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夢幻の戦国記  作者: やっさん
第五章 因果応報
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驚天動地3

龍達は前後から敵部隊を挟む形で攻撃を加えて行く。


『雫 ここ頼むよ。俺は足軽部隊を手伝ってくる』



『分かりました。無理はしない様お願い致します』



『うん、たぶん大丈夫さ』



本来 龍撃隊は近接的に戦う部隊ではない。

しかし純粋な龍撃隊が100人だけでは少な過ぎるので、足軽兵を900人程 龍撃隊の守りとして配置して居る。




『よーし、俺も参加するよ』


『お屋形様!?』


周囲の兵は驚いて居た。

それも当然だ、大将自ら前線に出て来るのは危険極まりない。


飯富虎昌など一部の猛将は自ら前線に立ち兵を鼓舞する者も居るには居るが…リスクの方が大き過ぎるだろう。




龍は両手に魔術を蓄え、魔術を飛ばしたり 直接 敵兵に触れたりしながら敵兵を倒して行った。


その頭上を雫達の魔術砲が敵兵へと飛んで行く。


戦場からは常時、魔術砲の爆発音が響いている。




暫く近接戦闘を続けて居ると挟撃を嫌がったのか敵部隊が東の本陣の方へと移動し始めた。


『ん…逃がすな!』


無理に追いかけるつもりは無いが士気の落ちた敵兵は出来るだけ減らしておきたい。



謎の援軍と合流する形で敵部隊を攻撃し続けて居ると、龍の元に使者がやって来た。



『貴方が龍殿ですか?』


まだ歳は若い、20代だろうか?



『おう そうだよ。そちらは?』



『拙者は上泉秀胤と申します、我が主君共々三國家の麾下に加えて頂きたく参りました』



『上泉?主君?』



『拙者の父は上泉信綱と申す者で 龍殿や真田家には大変お世話になりました』



『信綱殿の息子!? おぉ 箕輪城が落ちた後も生き延びてたんだ、良かった』



『はい、そして我が主君は長野業正様の子の業盛様の子で…まだ2歳で御座います 』



『あの爺さんの孫!? って事は…爺さんと その息子さんは亡くなったの?』



『最期まで抵抗した後に亀寿丸様を拙者に託し自害致しました』



『あぁそうか、残念だ』



『業正様の最期の言葉は《この先 三國龍と言う者が必ず現れる。その時は従え 彼奴は天下を左右する力を持っている》でした』



『んー? 天下を左右出来るかは分からんけどね、現に今 劣勢だし?』



『劣勢を跳ね除ける何かがあると業正様には感じられたのでしょう』



『何処かに潜伏してたのは良いとして、あの兵は?』



『箕輪衆です。この日の為に各地に潜伏していました』



『分かった、箕輪城を落としたら お前に任せるよ、そして援軍 感謝する。有難う』



『いえ まずはこの戦に勝ち、武田を上野の地から追い出しましょう』



『うん、サンキュ』




謎の援軍は箕輪衆だった。


あの時の援軍の借りがここに来て返って来た。

と言っても援軍を出したのは真田昌幸であったし、その時 龍はただの村長だった。


そんな訳はないの分かって居るが 昌幸や業正は死んでなお自分に手助けをしてくれるのかなと龍は感謝していた。

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