあ私も黒田派?


 「お前は中立だろう。 ⋯⋯いや、それどころかブラックホースかな? つまり、お前が俺たちを抑えて、頂点に立てると言うわけさ⋯⋯面白いだろ」


 いや、全然面白くない。 私はただの推活とゲームが好きな一般生徒会長です。


 私の心のつぶやきは、エタナぐらいにしか聞こえなかった。

 

 


 

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