19 Side:地球 精霊?と少年
地球のとある少年のお話です。
世界でも有数の標高を誇る雪に覆われた切り立つような山並み。
そんな山々の北には、広く荒涼とした高原がある。
クマルは、そんな高原にぽつぽつある村の一つに暮らす十を過ぎたばかりの少年だ。元々、この辺りの村は南の雪山への登山客を相手にそれなりに栄えていたらしいが、それも過去の話。クマルの知る村は、人よりもヤギや羊の方が多いような静かな場所だった。
そんな長閑な村で、クマルは母親と二人で静かに暮らしていた。
日が昇るよりも早く起きて、鈴の着いた手製の杖を持ち羊とヤギを連れて牧草地にいく。
十分に餌を食べさせたら家に帰り、羊からとった毛で母の織物作りを手伝ったり羊の乳を絞ったりして、商店に卸す。贅沢な暮らしではなかったが、クマルの日々は充実していた。
しかし、ひと月ほど前からクマルの日常は大きく変わった。
大好きな母が病に倒れたのだ。
「母さん?!」
この村には医者はいない。病気になった人は自分で麓の町まで降りて医者に診てもらうか、高いお金を払って医者に来てもらうしかない。クマルは蓄えていたお金を使って、麓の町で働く年の離れた兄と姉に手紙を出し医者を探してもらった。
「ゴホッゴホッ……ごめんなさい、クマル」
「母さんが謝ることなんてないよ! きっと兄さんと姉さんが腕のいい医者を見つけてくれる! そうすれば風邪なんてすぐ治るよ!」
手紙を出してから一週間ほどして、兄と姉は医者を連れて数年ぶりに帰ってきた。
クマルはすぐさま医者に母親を診てもらったが、医者は静かに首を振るだけだった。
「肺をやられています。今すぐ大きな病院で治療しなければ危険です。このままではもってあと数日でしょう」
それが医者の見立てだった。
麓の町にも大きな病院はない。あるのはクマルが行ったこともないような遠い都市だけだ。今から母をそんな遠いところに連れていく時間もないし、母の体力も持たないだろう。それに、大きな病院で治療を受けるには大金が必要だ。クマルの家には日々暮らしていくには十分な蓄えはあったが、そんなお金はなかった。
日々、咳がひどくなりやせ細っていく母。
そんな母を救う手段は、ないのだそうだ。
医者が帰った後、咳き込みながら母は子供たちを呼んだ。
「シャマル、家のことは頼んだよ」
「あぁ、任せてよ母さん」
今にも消えそうな声を絞り出す母に、兄シャマルは母から見えない位置で手をぐっと握りこみ、安心させるように笑顔を浮かべて大きく頷いてみせる。
それにゆっくりと頷き返すと、母親は姉に声をかけた。
「マリーヤ、シャマルを支えてやってね」
「……えぇ、心配しないで母さん。兄さん、変なところでそそっかしいから、ちゃんと見ておくわ」
「ふふっ、そうね。シャマルは普段は頼りになるんだけど、不意打ちされるとあわてんぼうになるからね」
目の端に涙を浮かべながらも茶化してみせる姉マリーヤの声は震えていた。耳もあまり聞こえなくなっているのか、母親はそれに気づかず笑ってみせた。
母は最後にクマルを呼んだ。
「クマル、あまり一緒にいてやれなくてごめんね。最近はヤギや羊の面倒も全部任せっぱなしになってしまって……大変だったでしょう?」
「別に大変なんかじゃないよ! ぼく、ヤギや羊の面倒みるの好きだもん」
「そうね、クマルは優しい子ね。……困ったことがあったら、今度から兄と姉を頼るのよ」
「……ゃだ」
「クマル……」
「お母さんは元気になるんだ! お医者が来たんだから、助けてくれるんだ!」
その後、母はまた咳き込んでしまい意識を失うように眠ってしまった。
