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彗星の夜

作者:秋田清
四月の土曜日、画商だった父の遺言で広い屋敷を守っている吉岡次郎のもとに、十年ぶりに異母兄の鉄郎がやってくる。彼は、次郎の「週末同居人」である安西モモに向かって、吉岡家に伝わる古文書に、今彼が追っている地球に接近中の彗星の記事があり、そこにモモと同名の人物が出てくることを告げる。その時隣家から出火した。
モモこと安西百代は前年の夏、ストーカーの町田の追跡を巻いた後、吸い寄せられるように吉岡邸の屋根に登り、天窓から月光を浴びて眠る次郎を見た。次郎と再会を果たした百代に向かって、彼は自分がこの屋敷の主人であると告げ、絵のモデルを持ち掛けた。
紺野藍蔵は次郎と鉄郎の父・吉岡弥太郎が立ち上げた秘密の組織に属する調査員だったが、組織の指示で求人面接をすることになる。やってきたのは安西百代という女性だった。その百代が若い男に尾行されていることに気付いた紺野は、組織にそのことを連絡した。
次郎の兄・鉄郎は親しくなった森本莉子から、自分が育った屋敷を空撮した動画がSNSに上げられていることを聞く。そこには弟の次郎らしき男性と、若い女性が映っていた。莉子はその女性が行方不明になった親友の安西百代とよく似ていると言う。
M(モモ)のストーカー・町田は、井草翔子というモデルを捕獲しようとして死なせてしまう。その後、大きな屋敷の屋根に上がるMを発見した彼はドローンで空撮して、Mがその家で男と過ごしていることを突き止める。
翔子の双子の妹・塔子が東京にやってくる。姉の足取りを追って町田の家までやってきた塔子は逆に町田に捕らえられてしまう。町田はこれからMを捕獲しに行くと言い、塔子を車に乗せてMのもとへ向かう。車に残された塔子は消防車のサイレンを聞く。
吉岡邸の隣家の火事は消し止められた。モモは次郎に、紺野の指示で吉岡家の古文書を調査していたことを打ち明ける。そこに町田が襲い掛かってくるが二人で取り押さえた。哲郎が莉子を連れて屋敷に戻ってくる。空には明るい彗星が二つ出現していた。その時、吉岡家の日本間に行くようにという指示が鉄郎とモモに同時に来る。日本間の壁の外には地下に続く竪坑があり、その下は核シェルターになっていた。四人の前にモモとよく似た女性「シェヘラザード」が現れ、彗星の核が関東地方に落ちる可能性が50%であると告げる。シェヘラザードは組織の中枢をなすコンピュータを擬人化した姿だった。
1 まれびと
2025/11/15 14:03
2 夜の川
2025/11/15 14:08
4 風見鶏の家
2025/11/15 14:11
6 白狐の祠
2025/11/15 14:20
7 もがれた翼
2025/11/15 14:23
8 「あの日」の絵空事
2025/11/15 14:36
9 洪水の前
2025/11/15 14:37
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