インドパシフィック合同軍編 番外編 幼馴染
みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは、お疲れさまです。
硫黄島統合基地で、休日を過ごす事になった石垣は、基地内を、あても無くぶらついていた。
「やあ、タツヤ!」
自分を呼ぶ声がしたため、石垣は振り返った。
その表情は、喜んでいた。
幼少期から聞き慣れたその声は、親友であり、彼の兄貴分の1人である。
「デリー、久しぶり!」
彼に声をかけたのは、アメリカ空軍大尉であるデリック・シンジ・ブレンバ・ジュニアである。
「おぅ!」
ブレンバは、石垣の背中を叩いた。
「聞いたぞ、タツヤ。アドミラル・ヤマモトの補佐官だって?」
ブレンバは、石垣の背中をバシバシと叩き続ける。
「痛い!痛い!」
石垣は、悲鳴を上げる。
「おっと、すまん」
「気を付けてくれよ。デリーの力は昔から強いだから・・・」
「ははは、悪い、悪い」
「デリーは、今は何をやっているんだ?」
「俺か?俺はな。ニューワールド連合軍連合空軍司令部インド・太平洋地域情報調整部に所属している。主に、アジア、オセアニア、太平洋地域での連合空軍作戦展開に必要な情報収集、情報分析、情報調整等を行っているんだ」
「へぇ~・・・」
「それより、久しぶりに飲もうぜ!つもる話もあるし」
「うん。いいよ」
「よし!決まりだ!」
ブレンバと石垣は、硫黄島基地内にある居酒屋に移動するのだった。
居酒屋に到着すると、ブレンバはビールを2つ、大ジョッキで注文した。
「では、俺たちの再会を祝して、乾杯」
「乾杯」
ジョッキが、重なる音がする。
ブレンバは、ごくごくとビールを飲む。
石垣も負けずに、ビールを飲む。
「プッハァァァ!ああ、ニホンのビールは最高だ!」
「ああ、美味い」
「戦艦[ナガト]は、どうだ?ニホン海軍じゃあ、飲酒は問題無いんだろう・・・?」
「俺は海上自衛官だから、アルコール飲料は持ち込めないよ。まあ、戦艦[長門]に勤務する士官や聯合艦隊司令部要員が持ち込んだ、酒類を嗜む事はあるけど・・・」
「相変わらずニホン人は真面目だな」
「まあ・・・ね」
「それで・・・だ。誰と結婚するか、決めたか?」
「ぶぅぅぅぅ!?」
石垣が、ビールを噴き出した。
「いきなり何だよ?」
「いや、お前。幼馴染3人の誰かと結婚するんだろう・・・?もちろん、俺の妹だろう!」
ブレンバは、石垣よりも2歳年上のアメリカ人であり、日本人の血が半分流れているが、顔立ちはヨーロッパ系アメリカ人風である。
彼の妹、カミラ・メグミ・ブレンバは、石垣と同じ歳の幼馴染である。
他にも幼馴染が、存在する。
「いや、まだ、決めていない・・・」
「おいおい・・・お前も、もうじき26歳だろう?俺の、妹も他の幼馴染も26歳だろう。早く決めないと、全員が結婚適齢期を越えてしまうぞ」
「そうなんだけど・・・」
「何なら、3人同時に嫁にしたらいいだろう」
「ぶぅぅぅぅ!?」
石垣が、豪快にビールを噴き出した。
「俺は、そんな不純な男じゃ無い!!!」
「いや、不純だろう・・・俺のお袋に聞いたが、お前のような男は、早く身を固めないと女性が、どんどん増えていく・・・と」
「そんな訳無いだろう!お前のお袋が、おかしい!」
「いやいや、お前・・・小中高時代、幼馴染というものがありながら、あっちの女性にふらふら、こっちの女性にぶらぶら、そっちの女性にぷらぷら・・・だっただろう?」
「違う!あれは女性の方から近付いて来たんだ!俺は悪くない!!」
「そんな訳あるか」
「違う!」
「違う事は無い。お前が不純だから、そうなるんだ」
必死に全否定をする石垣だったが、ブレンバは、それを真っ向から否定する。
幼馴染同士の、平和な掛け合いである。
インドパシフィック合同軍編 番外編をお読みいただきありがとうございます。
誤字脱字があったと思いますが、ご了承ください。
次回の投稿ですが・・・10月4日に新章を投稿予定です。
新章はエルキア公国編です。
それまでの間は、夏休みを頂きたいと思います。




