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『煙の異世界往復』1話 アニーが黄金国を救う

荒廃した黄金国の谷を救うため、大輔とアニーは「光の契約」の秘密に挑む。

封じられた精霊リュミエの怒りを鎮め、黄金王と共に土地の再生を果たす二人。

しかし、陰で契約を妨げていた大臣フェリオの陰謀も明らかになる。

全てが終わった後、アニーは「現実世界を見たい」と願い出る。

光の種が二人を包み、新たな旅が始まる――。


父の頼みで、畦道に生えた雑草を燃やしていた。

大輔は大学4年生薬学部の学生だった。

ぱちぱちと乾いた音を立て、炎は勢いよく広がり、白い煙が空へと立ちのぼっていく。

その瞬間だった。

足元がふっと軽くなり、鼻をつく独特の匂い――「カンゾ」。

気がつくと大輔は、あの異世界「岩の国」の大地に立っていた。

そこでアニーに会った、アニーの父は植物大臣であった。

お城で王に謁見して、苦境を知り「岩の国」で活躍した。

その「岩の国」でアニーと結婚して、父の後を継ぎ植物大臣となった、

大輔は、アニーと枯れ果てた大地に緑と命を取り戻す壮大な試みを成功させた。

王から次の通達が来た「黄金国の苦境が伝えられた、それを改善せよ」

以前「黄金国」の大地を改良工事をして、各種の種子を届けた事があった

「黄金国」は「岩の国」の隣国で友好国であった。

大輔「とアニーは大型浮遊車に乗り、岩の峰を越えて、、「黄金国」に向かった。

黄金国の北に広がる谷が見えた、それは薄い霧に包まれていた。

そこには作物の芽が出ず、風が止まり、鳥の声もなかった。

アニーは膝をつき、硬い土を指で掬った。

「この土地、何かが怒っているようです……」

傍らで大輔がうなずく。

「黄金王の記録に“光の契約”という言葉がありました。

 昔、この地を守るため精霊と交わした約束が破られたと。

 もしかすると、その報いが今……」

アニーはゆっくり立ち上がり、両手を胸に組んだ。

「その精霊が、まだここに留まっているのですね」

「光が無いと植物は育ちません」大輔がつぶやいた。

そこへ白い衣をまとった植物大臣が現れた。

「『岩の国』の大臣ですか」

「黄金王の様の要請がありまいりました」

「この状態を改善するには怒りを鎮めなければなりません」

「精霊の怒りを鎮めるには、かつての契約を果たすしかありません。

 光を封じた王の末裔――それが、今の黄金王ですね」

「黄金王に来た頂けませんか」大輔が依頼した。

三人は霧の谷の中心に立ち、王に到着をまった。

やがて黄金王が姿を現すと、霧の中に淡い光が浮かび上がる。

それは人の形をしていたが、輪郭は風に溶けるように揺らめいていた。

「我が名はリュミエ。かつてこの国を照らした光の精霊なり」

声が谷に響くと、大地が震え、草の芽が一斉に揺れた。

黄金王は膝を折り、静かに語った。

「あなたの怒りを鎮めに来ました。

 我らの欲にまみれ、土地を汚したこと、深く詫びます」

精霊は大輔とアニーを見つめた。

「この者たち、異なる国「岩の国」より来たりし者。

 お前には“光の契約”を託せる」

アニーの手のひらに、多くの淡い金色の種が舞い降りた。

それが触れた瞬間、谷の霧が一気に晴れ、

柔らかな光が大地全体を包み込んだ。

大輔は息を呑んだ。

「……これが、黄金国の再生の始まりですね」

「大輔殿に尽力に感謝をする」

黄金王は深く頭を垂れた。

「しかし、陰で契約を妨げていた者もいた――」

その言葉と共に、後方で震える影があった。

黄金国の大臣の一人、フェリオである。

彼は岩の国との協力を妨げ、私欲のため土地の回復を遅らせていた。

王は静かに命じた。

「フェリオ、汝の職を解く。国の再生に背いた罪、重い」

フェリオは顔を伏せたまま、北の谷から消えた。

アニーはしばらく光の谷を見つめていたが、ふと振り向いた。

光の種が静かに輝き、二人の姿を包んだ。

谷に再び風が吹き、緑の芽が大地を覆っていく。

黄金王はその光を見上げ、静かに呟いた。

「『岩の国』の王に感謝する」と立ち去る。

「契約は果たされた……新たな時代が始まるのだな」

やがて光が消えた後、谷には生命の息吹が満ちていた。

空の向こうには、薄く煙のような雲が漂い――

その彼方に、もう一つの世界の扉が開かれていた。

アニーには緑の妖精の魂を受けていた、今日の「黄金国」に派遣され、“光の契約”を託され、二つの強力な力を授かった。

大型浮遊車の乗り込み「岩の国」に飛び立った。

北に広がる輝く谷を見つめていたアニーに突然呟いた。

「大輔……私、あなたの世界を見てみたい」

「僕の世界?」「以前一度連れていてもらった、あなたの世界よ」

「ええ、あなたのお母さまにもお会いしたい。

 この世界で学んだことを、向こうでも感じてみたいの」

大輔は優しく笑った。

「きっと、母も喜びます。――一緒に行きましょう」

アニーは光の契約”の淡い金色の種を携え、緑の精霊に託された緑の世界を実現させる魂を持ち、大輔がいた現世界を旅します。



アニーの願い――「現世界を見たい」という言葉は、

次なる物語の扉を静かに開きます。

、現実世界と異世界をつなぐ“光の種”が、

新たな絆と試練を呼び起こすことになるでしょう。



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