そんな母を見ているとこのまま目を覚まさないのではないかと、いやな想像が頭を過ってしまう。クマルは逃げるように母の休む部屋を後にして、自室に閉じこもった。
気が付くと夕方になっていた。
泣き声をあげまいと頭から毛布を被っているうちに眠ってしまっていたようだ。
クマルはのそのそと起き出して部屋を出ると、兄シャマルと姉マリーヤが相談をしていた。
「皆さんに配る精霊樹の枝に、お酒と料理、お花の準備も必要よね。シャマル兄さんと私の貯金を合わせれば足りるかしら…」
「父さんの時と違って事故じゃないから精霊樹の枝はなくてもいいかもな。足りない分はまとめ役のおじさんに相談してみるか」
精霊樹の枝。この辺りの村で寿命を全うせずに亡くなった人へ手向ける神聖な樹木の枝だ。
精霊樹の枝の灰で清められた人は、死後、健康な五体満足な身体を手に入れて精霊様の世界で幸せに暮らすという。
なぜ精霊樹の枝が必要なのか。それは…。
再び頭をよぎった嫌な想像に、たまらずクマルは兄と姉に向かって叫んだ。
「やめてよっ!!! 母さんはまだ生きてるんだ! 母さんは死なないんだっっ!!」
呼び止める兄と姉の声を無視して、クマルはそのまま家を飛び出してあてもなく走った。
クマルは村の外れ、日が暮れかけた林の中を息を切らして走った。
この林の奥には、精霊の住むと言い伝えが残る小さな泉がある。言い伝えでは、この村が流行り病に侵されたとき美しい羽根を持つ精霊が泉の水を薬に変えて村人を救ったそうだ。
クマルは精霊など信じていなかったが、精霊の住む神聖な場所とされている泉は精霊に感謝を捧げる祭りのとき以外は人が寄り付くことも滅多にない。クマルは嫌なことがあったときや一人になりたいときは、よくここに来ていた。
ほとりに座り込み、泉を覗き込む。
湧き水が作る小さな泉はよく澄んでいて、クマルの赤くなった目元を映し出した。
「やだよ、死なないでよ母さん……」
膝を抱えてうずくまる。
本当は大好きな母のそばにいたい。だけど、何も出来ずただ弱っていくだけの母を見ていることなど、幼いクマルには我慢できなかった。悶々と嫌な想像だけが頭の中を駆け回り、信じたことのない言い伝えにすらすがりたくなる。
「ほんとに精霊がいるっていうなら、母さんを助けてよ……」
呟くような力ない声は泉に溶けるように消えて、答えが帰ってくることはなかった。
~~~
クマルは不思議な夢を見た。
辺り一面に白い霧が立ち込めてどこに立っているのかも分からない。
見渡しても誰もおらず、クマルは一人取り残されてしまったような感覚がした。
「…兄さん? 姉さん? お母さん? 誰も、いないの……?」
声を出しても霧に吸い込まれるように消えていく。
心細くなったクマルは思わずその場にしゃがみ込む。足元は水たまりにでもなっているのか、霧の中を静かに波紋が広がった。
あぁ、泉のほとりで、そのまま寝てしまったからこんな夢を見ているんだ。
クマルはこの寂しい夢を今の自分の心の中そのものだと思った。
誰もいない、ひとりぼっちの寂しい夢。
現実でそうしたように、クマルは膝を抱えた。
しばらくそうしていると、どこか遠くから小さなベルの音が聞こえた。
クマルがいつも耳にする、羊を引きつれる時の杖についたベルよりも高く澄んだ音。
音は次第にはっきり聞こえ、音のする方を見れば小さな光がベルの鳴る音に合わせて瞬いていた。
クマルは立ち上がり、どこか暖かさを感じるその光へ向けて歩く。歩く。
しばらくそうして霧の中を歩いていると、光はぼんやりとした人影になった。
「…翼?」
その人影は背中から大きな一対の翼が生えていた。
人影、翼を持つ少女はクマルの声に反応し、わずかに瞼を持ち上げる。
視線があったような気がした。
翼を持つ少女。
