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夢幻の戦国記  作者: やっさん
第一章 時空転移
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曖昧模糊

収穫の時期も無事終わり季節は冬へと向かい始める。


米や野菜などの収穫量は平年並みだったそうだ。

この世界には春から来たが

夏は思ったより暑くなかった。

これがこの世界だけなのか

温暖期 寒冷期のサイクルのせいなのか

それは分からないが エアコン無しでも比較的 楽に乗り切れた。


気温は低めの夏でも収穫量が変わらないと言う事は 特に今年が冷夏という事ではなく

毎年この程度の気温なのかも知れない。



ー 冬はその分 寒いのかなぁ…

と龍は少し恐怖を感じていた。






雫が佐助から聞いた情報に依ると

小田原の北条氏と常陸の佐竹氏が領土拡大の為に戦をしているとの事だ。


(やっぱりか)と声を漏らす。

元いた世界のゲームでも 東日本で言えば北条 佐竹 武田 伊達 最上 南部 辺りは いつも強大な国になる気がする。


この世界にどんな大名 武将が居るのかまでは分からないが

おそらくそのまま居るだろうし

そして予定通りガンガン領土拡大して行くだろう。



ー そうなると…沼田城の辺り上野の地は関東の北条と越後の上杉で取り合う事になるのだろうか?


他の国が領土を広げ 強くなる前に動きたいとは思うが

龍は大名でも城主でもない ただの村長なので

戦を起こしようがない。


いくら魔術部隊があっても50人隊が二つある程度では数の力で負けてしまうだろう。



ー こればっかりは どうしようもない。


今は流れに身を任せるしかないだろう。



『そういえば 沼田城 箕輪城の他の上野って何て言う大名の支配地なの?』


『上野は山内上杉家です。その周囲は下野の宇都宮家 古河公方足利家、武蔵と相模は扇ヶ谷上杉家 相模と伊豆が北条家、常陸に佐竹家と小田家と結城家が在ります』



ー あぁ 関東は普通っぽいのか。ただそのメンツだと 北条と佐竹が残りそうだなぁ…



『関東の動静は今後も佐助様から定期的に報告が入って来ると思います』


『まぁ と言っても 真田家からは越後の上杉家が一番の脅威なんだろうけどね』


『はい 佐助様の家族はその為に直江津の近くの村に居ます』



(ぬを!?よく考えたら そうか!)

確かに佐助の家族が越後に居るのは不思議ではあった。

しかし情報を集める為に村に住んでいるのであれば納得だ。



『はぁ 情報ってのは大事だよねぇ』


『はい 勿論です』



そう話し 今日の魔術の実験をやめ

二人は家に帰り寝る事にした。

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