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夢幻の戦国記  作者: やっさん
第五章 因果応報
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武運長久2

今村城に辿り着き、幸村の話しを聞くと

武田の軍勢2万は現在移動中で厩橋城を目指してるのではとの事だった。


今村城と厩橋城は10km程の距離で目と鼻の先と言える。



その厩橋城に武田方の名の知れた武将達と2万の兵が入るとなると、少々事件だ。




『位置的に平井城に集まるんかと思ったけど厩橋城が怪しいんだね』



『えぇ…武田の大部分は厩橋城に集結後に今村城に向かって来るでしょう、ただ平井城にも兵は居るので そっちは直接 今村城へ来ると思います』



『上野の部隊と合流したら武田は おおよそ3〜4万の軍勢になるって事か』



『はい、あちらはあちらで上野から三國を駆逐したいんだと思います』



『まぁ そりゃそうだよなぁ』


上野は関東と言う事もあり、古河公方を従えたと言う事実だけで各城主は三國の方に寝返りやすい。

誰かに支配されなければならないのなら、同じ関東の大名や古河公方の名に従った方が気は楽だろう。


なので武田としても上野の地を強く確保するには武をもって強い存在感をアピールしなくてはならない。



早い所、急速に勢力を広げている三國方を正面から敗北させ上野の地から排除しなくては武田の求心力が低下してしまうだろう。




『武田軍が全力でこちらに向かえない分だけラッキーだ、このタイミングで武田を追い出してやろうか』



『らっき…そうですね、追い出しましょう』



『龍さん、味方の兵が集まるのはいつ頃で?』



『急いで集合する様には言ってあるけど数日はかかるよね…』


佐助の問に答えた龍だが、ふとある事に気付いた。



『あれ?下手すりゃ ウチが集結する前に攻められる可能性ある?』



『その可能性があります、僕の隊は8千程度なので 味方が集まるまで持ちこたえなければなりませんね』



『うーん…まぁ龍撃隊や関宿の奴らはすぐに来るし上野の各城主も近いから大丈夫だ』



『はい。でも寡兵で大軍を相手にするのは得意ですから、任せて下さい』



領地が広くなると やはり兵を戦場に集めるのは大変ねと改めて思っていた。

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