クマルの知る中で、そんな存在は一つだけだった。
おとぎ話に出てくる、精霊様だ。
夢でもいいとクマルは思った。夢でもいいから、どうか母さんを助けて欲しい。
思わず手を伸ばす。
「お願い、精霊様。夢でもいいから、ぼくの母さんを助けて」
徐々にぼやけていく視界の中、少女が微笑んだ気がした。
~~~
どれだけそうしていたのか。
不意に感じた眩しさでクマルは目を覚ます。温かな風が頬をなで、朝陽に照らされ暖かくなった泉の周りでは白い靄が立ち込めて、幻想的な空気を醸し出していた。
「朝……?」
不思議な夢を見たのは、こんなところで寝てしまったからだろうか。
クマルは腫れぼったい目元をごしごしとこする。
きっと兄も姉も、母も、心配しているだろうと憂鬱な気分になっていると泉の方から、しゃぷん、と音が聞こえた。
クマルが振り返ると、今まさに舞い降りたかのように翼を広げ泉に足をつけた黄金の光をまとった白い少女が立っていた。
「……精霊、様?」
夢で見たのと同じ姿をしたその存在に、クマルの思わずといった問いかけた。その声に気が付いたのか少女は小さく首をかしげた。
「――――?」
陽だまりでさえずる小鳥のような、綺麗で優しい声だった。
少女は呆けたように座り込んでいたクマルに歩み寄ると、服が水に濡れるのも構わずに膝を曲げて目線を合わせた。
そのまますらりとした白い手を伸ばすと、クマルの目元に残る涙をぬぐった。
「――――? ――――――――?」
クマルは少女の言葉は分からなかったが、自分の頬に優しくふれて心配そうにこちらを覗き込む彼女を見て、村の言い伝えを思い出す。
白鳥のような美しい翼に、黄金の光に縁どられた新雪のような白くしなやかな手足。この辺りでは見ない顔立ちだが、細い眉にすっと通った鼻筋、薄く桃色の瑞々しい唇、それらがバランスよく配置された顔は人種など関係なく美しいと感じさせた。
そして何よりもクマルが精霊だと、そう直感したのは彼女の金色の瞳だ。
近くで見るその瞳の奥には、比喩ではなくキラキラと小さな光の粒が舞っており良く晴れた冬の夜空に輝く星々のようで、人とは違う何かを感じさせた。
彼女はきっと精霊様だ。
ただ、そんな人間離れした瞳を持つ彼女をクマルは恐ろしいとは感じなかった。
それは彼女の目や表情が、どこまでも優しくこちらを包み込むようだったからだ。
クマルが呆けたまま固まっていると、彼女は手を自分の胸にあてて翼をばさりと広げた。
「ティアラ。―――、―――ティアラ。」
「え、えと精霊様はティアラ様っていうの?」
同じ言葉を繰り返すのをみて、彼女の名前なのだろうかとクマルは考えた。言い伝えの中でも精霊様の名前は出てくることはなかった。自分はもしかしてすごい体験をしているんじゃないか、と息を吞む。
クマルの確認の言葉に笑顔とともに頷いた彼女は、それから胸にあてていた手のひらをクマルに向ける。流れから名前を聞かれていると察したクマルは答えた。
「ぼくはクマル。ただのクマルだよ」
「クマル」
彼女、ティアラがクマルの名前を繰り返したのを確認してクマルは同意を込めて大きく頷いて見せた。
ティアラはそれにニコリと微笑んでから、クマルの手をとり握手した。よろしく、ということだろう。
「――って、そうだ! 精霊様、ぼくの母さんを助けて! 病気なんだ! 精霊様は病気を治せるんでしょっ?!」
「―――? ……―――。」
クマルは握手していたティアラの手を両手で握って助けて欲しいと訴える。
彼女は相変わらず首を傾げたが、クマルの必死な様子に何かが伝わったのか少し考えるような仕草をしてから、クマルが先ほどして見せたように大きく頷いた。
~~~
