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倉石瑞稀と100のやりたいこと  作者: Masa(文章力あげたい)
夏休み編

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59/119

みんなで海水浴をしよう!

 「はい、お姉ちゃん! 用意したよ水着!」

 「これ着るの恥ずかしいんだけど⋯⋯」

 『彩乃ちゃん、恥ずかしいくないよ、むしろかわいいよ!』


 海水場に辿りついた私たちは、さっそく水着に着替える。


 どうやら、桐原さんの水着は、舞香ちゃんが用意したらしい。 彼女のピンクの髪に似合っていて、とても良かった。


 「瑞稀。 私の方を見てどうしたの」

 「え? 可愛いと思って⋯⋯」

 「⋯⋯そう」


 そう言うと、彼女は私に近づき、頭を下げた?


 「⋯⋯どうしたのかな? 桐原さん?」

 「頭を撫でてくれないの? ⋯⋯この前、撫でてくれたのに⋯⋯」


 どうやら彼女は、生徒会長主任の時のことを言っているらしいーー


 あの時の私、勇気があったな。 生徒会長になれば、みんなが私に構ってくれるって思っていたから、調子にのってたんだよねーー


 私は、桐原さんの頭を撫でた。 彼女は嬉しそうな表情を、私に見せた後、ことねたちの方へ向かった。


 ーー私はと言えば、顔が真っ赤になってしまった。 そこにあるビーチチェアで横になる。


 「ふぅ、やっぱりのんびりした景色、映えるね⋯⋯」


 独り言を呟き、私はのんびりと彼女たちを見守る。


 ことねは、舞香と一緒にはしゃいでいる。


 桐原さんも、呆れているが楽しそうだ。


 ーーそして、ミウミウは? あれ? どこに行ったのミウミウ!


 「屋台に色んな食べ物が売ってますわ! ⋯⋯すみません全部ください!」

 「全部? なにを言って⋯⋯お前は櫻井美羽!」

 「ボンヌさんにジンさんにザク郎さんですわ!」

 「お嬢さんは海水浴⋯⋯ならぬ、海水場メニュー喰らいかい」

 「今回は俺たちは負けないぜ!」

 「そうだぜ! いきがいい新鮮な材料があるからな!」

 「勝負ですわ!」


 「ことねお姉ちゃん! お腹空いてきちゃった!」

 『そうだね! 海の家でご飯食べようか!』

 「いらっしゃいですわ!」

 「あれ? ミウミウ! なにしているの?」

 「店員が食材集めに行ったので店番ですわ!」


 寝てしまった! 昨日、寝不足だったからな。


 「あれ? 起きたの? ⋯⋯ずいぶんうなされていたけど」

 「えっと、桐原さん。 うなされていた⋯⋯」


 私はまったく覚えていないけどーー


 「あなた、ずっと謝っていたわよ。 ことねにね⋯⋯ 」


 私がことねに? どうしてだろう?


 『おーい。 ご飯持ってきたよ! 食べよう!』

 「食べるのですわ」

 「む。 ミウミウはもう食べないでよ」

 「そんな! ですわ!」

 

 「なんで私が写真を撮るのよ!」

 「お姉ちゃんにぎゅ」

 「もう一人私がぎゅ」

 「ちょっと、ことね! 痛い! 締め付けすぎよ!」

 「ふぅ、次はなにを食べようかしら⋯⋯」

 「ミウミウ、お前の体はブラックホールなのか! 羨ましい!」


 食後、みんなで写真撮影をした。 みんな笑顔で楽しそうーー


 私は、ビーチチェアにまた座る、食事の後で動く気持ちには、なれなかったからだ。 そんな私の横にことねが座る。


 『瑞稀ちゃん! 楽しいね!』

 「そうだね」

 「⋯⋯あら、貴方はあんまり楽しくなさそうね?」

 「そんなことないですよ⋯⋯ その、姫様はいかがですか?」

 「私? ぼちぼちね⋯⋯ 『私』が楽しいならそれでいいんじゃない?」

 

 姫様は、不敵な笑みを私に浮かべるーー


 「おや? 『私』が拗ねているわよ。 『瑞稀ちゃんが楽しくないと! 私も楽しくないもん!』だって」


 ーーつまり、こう言いたい訳だ。 私が笑顔で楽しまないと、姫様も楽しくないとーー


 「貴方が、なにを悩んでいるか知らないけど、せっかくの海なんだから⋯⋯もっとはっちゃけましょ」

 

 そう言うと、姫様は私を持ち上げた? ちょっと待って!


 『瑞稀ちゃん! 思ったよりも軽いよ! ちゃんと食べてる?』

 「ことね! 下ろして! 恥ずかしいって!」

 「ふふふ。 彩乃よりも、弱い抵抗ね貴方。 口は強いけど⋯⋯」


 私は海岸まで運ばれた。 みんなが私を見てるーー


 「みずちゃん! やっと来た!」

 「ことねに抱いてもらうなんて⋯⋯私と同じじゃない⋯⋯」

 「瑞稀! こっちなのだわ! 美味しい食べ物がありますわよ!」

 

 こうなれば、ヤケクソだ! 私は夕方まで、みんなと遊び続けた。

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