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倉石瑞稀と100のやりたいこと  作者: Masa(文章力あげたい)
文化祭編

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73/122

お見舞される瑞稀

 「あれ? なんで私⋯⋯家にいるの? ⋯⋯そうだ、学校に行って仕事しないと⋯⋯なんで? 体が動かないの?」


 私は、早く学校に行って、仕事をしないといけないの!  


 「エタナ! 貴方の仕業よね? お願い。 私は学校に行かないといけないの」

 『⋯⋯瑞稀。 残念ですが、貴方の願いはキャンセルされました。 貴方はしばらく家で静養してください』

 「静養? そんなことしている場合じゃないよ! ⋯⋯そうだ、あの時の力。 あれがあれば、一瞬で疲れが⋯⋯」

 『無意味です。 精神の疲れは癒せません』


 エタナに否定された私は、しばらくどうすることもできなかった。


 「⋯⋯瑞稀。 あっ、瑞稀! 目が覚めたのね!」

 「お母さん⋯⋯」

 「貴方、今までなにしてたの! うう⋯⋯」

 「お母さん? ⋯⋯どうしたの?」

 「なんで、私は貴方がいないことに、違和感を持たなかったのかしら⋯⋯これじゃ母親失格だわ」

 「お母さん。 重たいよ⋯⋯」


 「あらあら、これは生徒会長の瑞稀さんじゃないですか? やっと会うことが出来ましたね」

 「えっと、姫様?」

 『瑞稀ちゃん! もう心配したんだよ! なんで私たちを遠ざけたりしたの? 私、心配だったんだから!』

 「⋯⋯ことね、それは⋯⋯」

 「瑞稀。 もうこれに懲りたら、ウジウジしていないで、元の貴方に戻りなさいよ。 ⋯⋯元気になった貴方を待ってるわ」


 「瑞稀ちゃん? 大丈夫」

 「⋯⋯瑞稀。 もしかして、私のせいで」

 「えっと⋯⋯そんなことないですよ。 私が無茶しすぎたんです」

 「そう? それならいいんだけど⋯⋯」

 「もう、最近つまらない。 瑞稀ちゃんも、ミウミウも遊びに来てくれないから」

 「ごめんね、マイマイ。 また、遊ぼうね」

 「じゃあ、約束だよ。 絶対だからね」

 

 「アンタ、なに倒れてる訳?」

 「⋯⋯すみません。 ゆいゆい」

 「⋯⋯まあいいわ。 ちょうどいいから、朗読してあげるわね」

 「えっと、なにをですか?」

 「女王様に対する言葉遣い集よ」

 「⋯⋯⋯すう、ぐう」

 「女王に謁見する際は基本的には土下座が基本⋯⋯」


 「エターナルパーフェクト様、ありがとうございます」

 「あの? そろそろ、元気なので開放してください」

 「今後も、瑞稀を縛っていてください」

 「サッチーの薄情者!」

 「時に、瑞稀よ。 エターナルパーフェクト様を略称で呼んでいるそうだな? そして、使役まで⋯⋯」

 「⋯⋯それがなにか?」

 「ふん。 過ぎた力には、代償が付きもの。 それが当然の理よ。 己れの代償を払うといいわ」


 「よ! 瑞稀」

 「健太さんまで⋯⋯」

 「おいおい、俺が来るのが嬉しくないのか?」

 「えっと、私なんかのために⋯⋯」

 「なんか、ね⋯⋯まあ、今日の所はいいか⋯⋯」

 「健太さん?」

 「早く元気になれよ瑞稀。 変えるんだろ学校を、お前の高校生活のリストはまだまだ、これからだ」

 「痛いことを言いますね。 文化祭でたくさん叶いますから⋯⋯私のやりたいことは」

 「おお。 それだよ、その元気があれば問題ないな。 期待しているぞ」


 

 『愛されていますね。 瑞稀』

 「そうですかね」

 『そうですよ、だって⋯⋯』

 「「「「「「「生徒会長」」」」」」」」

 「⋯⋯え、嘘。 みんな」

 「倉石さん! 元気になって!」

 「倉石。 期待しているぞ」

 

 クラスメイトたちが来てくれたーーその事実に喜びを覚えた私だった。


 『もう、貴方は大丈夫そうですね』

 「はい、ありがとうございます」

 

 そっか、私って幸せ者だったんだね。


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