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夢幻の戦国記  作者: やっさん
第一章 時空転移
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喜色満面

『異世界の技術をどうか教えて欲しい』


そう幸村に頼まれ 一時的に真田家の客分になる事にした。


と 言われても 現代の技術は扱えるが

それを一から作り出せと言われると少々厳しい。


ただ スキル…いや魔術と合わせれば 何か出来るかも知れないとは思っていた。


ー まずは覚えた魔術スキルを試してみて 早く慣れないとな


新しい技術を開発するには 今ある技術を理解する事から始めないとならない。






上田城から北に三十分程歩くと

数十軒の民家が立ち並ぶ場所が在った。

真田家の家臣でも 位の低い者達の住まいの様だ。


『龍さんは ここを使って下さい』

そう佐助に言われた建物は 広くはなく

ただ寝る為だけの部屋と言った感じだ。


数軒離れた所に佐助の邸宅もあるらしい。


『ところで 今更だけど 佐助って 忍びの佐助?』


『あれ? バレてましたか〜 確かに俺は忍びです、直江津の町にも偵察で訪れてました』


ー 幸村もそうだけど こんなに早く真田十勇士の一人にも会えるとは…


龍は玩具を与えられた子供の様な笑みを我慢出来そうもなかった。





佐助と別れ 家の裏にある山に入り

先ほどメニューにあった

魔術を使ってみる事にした。


ー んーと 炎術と雷術 回復術ね…

メニューと同じく 魔力を込めれば出るのか?


掌を前に向け フッ…! と力を込め炎をイメージしてみた。

すると


ボォォッ! と拳と同じ大きさの炎が前方に飛んで行った。


ーほぅほぅ…次は雷術…


同じく掌を前に向け 雷をイメージしてみる。


チッ…! と閃光を放ち細い雷が勢いよく空中を走って行った。



これは 楽しい! と その後も

掌ではなく 指を差し撃ってみるなど

数発 雷術を撃ち続けると身体が重くなる事に気付いた。


ー この身体のダルさがMP切れって事だな?なるほどなるほど…これは集中的に魔術を鍛えてやろう 楽しくなりそうだ…



この数日 元の世界では 久しく感じてなかった 新しい事を覚える楽しさや 驚き を立て続けに感じ龍は 心底 楽しそうな笑顔を浮かべ

気持ちの良い疲れを感じた。


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