クマルが精霊様、ティアラの手を引いて家に帰ると兄と姉はいなかった。
二人とも村のまとめ役のところに相談に行ったのだろうか。
クマルはそのまま奥の部屋にティアラを連れて入る。
母は身体を起こして窓の外を見ていた。手元には直しかけのズボンがある。先日クマルが転んで破いてしまったものだ。
母はクマルに気が付いたのか、振り返って目尻に涙を浮かべた。
「クマル! あなたどこに行ってたの! ほんとに、ほんとに心配したんだから…ゴホッゴホッ」
「ごめんなさい母さん…、でもちゃんと寝てなくちゃダメだよ!」
クマルは慌てて駆け寄って、母の背を撫でてからゆっくりとベッドに寝かせる。
「まったくあなたは…」とこぼしてクマルの手を握った母は、部屋の入口に立つ人影に気が付いた。
「ゴホッ……クマル、そのきれいな人はどなた?」
「精霊様だよ! 母さん、精霊様が母さんを治してくれるんだっ!」
「精霊様……? まさか泉の?」
「ティアラ様、この人がぼくの母さん。少し前から咳がひどくてご飯もあんまり食べれてないんだ…」
ゴホッゴホッと咳き込むクマルの母親に、ティアラは手をかざして目をつむる。
小さく何事かを唱えたあと、眉をよせて難しい顔をした。
先日、医者が母を診察したときの光景を思い出し、身を固くしながらクマルは問いかけた。
「……精霊様でも、治せない?」
涙を堪えたせいかクマルの声は震えていた。
そのまま俯いてしまったクマルの頭に、ティアラはぽんと手を置きゆっくりと安心させるように撫でる。
「―――、――――――」
笑みを浮かべて頷いて見せるティアラにクマルの顔に希望が宿る。言葉は分からなくとも、「大丈夫」とそう言ってくれている気がした。
クマルの様子を確認してから、ティアラは母親に向き直った。
スッと目が細められるとともに纏う雰囲気が変わった。
今までが暖かな春の陽だまりのようだとすれば、今は良く晴れた秋の朝のような暖かい日差しの中で感じる冷たい空気のようだった。
ピンっと張り詰めるような空気に、クマルは思わず背筋を伸ばす。
そんな雰囲気を一変させたティアラは、祈るように手を組みはっきり呟いた。
「――、―――――――――、―――――――――」
今度は、知らない言語のはずなのに不思議とクマルにもその意味が分かる気がした。
ティアラの身体の輪郭がほつれるように黄金の光が溢れ、小さな光の粒になって手のひらの中に吸い込まれるように集まっていく。
とくんとくんと、集まった光は白い手のひらの中で脈打つように明滅した。しばらくそうして光を集めていると、最後の光の粒が吸い込まれ、光の放流は収まった。
光を集めたティアラの手のひらの中には、宝石で作られたような装飾の施された綺麗な小瓶が浮かんでおり、その中には夜空をそのまま掬ってきたようなキラキラした光の浮かぶ液体がちゃぷんと揺れていた。
「……薬?」
するりと頭に入ってきたティアラの言葉の意味から、クマルがそんな予想をした。
それを肯定するようにティアラは小さく頷きを返す。
次の瞬間、ティアラは小瓶を手に取ると中身を宙に振りまいた。
しかしその液体が母にかけられた毛布を濡らすことはなく、夜空のような液体は宙に溶けながらベッドに横たわるクマルの母親に降り注いだ。
変化は一目で分かった。
やせ細り枯れ枝のようになっていた母の手は、血色が良くなり今はもう骨が浮き出ることはなく。
苦しそうだった呼吸も、今はゆったりと落ち着いていた。
その姿はクマルが家畜の放牧をやるようになる前の、たくましい母のように見えた。
たまらずクマルは母に飛びついた。
「母さんっ!!」
「…信じられない、私は今、奇跡を目にしているのかしら。クマルは本当に精霊様を連れてきたのね」
