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夢幻の戦国記  作者: やっさん
第五章 因果応報
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捲土重来4

龍達 三國方の軍勢は上野武田方の城、赤堀城 大胡城 今村城を落とす為に金山城に集結して居た。



『おー…この城は景色良いねぇ』



『そうですね、桔梗城も良かったですが山に居ると落ち着きます』



『幸村は山育ちだしねぇ』



『龍さんは山育ちではないんですか?』



『海も山もある田舎で育ったよ、俺は山より海の方が落ち着くかなぁ…潮の匂いを定期的に嗅ぎたくなる』



『潮の匂いですか…山も良い匂いがしますよ』



『山は季節の匂いするよね、これはこれで好きだ』



『…龍様、赤堀城に5000、大胡城 今村城に3000ずつ兵が入った様です』


雫の忍びから報告が入った様だ。



『そっか、敵大将は?』



『…各城主がそのまま大将になって居る様です』


各城主と言う事は、武名が轟く様な有名どころの武将ではないだろう。

やはり武田の主力組は上杉戦に引っ張られてるらしい。


この様子なら初戦としては順調に進められそうだ。



『よっし、スケさん休憩終わりって事で良いかい?』



『うむ、大丈夫であろう』



『おーし、全軍移動するよ』



『あいわかった』



三國方の軍は総勢4万程度となっている。

兵力で見ても武将の質で見ても負けはないだろう。


と言っても武田相手に舐めてかかる訳には行かない、山本勘助の言う固定スキル【レーダー】とやらが気にかかって居る。



対伏兵などにはレーダーの効果は大きいが、それ以外にはどんなメリットがあるのだろうと龍は数日考えて居た。


あの有名な川中島の合戦での史実の方の山本勘助の作戦の時にレーダーとやらがあれば

啄木鳥の失敗は無かったかも知れない。


この失敗を挽回する為だけに こっちの世界の山本勘助はレーダーと言うスキルを狙って貰ったのか?としか思えなかった。



他人を馬鹿にする事で自分の能力が高いと思い込んで居る様なアホだ。

案外、本当にそれだけの為に【レーダー】を貰ったのかも知れない。



『龍様…上野を取り、その後は甲斐 信濃も取るのですか?』



『ん?んー…いやどうだろね、取る気では居るけど』



『それなら上田を居城にするのですか?』



『んー…どうだろねぇ。短期では滞在する事になるかも知らんかなぁ』


龍は度々 居城を変更して来た。

武田と戦うなら上田にしろ、どこか武田の隣接地を居城にする可能性はある。


しかし、今の段階では何とも言えない。

取らぬ狸の皮算用になってしまう。



『雫は上田に帰りたいのかい?』



『…帰りたいとは思いません。ただ上田で育ち、龍様に出会った地なので武田に治められて居るのは少しだけ気分が悪いです』



『ん?そうか…』


ふと龍が雫の方に目線を移すと無表情ながら怒りの表情…いや怒りのオーラを出しているのが感じ取れた。


音にするとゴゴゴゴゴ…だろうか。



『おう!? ちょい…雫さん、そんな怒らずに…』



『怒ってなどいません…』


雫との付き合いが長くなると、感情を容易に感じ取れるようになる。


これは おそらく今まで龍が見た中で一番怒って居る。



『あまり無茶しない様にな』


もはや苦笑いするしかない龍であった。

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