鈍色に落ちる

それは、かなしき神話

それは神代の時代、天使は堕天し、人間を滅ぼそうとしました。

かみさまは人間をまもるため戦いましたが、そのせいでかみさまはしんでしましました。

かみさまはしんでしまうまえに、唯一のこっためがみさまに己のちからをすべて譲りました。

そうしてせかいはめがみさまがまもるようになったのです。

めがみさまは鍵のような鎌を携え、人間を見守ります。

もう二度とかなしい思いをしてしまわないよう。もう二度とともだちをしなせないよう。

月から人間を見守っているのです。