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夢幻の戦国記  作者: やっさん
第一章 時空転移
33/167

八面六臂2

『なるほど…だいたい分かりました』



幸村に村の遊撃隊を見て貰い

その遊撃部隊に資材補給などの申請をした。


1.戦になれば神仙丸が欲しい事、可能であれば普段から神仙丸の在庫を持ちたい事

2.火薬を遊撃隊に多く回して欲しい事

3.遊撃隊50人は一つの部隊として考えて欲しい事




『父に相談してからになるとは思いますが おそらく大丈夫でしょう…それと…』


(それと?)


『村の遊撃隊と、あの恐ろしい弓の術に龍さんが それぞれ名前を付けて下さい。おそらく戦の回数をこなす毎に恐怖の部隊として名前が轟くはずです』



ー そう言われりゃ そうだ。 恐れられる存在になりたいとは考えて居たけど、名前の事までは考えてなかった。



『しっかし 雫から聞いていたとは言え、龍さんの考える事は凄いですね~ この部隊はヤバい』


佐助が(ヤバい)と言ったことは聞き流す

たぶん ヤバいってのは古い言葉なのだろう。



『とりあえずの村の成果としては さっきの通りです』


『はい』


『あとは 俺が今 自らの身体を活性化させる術を研究してる最中なので それが完成すれば部隊全員を素早く行動させれる可能性があります』


『!?』



『それと村人全体の魔術スキルを上げてるので 上田城にも近いし どこかの国に攻められたら この村が最後の砦になれるかもですね~』


『村人全員!?』



『ははは…甜菜の方は順調に育ってくれてます』



『甜菜? 明から仕入れるって言ってた野菜でしたか?』



『えぇ そうです。秋…いや冬前の収穫になるかも知れませんけどね』


実際 初めての農業なので 砂糖作りも含めて

成功するかは分からない。

と 言っても 幸村と佐助のアゴが外れそうになってるので砂糖を作れるかもとは まだ言うつもりはない。

この世界の砂糖は高級な貴重品で全て輸入に頼って居るのだ。




『ハハハ…分かりました。ちょーーっと頭が現実にまだ着いて行ってないですが 父に話しを通しておきます』



『龍さん…雫もあの術の数々を使えるんですよね?』

佐助が雫を心配してなのか龍に質問するが…



『え?もちろん 雫は俺が作った術をすぐに使いこなしてくれるよ、雫が来てくれて凄い助かってるよ』



『えぇ!?雫もあんなに凄いんですか!?あちゃ〜…』

どうやら心配してるのは 佐助本人が雫に負けてるかって事だったらしい。






幸村と佐助が帰って行き

再び 部隊の魔術訓練をする

先程 術を披露した5人隊は精鋭だったが

まだ他の部隊員が全員 術を完璧に使えてる訳ではないのだ


魔術スキルを使いこなせる様になる成長スピードは

やはり人それぞれ違うらしい。



秋の収穫期の忙しい時期が来るまでには

最低限の形にしておきたいと焦るが

焦った所で 精神力に限界はあるし

こればっかりは しょうがない事である。




そういや ここ暫く スキル使いまくってる割に

メニュー開いてないなぁと龍は思っていた。

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