表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢幻の戦国記  作者: やっさん
第三章 雲龍風虎
78/167

有為無常

太田資正は元々自分の城を持っていた武将なだけあって

領主としての仕事や将としての采配など色々と参考になる話しを聞けた。


五百将までしか作る気がなかった位を

新たに千人将と言う役職を作り資正に就いて貰う事にした。


千人将と言っても桔梗城の兵士2000で総力戦をやるつもりはないので

現状ではただの副隊長の様な物だ。




弥五郎の方だが理解力の良さを考えて

城の経理などをやって貰う事にした。

今までの様に村一つ位なら龍だけで何とか出来たが

城一つに村が10もあると、龍一人だと厳しい物がある。



佐竹義重から桔梗城を譲り受ける段階で元々桔梗城に居た人間は佐竹家へと引き上げて行った。

半放置城なだけあって人数は少なかった様だが。



龍にはまだ家臣と言う者は二人だけだ。

この二人が仕えてくれた経緯を考えると

やはり学校と言うシステムは良い物かも知れない。

村人や付近の浪人から有能そうな人間を雇える機会が訪れやすい。





『龍さんがくれた この算盤と言う物は便利ですね、驚きました』


計算するにも紙が貴重品であり簡単に消耗出来ないので

龍は手造りで簡素な算盤を作って弥五郎に与えていた。



『便利かい?そりゃ良かった』


上田に居た時にも算盤など探してみたが

どうやらこの時代には未だ作られては居ないらしい。



『弥五郎が そんなに褒めてくれるなら、授業用にも作ろうかなぁ』



『いえ、龍さん。これは桔梗城の特産物として作りませんか?必ず売れますよ』


龍は全くそんな発想がなかったが

工業と商業の発展の為にも良いかもしれない。



『おぉ…それは良いかもねぇ、村に器用な人は居るかな?』


龍は不器用ながらも木を加工して作った。

桔梗城は山にある為、材料は豊富だ。

後は手先の器用な人間に加工して貰えば

村の特産物として商品になるだろう。



『探しておきます。その前に授業用に作ってまずは村人達に算盤の仕組みを理解して貰いましょう!』





やはり弥五郎は数字に関してセンスがあるのだろうか

新しい道具を見て すぐに理解し、さらには商売にまで繋げようとしている。



龍は領地を発展させる為、年貢の税率は低めに設定しようと思っていた。

そうすれば移住者も増えるだろうと。


その為に米以外からの収益も欲しかった。

上室賀村の時も砂糖を作ってみたり

他にもまだ何か開発するつもりでは居た。


算盤もそうだが現代では当たり前にあった物でも

この時代で作れるなら価値のある物になるかもしれない。




『よっし、んじゃ今日から算盤作りに励むかな』


『はい!俺も手伝います!』



ー ん〜…良い若い者をGET出来たなぁ

龍は笑っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