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倉石瑞稀と100のやりたいこと  作者: Masa(文章力あげたい)


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26/27

生徒会アピール開始

 歓声を上げる中、『ミウミウ』の中の人が前に出てみんなの声援に、呆れながら言いました。


 「⋯⋯はぁ。 あの、みなさん。 この動画、学園歓迎会に使った動画ですよ? ⋯⋯改めて用意した動画を、再生しますから、どうかよろしくお願いします」


 すると、会場全体が、笑顔で溢れるーーみんなの優しさに、感動する生徒会役員たちでした。


 「瑞稀! これはどう言うことですの!」

 「えっと、手が滑ってうっかり⋯⋯」

 「うっかり? たまたま用意していた、別の動画が流れたと⋯⋯嘘おっしゃい!」


 ーーさすがにバレたか。 でも動画を最後まで流してくれたね! 



 さて、気を取り直してっと。 ーー最初は入学式からだよ。


 会場がざわめき始める、ミウミウが訝しげに会場の様子を確認する。 ーー手遅れだよミウミウ。 君が転校生じゃなかったらすぐに気付いて止められたのにーー


 「おいおい、倉石生徒会長の発言って、途中で止められてたよな」

 「そうだよ! なんで普通に話してる様になっているんだ?」

 「⋯⋯たしかに、目標は実行に移していたけどさ⋯⋯」


 48、全校生徒の前で目標の中間報告をする


 「瑞稀! これは一体どう言うことですの!」

 「ふふ、どう? ミウミウ。 私のやりたいこと、既に半分はクリアしているんだよ! 後、半分。 私の野望をこれからもよろしくね!」

 「よろしくね! ⋯⋯じゃないですわよ、もう!」


 

 続いては、体育大会の映像ーーまあ、ここは普通に編集したよ。


 

 「あ! 彩乃ちゃん見て! 体育大会の大玉転がし!」

 「あの時がだいぶ前の様に感じるわね」

 「最後に私が胴上げされて、嬉しかったな~」

 「まあ、ことね頑張ってたし当然よ⋯⋯」

 体育大会の映像を見て、和やかな雰囲気の生徒たち


 「⋯⋯まったく。 やればできるじゃない。 ことね様の勇姿をしっかりと編集していますわね! ⋯⋯後で私にコピーさせてくださいませ」

 

 はいはい、かしこまりましたお嬢様っと。


 さて、いよいよ本番のシーンの始まりだ! 画像には私が映っている、場所は校門で通行する生徒達に挨拶をしている。


 「みんな! 生徒会長の倉石瑞稀です! ただいま、朝の挨拶を行なっております! 皆様、おはようございます!」

 「倉石生徒会長おはようございます」

 「みんな今日はいい天気ですね!」

 「そうですね」

 「みんな今日も勉学に励むよう!」

 「はい、かしこまりました」


 素晴らしい会話の応酬。 しかし、生徒達からは疑問の声が聞こえてくるーー

 

 「黒田陽介前生徒会長の時は校門で挨拶してたな⋯⋯」

 「新生徒会長が校門で挨拶してたことなんてあったけ?」

 「倉石さんっていつもギリギリだよね?」

 「⋯⋯瑞稀ちゃん。 この前遅刻してたよ」


 やれやれ、みんなすぐに気付くんだから。


 「瑞稀! ⋯⋯これはなんですの?」

 「人影や残像に違和感を感じるぞ」

 「生成AIだなこれ⋯⋯」

 (なるほど! 反応がおかしいと思ったら!)

 

 やば! バレた! ミウミウが凄い形相で睨んで来てるよ!


 「み、ず、き、!」

 「ひーい、すみません」

 

 49、校門で朝の挨拶をする クリア?

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