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夢幻の戦国記  作者: やっさん
第一章 時空転移
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融通無碍2

夕食は食べた後 再び裏山に行き

魔術の練習と実験を繰り返した。


元居た 現実世界にはない魔力と言うものは

とても楽しく思えた。


神仙丸を試しに食べて見ると

とても高い栄養剤の様な身体が熱くなる感じの後 すぐに精神力が回復した様な気がした。

いや 実際 回復してるのだろう。



ー さてと…雷と炎と…風かなぁ…


矢に込める魔力は 炎だと火矢になり

雷だと矢が飛ぶ速度が上昇した


龍はさらに着弾した際に爆風を起こしたいと考えていた。


可能ならば 土術で 火薬の材料でも出せば良いのだろうが

龍に火薬の知識などなかった。


若い頃に花火を解して 出てきた粉末が火薬だとは理解しても それが何て言う物質かまでは知らないのだ。


ー 真面目に学校の勉強しとけば良かったなぁ

と実感していた。




雷術で矢の速度を上げ 着弾した際に湧き上がる炎を風術で竜巻状に撒き散らす。


ここを目的の到達地点として

練習をする事にした。



しかし やってみて思ったのは

魔術は単発で出すよりも 混合で出すのは難易度が高いという事だった。


そして 練習する過程で 失敗だったのだが

一筋の光明が見えた一矢があった。


雷術で速度を増した矢に着弾するよりも前に発動した竜巻を起こすつもりの風術の影響で矢が普通に射るよりも多く回転しだし速度が余計に増し 目標に向かって一直線に進んだ

さらに着弾した際 風の影響で炎が回転して巻き上がった。


ーこれはこれで良いなぁ…鉄砲は見たことないけど この矢の方が速い気がする。



その日は それで疲れが来たが そう何度も神仙丸を使う訳には行かないので

大人しく家に帰って寝る事にした。





翌日 朝食を作りに雫が来たので

朝食の後 練習に付き合って貰う事にした。



『とりあえず 混合については こんな感じで矢を射ってみて?』


『…はい。』


雫はいつも通り無表情で良く分からないが

出来るだろうと思っていた。


しかし 雫が放った矢は

撃ったそばから燃え出し

前方に向けて風が吹き急ブレーキの様相を呈した。



『…。 これ難しいです。』


『…練習あるのみ! まぁ俺もまだまだ練習が必要だけどね』



その日は 二人で練習と実験三昧で終わった。

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