間話 とある彼女たちの昼休み
「⋯⋯OOさん、隣いいかな?」
「⋯⋯⋯どうぞ」
私は、校舎裏のベンチに座っている、彼女の許可をもらい少し離れた場所で座る。
今は、昼休み。 少し遠くの方で騒がしい声が聞こえるーー
彼女は、大きなカバンをベンチに置き、儚げに座っている。
「OOさん、なぜそんな大きなカバンを持って来てるの?」
「⋯⋯⋯⋯」
沈黙。 彼女はいつもそうだーー
私が同じクラスになって、半年が経つ。 しかし、一向に心を開いてくれない。
なにが彼女をそうさせるのか? 私には理解出来ていたーー
そう、私もボッチ。 せっかく生徒会長になったのにだ。
ーーいや、もしかして生徒会長になったからだろうか?
前生徒会長のもたらした、人災は生徒会長と言う肩書きに、嫌悪感を植えつけたのか?
私は、空を見上げてた。 霞んでいてよく見えないーー
「⋯⋯⋯どいていただけるかしら?」
「あ! ごめん! 邪魔だったよね! じゃあ教室で!」
「別に⋯⋯」
彼女がなにかを言いかけていたが、私はその場を後にする。
ーー私たちって孤独だね。
でも、違う形で会っていたら、もしかして友達になれたのかな?
ーーなんて、くだらない話だったよね。
ああ、私に勇気があればなぁ。
例えば自分の目標をノートに書くとか?
「はは。 飽き性の私が、誰にも知られずにそんなことをしたって、すぐにやめるだけだよ⋯⋯」
せめて、そばでなにか言ってくれる、友達がいたらなーー
そしたら私、なんでも出来るよ。
風が、少し寒く感じるーー
季節はまた、秋になろうとしていたーー




