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倉石瑞稀と100のやりたいこと  作者: Masa(文章力あげたい)
夏休み編

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みんなで旅館にお泊まり

 「⋯⋯湊ったら、もう、特別に⋯⋯だからね⋯⋯」

 

 私たちは旅館に到着して、お風呂に入ってのんびり雑談、と言う段階に入っていた。 しかし、それを一番楽しみにしていた本人は夢の中である。


 「相変わらず変な夢を見てるわね」

 「湊さんって噂のハーレムを目指している人?」

 「そうよ、とんでもない、奴よ!」

 「湊は、私と一緒の時もことねの話しをしてましたわ」

 「へえ、ハーレムか。 爆破して欲しいな」

 「お姉ちゃんは健ちゃんが好きなんだよね?」

 「な、なんのこと? ⋯⋯私、知らない?⋯⋯」

 「健ちゃん? ああ、柳田健太のことですわね」

 「なんだと! 生徒会庶務の柳田健太だと。 彩乃! アンタに話しがある!」

 「なによ! いきなり、怒鳴らないでよ⋯⋯」


 と、みんなで仲良く話していたらーー


 「楽しそうね⋯⋯貴方たち、私も混ぜなさいよ⋯⋯」

 「なによあんた、いつもと雰囲気が違うわね⋯⋯あの時みたいに」

 「ことねお姉ちゃん?」


 桐原姉妹が、困惑した表情を浮かべる。 私はもう一人のミウミウの顔を見た。 しかし、ミウミウは平常だ。 あれ? 知ってた? 


 「ミウミウは、知ってたのことねのこと⋯⋯」

 「ええ。 瑞稀も知っていたのかしら?」

 「そうだけど⋯⋯」


 ところで、なんで姫様が出て来たのかな?


 「水臭いわね、貴たちと私の仲じゃない。 楽しくお話ししましょう⋯⋯」

 

 姫様が、私たちに近づいてくる。 最初に話しかけたのは、意外にも舞香ちゃんだったーー


 「あ! じゃあゲームして遊ぼ! 私、ことねお姉ちゃんとも一緒に遊びたいもん!」

 「ええ。 遊びましょ」


 そして、二人で遊び始めた。 私たちは視線を交わして、廊下側へ。


 「ちょっと! ことねの様子がおかしいでしょ!」

 「桐原さん。 あの状況の名前は姫様でお願いします」

 「桐原さんってね! じゃあ、私のことも彩乃って呼んでよ!」

 「⋯⋯呼んでるじゃん」

 「あれはネタでしょ! 知っているんだから! ⋯⋯そもそも、舞香のことは普通に呼ぶのに不公平よ!」


 桐原彩乃が怒っている。 私は彼女の頭を撫でる。 


 「プシュー、シュウー」

 「瑞稀! すごく威嚇されてますわ!」

 

 どうしよう。 すごく怒ってるね。


 「⋯⋯あなた達、こんな所でなにやっているのよ」

 「プシュー、プシュー」

 「ごっこ遊び? わかったわ! ネコのモノマネね!」

 「違うわよ! なによまったく!」


 そう言うと彩乃は、寝床に帰って行った。


 「ふふ、あの子は面白いわね⋯⋯」

 「姫様! なんの話しをするのかしら?」

 「⋯⋯そうね。 例えば、瑞稀が今悩んでいることを当てるとか?」


 私の今の悩みを当てるーー その発言にドキドキしてしまった。


 「ああ。 瑞稀がまた、ちっぽけなことで悩んでいますわ」

 「⋯⋯またってなによ!」

 「いつも、ボケた後⋯⋯私の様子を伺っていますもの。 毎回気になって仕方ないですわ」

 「そうそう。 後は、やりたいことリストだっけ? それが本当に達成したのか不安がったりとか⋯⋯」


 二人が私を見ながら、話してくる。 私はーー


 「ね、寝床に戻りましょ⋯⋯」


 逃げたのだった。


 「舞香。 ⋯⋯これから、いよいよ本番だわ。 大丈夫、私は⋯⋯貴方! 戻ってくるの早いわよ! あれ⋯⋯二人は?」

 「えっと⋯⋯先に戻ってきた⋯⋯」

 「どうしたの? 貴方、顔色が悪いわよ⋯⋯」

 「⋯⋯そう言う、あ、彩乃さんだって」

 「⋯⋯貴方の寝言のこと話したわよね」

 「えっと、そうだね。 それがなにか?」

 「心当たりあるのよね⋯⋯ 原因に⋯⋯」

 

 そう言うと、彩乃さんは語り出したのだったーー

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