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倉石瑞稀と100のやりたいこと  作者: Masa(文章力あげたい)
文化祭編

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100/120

理想学園ミスコンテスト 決定

 「さて、最初のアピールはコスチュームです! みなさんにはこの大会のために自前で衣装を用意していただきました。 自分の身に纏っている服装をアピールしてください」


 「私、榊原結衣の衣装のポイントはこの彩りよ。 観て⋯⋯この大胆なカットとスリット! 私の体型の良さをこれでも、かと言う程目立たせてくれるの。 そう衣装とはサブ⋯⋯メインは私」


 「ねえ! このデザイン観て! 竜也と二人で選んだんだけどさ~ 竜也ったら、『お前はなんでも似合う』だって。 だから適当に選んじゃった! 特に愛着なし」


 「⋯⋯世界が私に語りかけているの。 彩乃、貴方はこのドレスが似合っているって⋯⋯ ほら、世界が私に呼びかけるの。 私が一番だって⋯⋯」


 「ことね様と言えば神子! つまり巫女服! この会場にいる下賤な奴らとは違いこと様が纏うオーラは、我々に繁栄をもたらす福音なり」


 「えっと⋯⋯ ゆいゆいの典型的な台詞と新田善子さんのデレ話と、残り二人のスピリチュアルな話しでしたね。 私の衣装は自分の名前『みずき』にちなんで、水色のドレスをベースにお花のレースをあしらいました。 続いては功績説明を⋯⋯っと行きたい所ですが、みなさんはご存知ですよね。 では、一人ずつ投票者に向けて自分を売り込んでください」


 「榊原結衣です。 アンタたち⋯⋯私に投票しなさい! そして示すの私がこの学校で一番の存在であることを証明するのよ!  他の候補者を見なさい。 女夫漫才とデレに夢中な奴と、世界のヒロインだとか妄信している女しかいないわよ」


 「新田善子で〜す。 この前さ、竜也とデートに行った時、竜也が『善子って世界で一番かわいいな』って言ってました。 つまり、私って世界最カワみたいな?」


 「桐原彩乃。 そう、この世界のヒロインは私。 その事実を知った時、私は戸惑った。 正直言って怖かった⋯⋯でも立ち向かわなきゃって自分を奮い立たせたの⋯⋯そう、今日がその時、私は自分と向き合うわ⋯⋯」


 「皆の者聞け! この世界は川端ことねのモノである。 お前たちは川端ことね様のために動く駒に過ぎないのだ。 神子様は掲げる⋯⋯世界に理想という名の秩序を。 我々はただ、彼女に付き従い続くのみである」


 「倉石瑞稀です。 私が生徒会長になってもうすぐ半年が経とうとしています。 私が高校生活でやりたいことは、まだまだたくさんあります! どうか、これからも応援よろしくお願いします」

 「アンタ! なに演説しているのよ!」

 「みずきっち、まるでミスコンテストに出場しているみたい、ウケる!」

 「⋯⋯まさか、瑞稀? そうなのね!」

 「おい、テメ! ことね様の繁栄を妨害するとは恥を知れ!」

 「⋯⋯さあ、みなさん。 投票開始です」


 「さあ、お待たせいたしました。 結果発表です。 まず最下位は川端ことねではなく吉澤ひとみさん」

 「アァ? ⋯⋯あれれ、なんのことですか? 私は川端ことねですよ」

 「もういいから。 貴方の信仰活動の結果は最下位です」

 「ざっけんなよ! ぶっ壊してやんぞ、アァ?」

 「続きまして、第四位は新田善子」

 「ええ~ ショック」

 「大丈夫だ、善子。 俺にはお前が一番だ!」

 「竜也! なんて素敵な台詞なの!」

 「抱きつかないでよ、ひとみ⋯⋯続けて第三位は桐原彩乃!」

 「なんてこと⋯⋯まだヒロインとして覚醒していないからかしら?」

 「ぬわ~ ひとみ⋯⋯そこは駄目⋯⋯」


 「⋯⋯司会者が、解説不能になったため田中幸子が代理です。 二位榊原結衣」

 「⋯⋯どうしてよ? なんで私が二位なのよ? サッチー?」

 「ここで総評として申し上げます。 最下位の吉澤ひとみさんは名前偽装のため失格。 四位新田善子さんは『デレデレアピールでムカつく』。 三位の桐原彩乃は『電波少女萌え!』などの意見があったな」

 「それで! 私はなんで二位なのよ?」

 「二位榊原結衣『真面目過ぎてつまらない。 発言が典型的過ぎる』という意見が一位の投票理由として挙げられたな。 一位は『こんなにいる個性的な奴らを相手に負けない精神を持っているのは凄い』だそうです。 ⋯⋯後で彼女に言い聞かせてあげましょうか。 ではみなさんおしまいです。 さようなら~」


 「オラオラ。 降参しろや」

 「ハハハ⋯⋯くすぐったい」

 「ねえ? 私も混ぜてくれないかしら? アンタがムカつくから」

 「私も瑞稀の頭を撫でたいわ。 ⋯⋯いつも撫でてもらっているし」

 「ちょっと! 彩乃まで。 三人がかりでこれは恥ずかしいよ~」


 63、理想学園のミスコンテストで優勝する

 

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