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夢幻の戦国記  作者: やっさん
第三章 雲龍風虎
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虚心坦懐

すー…っと龍は大きく息を吸い込んだ。



『宇都宮広綱、討ち取ったー!!』


実際はただ気絶して居るだけなのだが

敵の士気を下げる目的がある。



ー うし…これ位にして戻るか…


本陣の陣幕内に宇都宮の兵が来る前に

龍は来た時と同様にしてひっそりと仲間の所に移動を開始する。


おそらく、これで宇都宮の兵は瓦解するだろう。

今は出来るだけ味方の兵も宇都宮の兵も、減らさずにそのまま吸収したいのだ。



宇都宮の1/3の兵で戦い、魔術砲の威力も数も幸村や資正の兵の強さも見せ付けた。


これに大将広綱が倒れたのを見たら、宇都宮の部隊は最早 維持出来ないだろうと考えている。



あとは宇都宮城を占拠し宇都宮の家臣、城主、国人衆を個々に調略して行くか…



いずれにしろ もはや宇都宮は風前の灯火、龍の思うがままに出来そうだ。






龍撃隊の元に戻ると、伝令役に広綱を討ち取ったと前線で広めろ…と指示を出す。



その効果はすぐに現れた。

宇都宮の本陣が慌ただしく動いており

伝令役が広めた噂が本当なのだと

敵も味方も信じたのだ。



そうなると宇都宮軍の士気は元々低かったのもあったが

さっきのソレで宇都宮軍に戦闘を継続する気力が全くなくなった。



個別に逃げ出す者や部隊ごと戦場を離れる者達が現れた。



『おぉ…逃げてく逃げてく…』



『龍さん、追いますか?』



『いや、やめとこう。幸村と資正で敵本陣を制圧しといてよ』



『はい。分かりました』


幸村は龍の指示通り資正の部隊と共に敵本陣の制圧と未だ戦場に残っている宇都宮の部隊の掃討に向かう。




『…龍様…一人で敵本陣に乗り込んだのですか?』


雫は無表情ながら怒ってるオーラを漂わせ、龍に近付いて来た。



『お…おう。ココしかないと思って行って来た』



『そういう危ない事をやる時は誘って下さい。一人で行くなんて危険過ぎます』


確かに敵の本陣へ潜入するのに一人では危ない。

実際あの場に連れて行ける部下は強さを考慮しても雫しか居ない。



『いや…ほら雫には右の龍撃隊を任せて居たからさ…』



『それならもう龍様の代理の隊長はやりません。他を探して下さい、私は龍様の傍に居ます。』



『いや…うん…分かった。辰治以外の隊長格も探します…ハハハ』






その後 広綱は家臣が連れ出したのか本陣内には居なかったが

宇都宮方の武将は数人捕らえ説得の後に宇都宮に残る意思が堅い者は逃し、説得に応じる者は配下にした。

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