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夢幻の戦国記  作者: やっさん
第三章 雲龍風虎
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有為転変4

龍は桔梗城の周辺を色々と歩き回ってみた。


北西に2時間ほど行くと千本城と言う城があった。

そこは那須家の支配地で那須家も古河足利連合軍に入って居るので敵城という事になる。



ー 歩いて2時間で敵地と言うのは近くて嫌だなぁ…



しかし その千本城から少し西に今度は宇都宮方、村上氏の村上城がある。桔梗城からだと千本城への距離とさほど変わらない。


桔梗城から南に暫く行くと宇都宮方、笠間氏の笠間城がある、こちらは少し距離が離れては居る。



桔梗城は佐竹の支配地から見ると出丸の様な城だ、敵地にポツンと突出している。



この城を龍に渡すと言う事は佐竹として意味があり過ぎるのかも知れない。

ただ単に龍の深読みかも知れないが。



ー こうなりゃ意地だ、周囲全部どころか那須家も宇都宮家も足利家も食ってやるさ。



まずは開墾、商業の発展、人口の増加、兵士の補充、兵士の訓練…やる事は沢山ある。

せめて龍撃隊が居ればとは思うが、そうも言っていられない。


あれがあれば、これがあれば何て言い出したらキリがない。





まずは桔梗城の支配領域にある10の村々の代表者を桔梗城に集め

挨拶と今後の方針を説明する事から始めた。


内容としては上室賀村の時の方針とほぼ同じだ。

桔梗城に学校を開くのと、兵の訓練をする。


新たな龍撃隊を作る為に魔術訓練をメインに行う。

火薬に関しては後々考えるとして、兵士2千で足利連合を崩さなくてはならない。

まずは魔術スキルの底上げが必要不可欠だ。



まだ任命はしてないが兵の体制は前と同じく伍長、什長、屯長、百将、五百将まで作るつもりだ。

これから兵それぞれの魔術スキルや戦の経験などを見て考える。



少々忙しいが、田植えが終わり秋の収穫が来る前、夏の間にある程度でも形にしておきたいのだ。




(やっぱ雫だけでも連れて来れば良かったかな)

龍は一人 布団の上で呟いた。

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