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倉石瑞稀と100の高校生活でやりたいこと  作者: Masa(文章力あげたい)
夏休み編

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瑞稀の開き直り

 ご飯を食べた後、榊原さんは作業を始めた。 


 私は、それを黙って見ているだけーー


 あれ? 私って秘書だよね? これじゃまるで雑用係じゃない?


 私は鏡を見た。 ーーそこには、普段の私がいた。


 「あの、榊原さん」

 「⋯⋯なにかしら、瑞稀」

 「私って雑用係だったんですね⋯⋯」

 「⋯⋯⋯⋯⋯なにを言っているのかよくわからないわね」


 じゃあ、その不自然な間はなんですか!


 「そ、そんなことを気にしている場合? アンタは、そこで私の仕事を見守るの! それがアンタの仕事よ?」

 

 めちゃくちゃ動揺しているじゃないですか! 


 やっぱりそうだったんですね! 私はショックで跪いたーー



 「ふぅ。 こんなもんかな? よし! 終わり」

 「ふーん。 そうですかー」

 「アンタ、先輩に対しての礼儀がないわよ?」

 「そうですねー」


 私は拗ねいた。 だって秘書をやりたかったんだもん! 実質雑用係じゃガッカリだよ! ハァー。


 「じゃ、私寝るから」

 「⋯⋯もう準備できてますよー」


 拗ねた私は、彼女を誘導する。 彼女がなんか言っているが関係ない。


 「ちょっと! アンタ! なにしているのよ!」

 「お風呂ですけど?」

 「ですけど? じゃないわよ! なんで一緒に入ってくるの!」

 「はい、湯船にゆっくり浸かってくださいね。 あったかいですか? ⋯⋯そうですか。 はい、お背中流しますね⋯⋯」


 お風呂が終わった後は、睡眠だ。 ーー途中、暴れたり、噛みつかれたりしたけど、今は大人しくなった。 寝る場所? 同じベットですが、何か?


 「ア、アンタ! 昨日は動揺していたくせに! なんで今日は、そんなに大胆なのよ!」

 「⋯⋯だって、秘書じゃないですから⋯⋯私」

 「それだけの理由で! 嘘でしょ⋯⋯」

 

 嘘である。 本当はさっきから誤魔化しているだけで心臓がバクバクだ。


 「⋯⋯まったく⋯⋯そんなことで⋯⋯こんなたいど⋯⋯こまる⋯⋯わ」

 「寝ちゃったかな」

 『瑞稀』


 榊原さんが寝たタイミングを見計らって、エタナが話しかけてくる。


 『⋯⋯この者は、なにやら孤独な側面を持っているようですが』

 「そうだね。 ⋯⋯だけど。 必ず、暴かなくてもいいんだよ」


 私は、彼女の頭を撫でる。 すると、彼女が優しく微笑んだーー



 「瑞稀! 起きなさい! 行くわよ!」

 「おはようございます。 ⋯⋯えっと、行くってどこに?」

 「アンタの家よ! アンタ、親に電話もせずに外泊したでしょ? ⋯⋯しょうがないから、一緒に謝ってあげる」

 「ア、ア、ア」

 「どうしたの? 瑞稀?」

 「完全に忘れてた!」

 

 え? どうしようーースマホは、電池切れてる! まずいまずいよ!

 

 「ハハハ⋯⋯」

 「⋯⋯⋯⋯⋯いいわね。 アンタの顔、そそられるわ⋯⋯」


  どうしよう! 私は今、絶望感に溢れていたーー


 

 「ただいま」

 「瑞稀! 心配したのよ! 電話ぐらいよこしなさい!」

 「お母さん。 仕方ないよ、仕事だから⋯⋯」

 「なにを開き直っているのよ! まったく。 徹夜でゲームをするか、朝帰りかのどっちかしかないのかしら!」

 「⋯⋯すみません、奥様。 私が原因でして⋯⋯」

 「まあ! 榊原さんは関係ありません! 母娘の問題です!」


 その後、コッテリお母さんに説教されましたっとーー


 

 「お母さん⋯⋯か。 アンタが羨ましいな⋯⋯」

 「全然、羨ましくないですから!」

 「みんな、そう言うよね⋯⋯」

 「それよりも。 本番が近づいて来ましたね! あっという間ですね!」

 「⋯⋯へぇ、アンタそんなこと言うんだ⋯⋯」


 あれれ、榊原さんの表情が怖いですね? スマイルが欲しいです!


 ーーその後、私は事務所についても、怒られ続けたのであるーー

 

 

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