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夢幻の戦国記  作者: やっさん
第一章 時空転移
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軽挙妄動

少し日が暮れ始めた 山林の中を 辺りをキョロキョロと見回しながら 獣道をゆっくりと歩く年の頃 30代に見える男の姿があった。

それはまるで迷って居るかの様だ。


ほんの少しその場に止まり辺りを見渡し木々の間から生える雑草が見える

それほど伸びてない所を見ると 季節は春の頃だろうか


ーなるほど そう寒くはない


今 着てる ma-1と呼ばれる 少し古いジャンバーなら暑い位だ


そういや ジャンバーなのかジャンパーなのか

どっちが正しいのか論争は 結局どっちが正解になったんだっけ?と 男は軽い現実逃避を始めそうになった


ーいや そんな事は どうでもいいや… まずここが どこなのか

何故 自分が何故こんな山に居るのか まずそれを把握しなきゃな…


男はまた ゆっくりと傾斜のついた獣道を上へ上へと歩き始めた。


ー高く見晴らしの良いトコに行けば 街でも見えるだろうか。それより そろそろ暗くなって来るし どこか安全に寝れそうなトコを探そうか…外で寝るとか嫌だなぁ…



体感で1時間程歩いた頃 前方に展望所の様な少し拓けた場所が見えた

そこに立って見ると 広大な景色となって山の麓や平野、海が見えた


ーおぉ すげぇ景色いいな…街…街は…。

ん?建物が見えるか…? あれは街と言うよりは村…集落?

…まぁ いい この山を降りて あの集落に行って色々と聞いてみよう…


遠くに見える集落は目視出来たとは言え

日が完全に落ちる前には辿り着けそうもない

しかし キャンプ用具を持ってる訳ではない男が

明日の朝までココに居ようとも思わなかった


ーはぁ…暗くなって着たけど歩くか…


先程 展望所の様な所から見た地形を

男はなんとなく見た事があるような気がしていた


海と平野の形…

ただ集落 いや建物の少なさだけが記憶と違って居る気がする



そんな事を考えながら山道を降っていると

不意に人の叫び声が聞こえてきた


(動くなぁっっ!死たくなきゃ金目の物を出しやがれ!)


(おら!早くしろ!)



ーおいおい…この文明の発達した現代日本で山賊か何か?頭イカれてんのかよ…


男は若い頃 多少 喧嘩が好きだった時代がある

好きと言っても 特別 強すぎた訳でもなく

かと言って理由もなく喧嘩を売り歩いた訳ではない。


ただ 許せない事は許せないと思った行動の結末が喧嘩だっただけだ


ーはぁ…揉め事を構ってる暇はないけど ちょっと現代の山賊とやらを覗いてみるか…そのついでに ここが何処なのか聞いてみよう


そう呟き その場所へ小走りしだした。





試し投稿中


機能がまだ全然良く分からないw

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