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夢幻の戦国記  作者: やっさん
第一章 時空転移
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喜色満面2

家の前に辿り着くと 中から人の気配がする。


ーあれ?間違った?


とは一瞬思うが 先程 佐助に案内された住まいで間違いはない。



戸を少しだけ開き中を覗くと

動きやすそうな着物を着た女が忙しそうに料理をして居る


(誰だ?)

と逡巡して居ると後ろから佐助に声を掛けられた。


『あぁ 龍さん 自分の家の前で何やってるんですか?』


『ん? あぁ 中に居るのは誰かなと思ってさ』


『中? あぁ 雫ですか? 龍さんの夜飯を作る様に頼んでおきましたよ ついでに俺も一緒に食べようかと』



あぁ そういう事か

それは助かる 魔術スキルの事で頭が一杯で

夜飯の事など すっかり忘れて居た。

それより ーー。


『そういう事は先に言ってよ 家を間違えたかと思った』





佐助と中へ入り 雫と呼ばれる女性に挨拶をする


歳は二十歳頃だろうか、顔は整った顔立ちだが表情は薄い。

緊張してる様には見えないが。


『雫と申します。宜しくお願い致します。』

そう口を開くと 無表情で龍の顔を じっ と見た。


『え あぁ ヨロシク ご飯ありがとね』


『雫は俺の部下だけど 龍さんの身の回りを見る様に言ってあるんで 何かあれば雫に言うと良いよ』


『あぁ 助かるよ』


この世界に来たばっかりで 飯の事もそうだが

洗濯や風呂など この時代の一般常識などまだないのだ。



『よーしメシ メシ〜 龍さん早く食いましょ〜』




夜ご飯を食べ終え

佐助と雫に 魔術スキルの事を聞いてみる。


『俺は 炎術 風術が得意かなぁ? と言っても水術 雷術 土術もそれなりに使えますよ』


『私は 雷と水が得意です 回復術も多少…。』


ー ふーむ…やっぱりその ベタな五種類はあるのね〜


『泉を助けた時の山賊が 鬼小島流なんとか〜って言って火の玉を飛ばして来たんだけど、魔術に流派みたいなのってあるの?』


『あります、例えば 猿飛流だと 炎術を基に他の術を混ぜて術を放ちます』


ー なるほど 魔術は単体じゃなく混ぜても使えるのか。


『いやぁ 良い事を聞いたよ 明日から色々と楽しめそうだ。 それと…精神力?みたいなのは どう回復させれば良いのかな?』


『精神力? 魔術使い過ぎたら 疲れるのを…って事?』






あの後 佐助と雫が帰るまで 色々と詳しく聞いてみると 精神力が回復する丸薬はあるにはあるが効果は低い

しかしマジックポーション的な高い効果のある物は 巫女が作れるらしい。


明日は近くの神社でも行ってみるとするか…


龍は疲れてたのか 早々に眠りに就いた。

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