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倉石瑞稀と100のやりたいこと  作者: Masa(文章力あげたい)
文化祭編

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103/122

後夜祭

65、文化祭が無事に終わる

66、後夜祭を開催する


 私は、頭の中にあるリストを思い出しニンマリする。


 トラブルが大量にあった文化祭も、無事生還。 そしてこれからの時間は、私が夢に見ていた打ち上げである。


 不思議な脱力感を覚えて、このまま意識までもーー


 「オラオラ! このヤロー! 境内の存在を認めろよなぁ?」

 「瑞稀! ちゃんとご飯食べたのかしら? そんな瑞稀のためにジャジャンですわ! たくさんありますわよ! モグモグ」

 「あ! ミウミウ! 自分で食べてるじゃん! みずちゃんのためにとっておくんじゃなかったの?」

 「瑞稀! 探したわよ! アンタがサボるから、サッチーがカンカンよ! 後で説教ね。 可哀想」

 

 よし! このまま意識手放しちゃえー


 『ただいまです、瑞稀。 気絶しかけていましたので意識を戻しました』

 

 わあー ありがとうエタナ。 全然嬉しくないや。


 「ちょっと、アンタ! 眩しいんだけど!」

 「⋯⋯なにあれ? 倉石生徒会長の周りに光の玉が?」


 ちょっとエタナ! 何人かに見えているけど?


 『私は理想の神。 私が見えるということは⋯⋯満たされない思いがあるのでしょう』

 「瑞稀! アンタがそのムカつく光の飼い主なんでしょ! サッチーから聴いたわよ! だったらさっさと消しなさいよね!」

 『瑞稀。 ことねから最後の伝言があります。 また後で⋯⋯』


 エタナは、そう言うと遠くに飛んで行った。


 「⋯⋯貴方たち、ご機嫌ね」

 「あ! ことねと湊ですわ! 二人とも、どこに行ってたのかしら? せっかくの美味しいご飯がもうありませんのよ」

 「なんだと! ⋯⋯櫻井美羽! ことね様の供物を食らっただと、潰すぞ!」


 やっと、肩揉みマシーンから解放された。 私は、ことねに目を向ける。


 「もう、ことねはいないんだよね⋯⋯」

 「いるわよ⋯⋯私がことねよ」

 「ふふ。 そっか⋯⋯だったら寂しくないや⋯⋯」

 「瑞稀! こっちなのだわ。 一緒にのんびりするのですわ」

 「え? どうしたのミウミウ? 食あたり?」

 

 どうしよう! 食い過ぎかな? ミウミウがしおらしくアピールするなんて。


 「瑞稀⋯⋯私、今日幸せでしたわ。 たくさん食べまわって、たくさん喋って⋯⋯どれも転校する前の私からしたら、考えられませんの。 それもこれも⋯⋯あの時、瑞稀が私に話し掛けてくれたから。 ありがとう、瑞稀。 私、幸せでしてよ⋯⋯」

 「ミウミウ。 はい! 胃薬飲んで、思いっきり空気を吸って吐いてしよう⋯⋯大丈夫、リラックスして」

 「瑞稀! 私のセンチメンタルを返してくださいまし!」


 ミウミウはそう言うと、どこかヘ去って行った?


 「ふん。 デリカシーがないのね、生徒会長さん?」

 「⋯⋯凛ちゃん。 あれ? 陽介さんや明里は?」

 「⋯⋯今更? 二人は途中で帰ったわよ。 お兄ちゃんが私を貴方の所に、行けって指示してね」

 「そっか⋯⋯明里帰ったのか。 ドタバタしてて気付かなかったよ⋯⋯」

 「明里ね⋯⋯だいぶお姉ちゃんと仲がいいみたいじゃない?」

 「え? まあ、色々あってね⋯⋯」

 「⋯⋯私も誰かと仲良く出来るかな⋯⋯」

 「凛ちゃん。 お迎えが来たわよ」

 

 私が声のした方を向くと、榊原会計と黒田幕斗さんがいた。


 「帰るぞ⋯⋯」

 「あ⋯⋯うん」


 帰り際の凛ちゃんはどこか寂しそうだった。


 

 

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