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夢幻の戦国記  作者: やっさん
第五章 因果応報
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驚天動地4

一気に勝負を決めに来た武田軍は箕輪衆と桐生城からの援軍が来るまでは優勢に進めて居たのだが、援軍が来た事により武田本陣の周囲が劣勢気味になって居た。



箕輪衆と桐生城、大胡城の援軍部隊に龍撃隊までが武田本陣に攻めかかって居たからだ。





『ぐ…あの龍って奴は どこまで運が良いんだ』


武田方の陣所の中心に座り机の上の地図を眺めながら男が呟いた。



『飯富をタイマンで倒すわ、部下にも恵まれるわ…』


これ程に武田方が優勢だったなら そう苦労せずに今村城など落とせたはずだった。


しかし今村城に居る幸村隊を始め 三國の兵達は予想以上に抵抗している。


その上 三國の援軍に本陣を急襲されて居る始末だ。



『軍師殿!本陣への敵の攻撃が厳しく劣勢です!』



『ぐぐ…分かって居る、信有隊を戻して迎撃させろ!』


伝令に軍師と呼ばれたのは山本勘助である。


龍と同じく転移者なのだが龍より数年早く来ていたらしく その分 神からの特典が少ない様だ。



『今日中に落とさねば敵の本隊がやって来るってのに…だいたい飯富の野郎が突出して あいつに突っかかって負けたのが悪い…そうじゃなきゃ今頃 余裕で今村城を落としてたろ…』


確かに飯富虎昌を龍が止めなければ今頃は今村城が落ちて居たかも知れない。


いくら幸村と言えど 飯富隊の突撃力を止めきれるかは分からない。


統率力も武力も虎昌は凄まじいものを持っている。


その虎昌も龍の魔術により数日は寝たままだ。




『軍師殿!敵総大将と思われる男が本陣を攻撃して来ている敵兵の中に居ます!』



『…はぁ!?大将自ら来てるってのか!馬鹿野郎!横田隊もコッチに戻して そいつを捕らえろ!』



『はっ!』



『自ら攻めて来るとか 龍は頭がオカシイ奴なのか? …それとも それだけのスキルを神に貰ってるのか』


勘助は何度か龍と直接会話して居る。


それでも それだけでは性格や所持スキルなど分かるはずもない。


勘助は龍を不気味だと思った。

いや この世界に来て初めて他人を不気味だと思えた。


同じ現代の人間なのだが全く何を考えてるのか読めない。




しかし それも当然の事だろう。


龍本人も特に何も考えず、気ままに行動してる節がある。


本人ですら分からない事を他人が読めるはずもない。

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