母は困惑しつつも、飛びついてきた我が子を力いっぱい抱きしめた。
クマルは母に抱きついたまま、鼻をすすってティアラを振り返る。
「ティアラ様、母さんを助けてくれてありがとう! 本当に本当にありがとう!!」
「精霊様、私からもお礼を言わせてください。あと数日も生きられるかどうかだった私を、助けて頂きありがとうございます」
親子のお礼に、両手をぶんぶんと振って応じるティアラだったが、不意にその身体から力が抜けるようにぺたんと床に座り込んだ。
「ティアラ様?!」
「精霊様?!」
急な出来事にクマルは慌ててベッドから飛び降りる。
そんなクマルに薄く笑みを返して小さく何事かを呟き困ったように笑うと、ティアラは意識を失った。
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トントントンと小気味良い音と、美味しそうな香りにティアラは目を覚ました。
「あ! 母さん! ティアラ様が目を覚ましたよ!」
ベッドの横でティアラの看病をしていたクマルは、ティアラが目を覚ますと走って部屋を飛び出した。
一人取り残されたティアラはきょろきょろとしばらく周囲を見回していたが、小さく鳴くお腹を押さえて形のいい眉をへにょりを下げた。
「―――、―――――――――」
身体を起こしてベッドに腰掛けていると、食事を持ったクマルと母親が帰ってきた。
湯気をあげる食事に目線を奪われるティアラ。
「ティアラ様、良かったらこれ食べて! 母さんの野菜スープは絶品なんだ!」
クマルはずいとお椀に盛られたスープと匙をティアラに差し出す。
それを受け取りつつ、ティアラは目を瞬かせ周囲を見渡して首を傾げる。状況がよく分かってなさそうなティアラに、すっかり元気になったクマルの母は説明した。
「精霊様、昨日は私を助けてくれてありがとうございました。精霊様があの後、急に倒れてしまわれたので、私がベッドにお運びいたしました。 あっ、ベッドは使っていただいて大丈夫ですよ。 私はこの通りすっかり元気になりましたので。元気になりすぎてまるで若返った気分ですよ!」
「―――――――――!」
力こぶを作って見せるクマル母に、ティアラは笑顔を浮かべた。
言葉は分からないが「元気になって良かった」と、そう言っているのはニコニコと嬉しそうにするティアラを見れば分かった。
「お礼、というには安すぎますが、気合を入れて作ったので良かったらたくさん食べてくださいな」
「そうだよ! ティアラ様のおかげでお母さん、こんなに元気になったんだ!」
食事を勧めるクマルとその母に、ティアラは頷きつつスープに口をつけた。
パッと花が舞うように表情をほころばせると、上品に勢い良く食べるという何気に高度な技術であっという間にスープを飲みきり何度もおかわりした。
その後、昨日の夜に帰ってきていたクマルの兄と姉にも何度もお礼を言われ、クマルとその母にもさらにお礼を言われたティアラは、謙遜しつつも「元気になって良かった」と表情で分かるほど嬉しそうにしていた。
「母を救っていただき、本当にありがとうございました!」
感謝の言葉を告げるクマルとその家族に見送られて、ティアラはトンと地面を蹴って大きな白い翼を広げて空に飛び上がる。
「ティアラ様ー!! 次来た時はちゃんとお礼するからー!! また来てねー!!!」
だんだんと小さくなる姿にクマルが叫ぶ。
それに答えるように白い翼の精霊は村の上をくるりと一周してから東へと飛び去った。
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それでは次回、ティアラ視点で二度目の地球訪問です。